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p54:『春菊と梨とくるみのあえもの』

Spin Out Works

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『ささたくや・サラダの本』

本誌に掲載しきれず、我が制作ノートに眠っていた、キューブたちの紹介です。

『サラダの本』を片手に味わいください。

p54:『春菊と梨とくるみのあえもの』

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【キューブのイメージ】

* 2016年のオリジナル原稿に、現在の感覚も加味して、加筆しています。

 葉っぱと、梨を同じぐらいの大きさに切って、キューブに配置。同じ大きさで、キューブのリズム・ベースを作りたい。存在感が強いらっきょのドレッシングは、キューブに入れ、葉物と絡むことによって、くるみの濃くも加わり、キューブ全体を食べ応えのあるものにする。特に注目したいのは、春菊の個性がより発揮された。春菊のクセが肯定された瞬間だ。さらに、もう一つ、梨の「甘さ」と「みずみずしさ」がより発揮され、キューブの中で効果的となった。「葉」と「梨」の間に配置された、「のり」も存在意義もはっきりとした。キューブ全体の「シャキシャキ」という旋律の中に、くるみの「カリカリ」がアクセントとなり心地よい。

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