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【パスポートが盗まれた】状況・対応・反省を事細かに記録してみた
今年の7月頭、ベルギーでパスポートやワーキングホリデービザ、iPhoneを含め、計40点ほどの荷物が盗まれました。(その後 iPhone のみ帰還)
意外とパスポートを盗まれた人の体験談って文字で残っていなくて、当時情報がほしかったのに、ネットで検索しても外務省や旅行会社のお決まり文句ばかり。(Youtubeでは体験談が見つかるが、盗まれた時に動画を見ている余裕はない)
盗まれるその時まで、自分のことを、安全第一で超慎重派だと思っていた私ですが、反省点もたっぷり書きました。
長いので、今さっき盗まれたよ!って方は、目次から「●その後の対応」へ飛んでください。
※ワーキングホリデービザも盗まれ、結果的に再発行できませんでしたが、こちらはまた別投稿します。
プロフィールはこちらからどうぞ。
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なんとベルギーが嫌な思い出で終わりませんでした
●全体的な感想
①奇跡的なタイミングで盗られます
これまであれだけ注意していたのに、本当にたまたま、その日だけ、という1回の気の緩みでタイミングよく盗まれてとにかくすごいです。長期滞在で気づかぬうちに気が緩んでいたのだと思うけれど、その日だけ今までと明らかに自分の行動が違っていて、ピンポイントでその日そのタイミングだったことが奇跡的です。
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②想定の範囲内だけど、夢かと思いました
海外で1年も旅をしていたら何かしら盗まれると思っていたので、意外性はあまりなかったです。と言いつつ、犯人を追いかけている時は夢かと思いました。
(後述しますが「犯人を追いかける」は絶対やっちゃダメ。本能的に追いかけてしまったけれども、見つけていたら逆にどうしていたんだろう…。)
③周りに人がいて良かった、心強かったです
その場で出会った周りの人3人とすでに20分ほど話しているタイミングで盗まれたので、皆とやるべきことを確認し、皆の携帯もお借りし、とても心強かったしありがたかったです。
④トラブルをかなり経験済みの7月で良かったです
この出来事が、日本を出たばかりの4月だったら終わっていました。こんなに落ち着いて行動できていませんでした。
この7月まで毎日トラブルの連続で、トラブル慣れ・対処慣れしていたため、この6kgリュックの盗難も、日々のトラブルの1つにすぎない感覚でした。
とはいえ泣きたかったし、泣いていいくらい大きな出来事だったのに、結局何日経っても涙が一粒も出ず。やるべきことを淡々とこなしつつその場を楽しんでいる自分に成長を感じました。
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最終日、「もう延泊しないの?」とフロントで聞かれました。
⑤美食の街ベルギーで良かったです
これはかなり大きいプラスポイントです。
元々1泊の予定が結局6泊しましたが、毎日ワッフル天国で、8店舗で堪能しました。食事も、延泊のおかげで毎日美味しいものが食べられて大満足でした。
かなり大きなモチベーションでした。
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⑥フランス語圏だったのが面倒くさかったです
警察は、初日は英語が話せる人だったので難なくクリア。2日目はまさかのフランス語しか話せない人で、オール翻訳機で終わりました。
1日目は2時間ずっと警察官と話している感じだったので、2日目は10分の手続きで済んで良かったです…。
また、盗まれたもののうち25点くらい(全リストは後述)はベルギーで買い直したのですが、ショッピングの際にそれが化粧水なのか乳液なのかすらわからず、いちいち翻訳機にかけないと買えなかったのが面倒くさかったです。
●被害状況
(その時の行動理由や反省点を書くと長くなるので、事実のみを書きます。反省等は後述にて)
ベルギーの首都ブリュッセルで、大通りに面した歩道にある、屋根付きの待合所でロンドン行きのFLIXBUSを待っていた。待合所には観光客20人ほどがいた。
私は待合所で出会った3人(全員私と同じバスに乗り込む予定)と共に、壁際にスーツケースとリュックを置き立っていた。バスは23:55ブリュッセル発、翌朝6:00頃ロンドン着。
23:05
男の人にパリ行きのバス停の場所を聞かれ答えた後、ふと後ろを向くとリュックがなくなっていた。
それまで一緒に話していた2人にスーツケースの見守りを頼み、私ともう1人で犯人を追いかける。
多分リュックを取られた瞬間から10秒くらい経っているので、あっちに行ったよ!と言ってくれた人がいたけれど、暗いし人が多くいて犯人がどれか見えない。
●その後の対応
⓪やるべきことのリストアップと優先順位付け
バスの待合所に戻り、それまで一緒に話していた3人(中国人の20代男性、オランダ人の60代夫婦)にアドバイスをもらいながら、やるべきことをリスト化しました。どの順番で行うべきかも確認しました。
(その後皆がバスでロンドンに向かってしまうとわかっていたので、1人になってもやるべきことがわかっている状態にしたかった)
ここで皆と確認したことで、警察への通報は行わなくていいと判断することができました。
①カード会社2社へ利用停止の電話
私の携帯は電話番号がなく電話がかけられないので、1人に携帯を借りてカード会社2社へ利用停止の電話をしました。(日本で持っている電話番号は、日本の通信キャリアを止めているため使えない)
②eSIMを購入
(盗られたiPhoneは予備で持っていた古いもので、メインで使っていたものは手元にあります)
eSIMのギガ数を使い切りインターネット接続が切れていたので、インターネット共有をしてもらいながらeSIMを購入しました。接続設定。
元々、もう翌朝にはイギリスなので、現地に着いてからイギリスの会社のeSIMを購入するつもりでいました。
③大使館は営業時間外のため後回し
④警察で盗難届を作成
23:40
(もちろんそんなことを言っている場合ではないですが)パスポートのない私はイギリス行きのバスに乗れず、3人がバスに乗るところをお見送りしてから、警察署へ。
盗難届の作成は警察署で行うのと、警察署がたまたま近くにあったので、特に電話はせずに向かいました。
23:50
警察へ行き盗難届を作成してもらいます。パスポート再発行と保険申請に必要なのでリュックの中身を全部書いてもらいたいけど、なかなか覚えていないもの。パソコンに全持ち物リストが入っていたのでそれを見ながら伝えました。
パスポート、ワーホリビザ、運転免許証、Apple製品2つは番号も伝えました。番号はコピーなり写真なりApple IDの連携で確認します。
⑤戸籍謄本を日本の家族に依頼
パスポートの再発行に戸籍謄本が必要なので、このタイミングで日本の家族に手配を依頼しました。
日本出国の時点で持っていくことも考えましたが、戸籍謄本の有効期間が3ヶ月であることを考慮し持っていきませんでした。
⑥Appleの「デバイスを探す」機能の存在に気づく
警察の手続きの途中でAppleの「デバイスを探す」機能の存在に気づき、なんと車で4分の場所にiPhoneがあるではありませんか。やることが多すぎてこの機能の存在をここまで思い出せませんでした。🤣
パトカーに乗り、残念ながら iPhone ではなく犯人の捜索へ向かいます。まぁ警察にとっては犯人探しが先よね。
犯人の身なりを説明しました。「肌の色は?」とか聞かれたけど、確実に白人ではないもののどう言っていいかわからず…。差別になっちゃう?とか思い気を遣って話しました。(ここに気を配っている場合ではない)
街中を歩く人を確認するも、私は暗くて全然わかりません。ヨーロッパ人の方が夜視界がよく見えると言いますよね。
⑦ホテル探し
1:50
警察での手続きが終了し、ホテル探しを始めました。
すぐ近くのホテルに空きを聞きに行くと、最初はパスポートがないのでそもそも外国人は泊まることができず断られましたが、今警察にいた旨を伝えると、盗難届で泊まれることが決まりました。
⑧iPhone探し
2:30
さっきパトカーに乗った時は犯人探しでiPhone及びリュックを探してくれなかったので、ホテル探しの前に、(パトカーを出してほしいという願いのつもりで)荷物を探しに行きたいと言いました。
パトカーが別の案件から戻ってきたら一緒に行ってくれるという約束で、その間に私はホテル探しをし、夜中2:30、また警察へ戻りました。(このホテルと警察は徒歩10秒くらいの距離)
クラブミュージックがかかるパトカーにて、警官2人と荷物探しへ。結局見つからず。
(再度iPhone探し)
2時間だけ睡眠し、「デバイスを探す」機能を頼りに、日が昇ってから再びiPhoneを探しに行きました。今度は警察なしの自分1人ですが、夜中開いていなかった駅構内まで探せました。2時間歩き回りゴミ箱も全部確認しました。
詳細は後述しますが、捜索開始2時間後、iPhoneだけ拾って保管してくれていた人たちと遭遇しました。リュックはないですが、全く壊されていないiPhoneをゲットしました。
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⑨大使館での手続き
お昼
在ベルギー日本大使館へ。
私は契約中の電話番号を持っていないため電話がかけられず、もうノンアポで行ってしまいました。本来は予約を取ってから。そして入り口のお兄さんたちはまさかの日本語NG。
担当窓口では、今後の私の入出国のスケジュールを聞かれ、パスポート発行のスケジュールも説明されたした。
警察で作成した盗難届を提出することで手続きが始まり、証明写真を撮り、書類を記入し、日本の家族に戸籍謄本の大使館への直送を依頼します。
その後在ベルギードイツ大使館へ。
盗まれたドイツのワーキングホリデービザはどうすればいいのか(1カ国1回しかワーキングホリデービザは取れないが、盗難の場合再発行できるのか、どこで行うのか)を確認したくて行きました。
結局ドイツの各自治体にある外国人局が担当ということがわかりました。
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もう疲れ果ててアジア料理を求めました
(盗まれたものの買い直し)
何しろ、1年間の海外旅行で必需品なのに盗まれた!というものが多すぎたので、優先順位の高いものから買い直していきました。
まずはiPhoneの充電コードや変換プラグ。
(盗まれた時充電5%で、一緒にいた子がモバイルバッテリーくれました)
そして化粧水、乳液等の基礎化粧品。
メイク道具も全くなく、翌週からロンドンの学校に通う予定だったのでとりあえず眉描きと口紅。
メガネは自分の度数に合わせるには受け取りまで1週間かかると言われ、それじゃあロンドンで作ろうと諦めました。
朝から晩までコンタクト生活きついけどなぁ。
●反省したこと
①エリアについて(現地で得た情報)
それまでのベルギー滞在2日間で、現地人3人に「夜は危険だから気をつけてね」と言われていたのに、右の耳から左の耳へ、真剣に捉えていませんでした。
振り返れば、こんなに現地民に「危険だよ」と言われた観光地は、後にも先にもここブリュッセルだけです。
しかし「気をつけてね」は常套句になっていて、私は何も気にしていませんでした。
そして私が被害に遭う前、同じバス停で「携帯を盗まれた」と叫んでいた人がいたのに、「かわいそう」としか思っていなく、ここは危険な場所だと自分ごとに捉えていなかったです。
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②エリアについて(事前の情報収集)
前までは毎回、その土地の危ない道やエリアを調べてGoogle mapにピン留めしていたし、さらに宿に着いたら受付の人にも聞いていたけれど、最近はそれをしていなかったです。前までは犯罪率や種類(窃盗なのか強盗なのかみたいな)も事前に調べていたけどそれもしていませんでした。
また、ブリュッセルでの深夜のflixbusは、周辺の治安が悪いので気をつけてとは何ヶ月か前に見ていました。(だから駅からバス待合所まで一緒に行ってくれる人を探していたしそれはその場で出会った人と行けて良かったんだけど)
ただ日本語での口コミは少ないので、英語と現地の言語で検索をかけるべきでした。
後から英語で検索をかけたら、バスが到着して下のスーツケース置き場のドアを開けた瞬間、スーツケースが持っていかれることもあるらしいし、1本のバスの乗り降りで3盗難とかもあるらしいと知りました。
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紙皿・紙フォークじゃなければ100点!
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本当に私にとってはこのお店が圧勝。
③自分の行動について
多分今まで床にリュックを置いたことがなかったのですが(まぁ気づかぬうちにやっていたかもしれない🤣)
バスの待合所はみんな大荷物を持った旅行者だし、多くの人がリュックを下に置いていたので、私は何も考えずに(というか汚くなるかな?しか考えていなかった)置いてしまいました。
また、EU圏外に出るのでバスに乗るタイミングでパスポートの提示が必要なため、
駅でパスポートをスーツケース(はバスで下に入れる)から斜めがけ鞄へ入れ変えようと思っていたのですが、ちょうど出会った夫人と移動のタイミングだったのでポンとリュックに入れてしまいました。今までパスポートをリュックに入れたことがなく、そしてリュックに入れたことを忘れていました。
本当にこの時だけ!という感じですが、この一瞬の、タイミングがいい時に取られるのだなと感じました。
さらに、バス停が観光客だらけのところだったので、声を掛け合い助け合うのが当たり前の状況で、パリのバス停を聞かれた時にそれが悪い人と判断がつきませんでした。
なお、私は本能的に犯人を追いかけてしまいましたが、本当に危ない行為です。暗闇で人も多く、どれがその人かわからなくて私は見つけられませんでしたが、もし犯人を見つけたら、私はどうしていたのでしょうか。
最近こちらの事件を知って、私はとても身が引き締まりました。
ちなみに、深夜バスを選択したことは私はしょうがないと思っています。し、私の今回の反省点でだいぶ安全になるはずです。(完全に安全になることは日本でもないと思うので)
深夜バスに乗ると、その日のホテル代15,000円くらいが浮くのと、飛行機代25,000円くらいが浮き、バス代7,000円くらいだけで済みます。
寝て起きたらもう目的地に着いているので、タイムパフォーマンスも良いです。
これ以降、私は深夜バスに乗る前は、早めにバス停に行き時間を潰すのではなく、バス停に近いホテルのラウンジで時間を潰すようになりました。(グレードアップ!)
あとまぁ23時台でなく、あれば21時台に乗るなどですかね。
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ベットはダブルかキング。サイズわかりません
④自分の心構えについて
気を抜いてしまっていました。短期間の旅行ですら、スられないように意識を張ることはストレスがかかりますが、3ヶ月が経過し、身を引き締め続けることができていなかったです。
ずっと同じ場所に滞在しているならまだしも、日々新しい土地を開拓しているのでなおさらです。
また、フッ軽しすぎでした。その土地で初めて出会った人とご飯に行ったり街案内をしてもらったりすることがもう当たり前になっていて、自分のフィルターがガバガバになっていることに気づきました。
1人だから誰かと楽しい時間を共有できるのはすごく嬉しいし、その場で出会った人と行動するのは1人旅のいちばんの醍醐味ですが、一旦抑えめにする、というか4月頭の疑い疑いフィルターに戻すことにしました。
これまで、怖い思いはしても実際に危害が及んだことはなくてやり過ごせてきちゃっていましたが、今の自分の状態じゃ危険だと気づくことができました。今気づけて良かった、と思うことにします。笑
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海老!!ガーリックが効いていて美味しいです
●幸いだったこと
・自分の身体に何も危害がなかったこと
・周りに助けてくれる人たちがいたこと
→盗まれるまで私と楽しく会話していた3人が協力してくれて、国際電話を使わせてくれたり、インターネット共有をしてくれたり、心配してくれたり、物理的にも精神的にもとてもありがたかったです。中国人男性は充電5%の私にモバイルバッテリーをくれたし、オランダ人夫婦も現金までくれようとしました(カードが1枚手元にあったのでお借りせずすみました)
・友達との旅行中ではなかったこと
→その子の予定まで崩しちゃうとかではなかったので、罪悪感が少ないです
・時間のある今だったこと
→1年間で絶対に何かしら盗まれると思っていたので、スケジュール詰め詰めの旅行中ではなくて良かったです
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フライドポテトのことでしょ?と思って食べると、
美味しすぎて味の違いにびっくりします。
・語学学校の始業日を変更できたこと
→ロンドン入りが遅まったので、始業日を1週間ずらしました。最初はどれくらいでパスポートが出来上がるかもわからず、とりあえず1週間と伝えましたが、無料で対応してくれました
・メインiPhoneもMacBookも手元にあること
・盗まれたものが何か把握できたこと
→盗られた時、警察に作成してもらう盗難届を基に保険申請ができます。はじめに警察に行った時点で、何が盗まれたか、警察に全部伝える必要があるのですが、持ってきた全ての物のリストを作ってあったのでそれを見ながらスムーズに伝えられました
・その日に買った可愛い服と靴が手元にあること😌
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大きくないお店ですが、私が入った時もお客さんが4人ほど。
・その日に買った友達用のプレゼントチョコが3箱が手元にあったこと
→私が食べる予定のなかったものを、盗られた後の2時間睡眠後、iPhone探しへ行く前に食べちゃいました。友達よごめん
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・急遽泊まったホテルが出国後初めて使えそうな浴槽のある宿だったこと
→これはゆっくり浸かって休めと言われていると察しました
・パスポートの発行手続きがとっても早かったこと
→大使館の皆様、戸籍謄本を手配してくれた家族、ありがとうございます
・グランプラスの白夜景が見られること
→元の滞在がイベント期間で、グランプラスの夜景が赤だったけど、延泊のおかげで見たかった白い夜景が見られることとなりました。(結局夜出歩く気にならず見ませんでした笑)
●災難だったこと
・ベルギーで盗まれたから在ベルギー日本大使館、(ワーホリビザのため)在ベルギードイツ大使館 & 在ドイツ日本大使館 & 在日本ドイツ大使館 & 在ドイツ外国人局へ連絡をとったこと
・ワーホリビザが戻ってこないとドイツの滞在制限は、観光ビザ(パスポート)の90日までとなり、シェンゲン協定の滞在制限期間(180日に遡って90日まで)にドイツもカウントされてしまうので、計画立てが大変になること
・盗まれたものが結構多いこと。日用品よ…
・化粧水も乳液もなく、全メイク道具がないのでもちろん眉さえ描かず唇の色さえついていない状態でパスポートの写真を撮ったこと。泣ける
・その日に買った自分用のチョコレートが盗られたこと。試食した中でいちばん美味しかったのに
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・ベルギーがフランス語圏であること。英語を話せる人はやっぱりドイツと比べてグッと減るし、メイク道具含めあらゆる日用品を買わなきゃいけないのに、いちいちフランス語を翻訳しないと何も買えないのでめんどくさい
・途中でホテル代が払えなくなってしまったこと。クレカ2枚を盗まれたおかげで手元にはチャージ式のカードしか残っていなかった。クレカは再発行し新しい番号も手に入れていたが、原本は日本にあるのでオンライン決済でしか使用できない。
さらにクレカによる1ヶ月のチャージ上限が決まっており、ある日チャージができなくなってしまった。(現金もこのカードからしか下ろせないのでない)銀行送金でのチャージは、日本の家族からオンライン送金してもらえば海外送金のため2、3日後の入金になり今日のホテル代が払えない。ドイツにいる友達に頭を下げ、ホテル代をオンライン送金してもらいました。高い額を、しかも今すぐほしいんだなんて本当に最悪だったけど、助けてくれてありがとう
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●盗まれたものリスト
意外と多かったです。
●盗まれた後買い直したもの
●パスポート
・ワーホリビザ
・日本運転免許証
・現金(3万円+10€)
●クレジットカード2枚
・予備のiPhone→翌朝街で発見🙆♀️
●iPhone 充電コード
・AirPods(最後に使ったのが前すぎて、「探す」昨日役立たず)
●メガネ
・コンタクトレンズ1day3ヶ月分
・ピアス2セット
●化粧水
●乳液
●ハンドクリーム
●日焼け止め
●全メイク道具
●くし・ブラシ
●靴下全7足(洋服基本スーツケースだったんだけど、靴下だけ履いていたもの以外全部盗られた)
●眉シェーバー
●爪切り
●変換プラグ2個
●南京錠2個
●折りたたみ傘
●目薬
●ネックピロー
●サングラス
・水筒
・英語の勉強本3冊(この1年1回も開いていないのでただただ移動の時重かった)
その他20点ほど
・アイマスク
・有線イヤホン
・洗濯石鹸
・ハサミ
・テニスボール
●ウェットティッシュ
・エコバッグ
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・箸
・テーピング
・笛吹
・防犯ブザー
・懐中電灯
・黒リュック
・茶色手持ちバック
・セキュリティポーチ
・手袋
・ヒートテック上
など
●私の安全旅のためのこだわり
最後に、これらの経験、反省を踏まえ、私の安全旅のためのこだわりをまとめます。
①外務省のたびレジに登録する
行く国と期間を入力(複数可)しておくと、どこでどういう危険があるか、あったか、各国の日本大使館がメールで教えてくれます。
これをしておくだけで、今週末はここでデモが行われるんだ、大きいイベントがあるからテロの警戒態勢が厳重なんだ、と知ることができます。
また、過去3ヶ月のその国での日本人被害報告なども送られてくることがあります。
下の写真は7月に在フランス日本大使館から送られてきたものです。私はヨーロッパで、ホテルの部屋の貴重品入れから財布やパスポートが盗まれた経験がある人に何人か出会いましたが、このメールにも似た被害が書かれています。
(そういう情報を知っているので、私はホテルの貴重品入れに荷物を入れたことがありません)
ホテルの部屋に従業員が盗みに入る話も聞きます。(卓球の水谷さんも言っていて、彼レベルの高級ホテルでもあるのだと驚きました)
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159005776/picture_pc_54b2abfb53c8b19f7922b42c737a5bad.png?width=1200)
②何かあればすぐに声を上げる
「図々しいかな」「こんなこと言っても無駄だしな」こう思っても、ダメ元でいいからまずは口に出して表現することが大事だと半年間のヨーロッパ旅を通じて学んできました。
意思表示をしないと、自分の考えていることが相手に伝わることはありません。(私の気持ちを察してほしい、なんて無理)
今回は、「あなたの携帯で国際電話をさせてくれない?」「あなたの携帯でインターネット共有をしてくれない?」など、会って15分のメンバーに図々しく頼みましたが、それができるだけでだいぶ状況が変わります。
延泊中のホテルでも、フロントに何度も行き、その度にフロントの電話を貸してくれました。
インスタグラムで友達に状況説明したことで、物理的には距離のある友達たちにも、励まされました。
強がって1人で背負うより、周りにどんどん甘えて頼ったほうが、状況がみるみるうちに良くなります。
1人の知恵より10人の知恵。
まずはダメ元でも相手に伝えてみるようになりました。
③ヨーロッパでは、物は盗まれるもの、と思う
私はこの1年で何かしら盗まれると思っていたので、想定していなかったよりは、ショックの程度が小さかったと思います。
また、盗まれるものとわかっていたから、できた対策もあります。もちろん、長期間の旅行であればあるほど、疲れも出てきて気が緩み、盗まれるリスクが高まったり、また逆に堂々とした言動ができるようになり盗まれにくくもなると思います。
「物は盗まれるもの」。だからそんなにショックを受ける必要はないと思います。
④データのバックアップを取っておく
盗まれた時の被害を減らすため、データのバックアップをしておきます。
⑤荷物リストを作っておく
盗まれた時、警察に作成してもらう盗難届を基に保険申請ができます。
はじめに警察に行った時点で、何が盗まれたか、警察に全部伝えられるよう、私は持ってきた全ての物のリストを作っています。
⑥犯人は追いかけない
私はベルギーの件では本能的に犯人を追いかけてしまいましたが、危険なところに自分から足を突っ込む必要はないので、今後は追いかけません。
(少し別角度ですが、携帯を首から下げられるスマホショルダーを使っていて、携帯を盗まれた時に引っ張られて転倒し怪我をしたという話をロンドンで2件聞きました。それ以来、スマホショルダーもつけなくなりました)
ここまで読んでくださりありがとうございました!また次回お楽しみに!