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■「ピアノの詩人」ショパンはお好きですか?

■ジェラゾヴァ・ヴォラのショパンの生家半日観光

1810年3月1日、ショパンはワルシャワから約60㌔離れたジェラゾヴァ・ヴォラ村で誕生しました。パリで39歳の若さで没するまでに258曲を作曲し、人気ピアニストとして音楽史に名を刻みました。人は彼のことを「ピアノの詩人」と呼び、今なおピアノを習う方の誰もが憧れの存在です。皆様もショパンはお好きですか?


ショパンはロマン派の作曲家としてリリックでメランコリックなピアノ曲を残し、多くのリスナーの胸をキュンとさせてきました。7歳で彼が最初に作曲した曲は「ポロネーズ」、つまりポーランドの民族舞曲でした。このように地元ポーランドを愛する気持ちが原点でした。20歳の頃にロシアから自由を求めて立ち上がったポーランド人の蜂起に心を揺さぶられて作曲したのが名曲「革命のエチュード」と言われています。彼の遺言で「自分の心臓はポーランドに」とありましたので、ワルシャワ「聖十字架教会」に現在も保管されています。


5年にワルシャワで一度開催されるショパン国際コンクールも、日本人ピアニストが毎回大活躍をします。中村紘子、内田光子、小山実稚恵、 反田恭平、小林愛実などが入賞しましたが、まだ残念ながら優勝者はいません。ポーランドにはショパンの音楽が溢れており、ショパンの音楽が流れるベンチまでありますが、ショパンの生家では、毎年5月から9月の毎週土曜日・日曜日の12時と15時にショパンコンサートが行われています。生家入場者は無料で聴けますので是非お時間を合わせご来場ください。


ジェラゾヴァ・ヴォラはワルシャワの喧騒とは打って変わって豊かな緑に囲まれる田園地帯にあります。ショパンの楽譜やピアノなどの貴重な資料が揃っており、ピアノ愛好者にはとても感慨深い記念館になっています。LOTポーランド航空のご利用者にとってワルシャワ発成田空港行きの出発時刻は22時50分(予定)ですからホテルをチェックアウトしてジェラゾヴァ・ヴォラ村でヨーロッパの情緒をたっぷり味わってから帰国されるのも良いかもしれません。皆さん、ショパンの世界へどうぞ!


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