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私の仕事

今の仕事については、感謝する時期と、転職したくなる時期がある。今は、その間で揺れ動いている時期。

完璧な仕事なんてないのは百も承知。でも、不平不満があふれて、本格的に転職しようとしたことも一度ならずとある。一度は、転職先も決まって、辞めると伝えるとこまで行ったのに、引き留められて、結局残ることにした。理由は色々。収入とか、通勤時間とか、慣れた仕事や職場とか。今では、年齢も大きな問題のように感じている。この年で一から新しいことを学ぶのに不安があるし、今と同等かそれ以上の収入に見合った仕事を新しい職場でいきなりできるのかも自信がない。

転職を考える時、子ども達が大学を卒業すれば、収入が減っても問題なくなる、というのは、私の仕事選びにおいて、とても大きい。まだ子ども達が小さかった頃、職場の若い人に、私がやっているのはやりたい仕事なのか、本当にやりたい仕事をしないのか、と聞かれたことがある。その時は何も答えられなかったけど、考えさせられた。考えて出た答えは、「やりたい仕事が何か分からないし、今の職場に不満はあるけどやり甲斐はあるし、何より家族を養うために働き続けるしかない」というものだった。つまり、私にとって『仕事(職業)とは家族を支えるためのもの』。家族を支えるために、必要に迫られて、がむしゃらに働いて来た。

職業に自己実現や社会貢献を見いだす方が、家族のために働くよりも、より良いのかもしれない。自分のやりたい職業を模索したり、会社の利益のためでなく、苦しんでいる人達を助けるために非営利組織で働きたいと思っていた時期もある。でも、気づいたのは、私の場合、『家族を支えるのが私の仕事』だということ。ずっと経済面での支えがメインだったけど、今は特に精神面でも支えが必要になっているこの家族をサポートすること。そんな私の仕事を果たすのを助けてくれている点において、今の職場には感謝している。

とは言え、やはり不平不満はあるわけで、不満のより少ない職業につけたら、私もより精神的に楽になって、より家族を精神面でサポートできると思う。というわけで、子ども達が大学を卒業したら、早期セミリタイアして、収入の少ないより気楽に働ける職業にしたい、と夢見ている。できれば、非営利団体で。家族を支えるために、必要最低限の収入と、私が精神的に安定していられる職があれば、私は私の仕事、家族を支えることを果たすことができるはずだから。

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