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■アウシュヴィッツ強制収容所:平和の願いをこめる世界遺産

■クラクフ 気軽にぷらっとプラン3日間

5月に行われた広島サミットで世界各国の首脳が平和記念資料館を訪問し、原爆死没者慰霊碑で献花したことは記憶に新しいことです。今なお、ウクライナ侵攻で多くの命が失われている悲惨な現実があります。ウクライナの隣国ポーランドもまた第2次大戦中の負の遺産「アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所」を世界遺産に登録し、世界中からの来訪者に平和の大切さを主張し続けています。

アウシュヴィッツはポーランド南部のオシフィエンチム村郊外にあり、その場所には宿泊施設はありません。見学する方は約70㌔離れたクラクフに宿泊し、現地ツアーに参加し、施設見学することになります。とても悲惨な事実とむごい暴力に気分を悪くする方さえいらっしゃいます。アウシュヴィッツ収容所とビルケナウ強制収容所の2か所を見学して日帰りでクラクフに戻るのが一般的です。当コースではクラクフ2泊滞在+クラクフ観光を基本としているので、アウシュヴィッツ収容所にお越しになりたい方はオプションとして承っています。

この強制収容施設については皆様もよく話を聞いていらっしゃることと思いますが、1940年から1945年にかけてアドルフ・ヒトラー率いるナチスドイツが行ったホロコーストの象徴と言われるもので、130万人以上が収容され、100万人以上の方が亡くなったといわれています。当時はチェコやオーストリアなど同様の収容施設がありましたが、ここは1.75㎢(東京ドーム約37個分)で、300以上の施設がある最大級のものでした。ヨーロッパ各地から鉄道で囚人が輸送されてきて、惨殺された歴史があります。

かつては映画『シンドラーのリスト』という名作もありましたが、今年の8月には『アウシュヴィッツの生還者』という映画が上映されるようです。大変痛ましい事実に目をそむけたくなりますが、平和を望む多くの方々には映像や見学をご自身の目で確かめていただきたいものです。ちなみに現地の中学生位の学生たちは社会科見学で訪問し、この悲惨な歴史を直視し、生徒たち同士で感想を語るなどして平和教育を進めています。

ポーランドに来たら是非訪ねておきたい場所だと思います。

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