つながる想い
私が30代の頃よく遊んでいた友人Rさんは、乳がんで亡くなりました。中学の同級生Tさんもがんで亡くなりました。小学校の頃からの幼馴染で家族ぐるみで付き合いがあったYくんは3人のパパでしたが30代前半で白血病で亡くなりました。この羅列に身内なんか入れようもんならキリがないです。
その都度悲しくなったし、思い出すと涙だって出ますが、それでも正直言うと「対岸の火事」のような感覚はありました。だから今回自分がガンになったことを誰かに伝えたところで、それが対岸の火事のような感覚であること、よくわかります。
私は乳がんについての啓発を「わかってほしい」という気持ちではやっていません。だって本当に伝えたいということが100%伝わらないことを知っているから。
それでも。
「やる」人がいるからこそ伝わることがあって、救われる人がいる。病気の啓発に限らず、世の中の多くの出来事はそうやって広まっていきます。この「つながる想い」というイベントだって、ながーく続けてらっしゃるわけですが、そこには「はじまりの瞬間」が必ずあった。そのスタートライン、初期衝動を振り返りながら進んでいくことって、普段の私たちの日常生活となんら変わらないことです。
人間は自分の行動を時に後悔もするし、前向いて行こうと進むし、まさに365歩のマーチ状態。どんなキラキラや、どんな「ハレ」があったとしても、それもすべて日常。と言うことは病気だって日常なのです。日々の暮らしに「つながってないこと」なんて全くありません。
時間は繋がっている。私の出会いも別れも行動もすべてのつながりで「今」がある。そんなことを改めて感じさせてくれたのが、今回の私の経験でした。
その先に、私はNPO法人がんサポートかごしま理事長・三好さんとの出会いがありました。この先もまたどこかへつながっているのが、未来です🌱
私の周りにはがんサバイバーがこんなに居たのか!と知ったのも、今回のことがあったからこそ。みんな生き生きとバリバリと自分の人生生きている✨ そして明るい!時には明るくなくてもいいけどもっ😂 ちなみに私はリスクはあれど、これまで以上に健康になってます🌱笑
「つながる想い」
イベント現地開催は本日5月8日(日曜日)
県民交流センターにて。
オンラインでも実施、詳細はホームページへ
そして、我がミュージシャン友達の押川よしかずくんが遺した歌に乗せて、三好さんの「なぜつながる想いをしているのか?」が語られている動画はこちらです