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会社を辞めたらこうなった〜13日目〜
4月17日、会社を辞めて13日目。
あっという間に2週間が経とうとしている。
何もやっていないのに何故か忙しい。(多分寝過ぎ。)
以前、テーマを募集したときに「発酵食!」とリクエストを頂いたので、
今回からしばらくは発酵食について綴ることにする。
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「会社をやめたらこうなった〜13日目〜『発酵食』」
私と発酵食との出会いは6年前。
新卒で入社した会社の配属が健康を科学する基礎研究所であった。
そこで発酵食品(ヨーグルト)や腸内細菌の研究を担当することになったことが始まりである。
(よく何してたの?って聞かれますが、研究内容に関しては、名前で検索すれば出てきます。)
最初は、「発酵食」とか「腸内細菌」とかブームになっているけど、なんか怪しい、くらいに思っていたが、実際に研究を始めてみると、驚く程、健康との関わりは密接で、発酵食の世界に完全にハマってしまった。
そこから47都道府県、32カ国の発酵食をフラフラと食べ歩いていた。
ヨーグルトの発祥の地と言われるトルコ🔽
カレーにヨーグルトが欠かせないインド🔽
酪農大国ニュージーランド🔽
・ヨーグルトのはじまり。
紀元前数千年前、人間が牧畜をはじめた頃に、木桶や革袋に乳を入れて保存しておいたところ、偶然入り込んだ乳酸菌によってできたものがヨーグルトとその仲間の発酵乳だといわれています。
世界各地で特色のあるヨーグルトが食べられていたようです。
ある企業の戦略で「ヨーグルトはブルガリアが本場!」と思われている日本の方が多いようですが、実はトルコが発祥の地だといわれています。
ヨーグルトという名は、トルコ語のYoğurt(ヨーウルト)からきています。
そのため、トルコ人は無類のヨーグルト好きです!
ヨーグルトの一人当たり年間消費量は、日本では約 9.5 リットルに対しトルコでは 30 リットルを超えます。 (ブルガリアよりも多いです。)
・ヨーグルトと健康
パスツール研究所の研究員となるロシア生まれのノーベル賞生物学者・メチニコフが、1900年代の初めに、「ブルガリアに長寿者が非常に多いのはそこに住む人々がヨーグルトを毎日大量にとることによって、ヨーグルトの中の乳酸菌が腸内に住みつき、腸内腐敗菌の増殖と毒素産生を抑え、動脈硬化を防いでいる」と考え、自らヨーグルトを食べ、また、周囲の人にとることを進めたといわれています。
その後の研究で「整腸作用」「美肌効果」「免疫力強化」「花粉症の予防・改善」「潰瘍性大腸炎の改善」「アトピー性皮膚炎の緩和」「コレステロール値の低下」など、さまざまな効果が証明されてきました。
今ではすっかり「ヨーグルト=健康」のイメージが定着しましたね!
・トルコと私とヨーグルト
始めての本格バックパックに挑戦したのがトルコでした。
当日テロが勃発する中で周りの心配を他所に出国。
(怖すぎて関空で1人、大泣きしてました。(笑))
実際にトルコに当着すると、親日国とは聞いていたけど、本当にみんな優しくて、テレビの報道とは違い、まったりとした時間がながれていました。
(自分の目で確かめることって大事だなと思いました。)
みんな、日本人だと分かると話しかけてきてくれて、必ずお茶に誘ってくれます。
ふらりと入ったランプ屋さんでは、イラク人の難民の少年が働いており、お茶をだしてくれました。彼は、「今イラクは大変なことになっている。戦争がおさまったら、必ずイラクに帰って、先生になるんだ。そして、子供たちに平和の大事さを解いて、二度と戦争が起こらない国にするんだ。これからの時代を作るのは、僕ら若い世代だから。僕らがイラクを変えてもっとよい国にするんだ。」と語り、最後は2人で泣いていました。
自分の中では衝撃で、「You can do it.」しか言えず。。。
本当ならもっと語りたかったし伝えたかったなと少し後悔しています。
今頃彼はどこで何をしているんだろう?元気にしてるといいな。
話は変わり、とある朝トルコの宿で朝ごはんをのんびり食べていた際に、やってきたトルコ人のご夫婦。何故か手にはバケツを持っています。
食卓にバケツを置いて、蓋をパカっと開けてパンと一緒に食べてるので、「え!?」と驚いてみると、巨大なバケツヨーグルトでした。
マイヨーグルト持参で朝食食べてる姿を見て「トルコって本当にヨーグルトが日常的に食べられてるんだなと思いました。
・トルコの伝統的な朝食🔽
これで1人分。一生懸命食べていたら、パンのお代わり聞かれて、「これ以上食べる人もいるのか!」と海外の方の胃袋に驚きを隠せませんでした。
写真のお店とは違いますがトルコの朝食はこちらがおすすめ。
ガラタ塔を眺めながら優雅に朝ごはんできます。
Privato Caffe Retaurant
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g293974-d2093941-Reviews-Privato_Cafe-Istanbul.html
・トルコのバケツヨーグルト。その重さ3kg!🔽
・スーパーのヨーグルト棚🔽
日本と違い、料理に使うことが多いので、プレーンタイプが主流です。
・トルコの国民的健康ドリンク アイラン
トルコではヨーグルトに水と塩を混ぜたアイラン(トルコ語:ayran)と呼ばれる飲料があり、どのスーパーでもレストランでも見かけます。
もともとはヨーグルトに塩を加えて長期保存しようとしたことが起源とだといわれています。
私も旅の間はずっとこのアイランを愛飲していました。
・アイラン🔽
よく撹拌して作るので、新鮮なアイランは泡が上に乗っています。
水の代わりにキュウリの汁やニンニクを入れたり、更に黒コショウで味付けしたりする。味も地域差があり、酸味の強さなどが異なる。また、撹拌して出されるため、泡を伴うものもあり、特に北西トルコ風のものは泡が多いが、撹拌に使う容器の違いなどで泡がほとんどないものもある。
・綺麗な景色を眺めながら飲むアイランは格別!(in パムッカレ)
トルコでは、ヨーグルトを料理に使ったり、飲んだり、日常に溶け込んでいるから、消費量が多いのだなと実感しながら帰国しました。
・アイランのレシピ
最後にトルコ人いわくアイランは「国民的健康ドリンク !」らしい。
レシピを教えてもらったので、載せておきます。
ぜひおうちで海外旅行気分を♪
『材料』(1人分)
・ヨーグルト100g
・水100ml
・塩ひとつまみ
(味が濃い方がよければヨーグルトを増やし、薄い方が良ければ水を増やして下さい。)
『作り方』
ボトル(水筒やペットボトル)に上の材料を入れて振る。
ヨーグルトの塊がなくなったら、グラスに入れる。