京都最古の花街上七軒 ~ Photo ~ Kamishichiken: Kyoto's first geisha district of the six

京都の花街というと市内の繁華街の一部で祇園や先斗町を思い浮かべる人も多いと思いますが、それらとは少し離れて、北野天満宮の隣に「上七軒」（かみしちけん）という花街があります。

祇園甲部、そしてそこから明治に入り分離独立して当初『祇園乙部』と呼ばれた祇園東、先斗町、宮川町、そしてこの上七軒が、京都花街組合連合会に属する京都五花街、さらに、昭和に入って衰退して組合連合会を脱退した嶋原を含めて六花街と呼ばれます。

上七軒はこのなかでも最初にできた花街。

室町時代に北野天満宮の一部が焼失し、将軍がそれを社殿御修復させた際に、その残材で東門前に七軒の茶屋を造営したのが始まり。

写真の向こうに北野天満宮の東門が見えます。

1587年に豊臣秀吉がこの地で大茶会を開いて以降、そして西陣とのつながりもあり、京都内外から人が集まるようになりました。

こちらが現在の上七軒の地図です。

上七軒の京都市内での位置はこちらです。

祇園や先斗町などと比べて規模も少々小さくお店の数も少ないですが、人の数も少なくゆっくりと花街の雰囲気を味わえるのでおすすめです。

付近には懐石料理のくろすけhttps://www.kurochiku.co.jp/kurosuke/、京とうふ藤野の本店https://www.kyotofu.co.jp/shoplist/main、鶏料理のなが田https://kyoto-nagata.com/、ポルトガル菓子のカステラドパウロhttps://castelladopaulo.com/、などもあり、北野天満宮と合わせて半日～1日過ごせます。