HSPの行き止まりと自滅。

突き詰めない。自分にも、外・他にも。

私の生業は、薫り屋です。
植物香料や天然香料・精油なんかを掛け合わせて、「香りもの」を作っています。
もともとアロマセラピスト・アロマコロジスト(芳香心理学)を専門に、サロンワークのほかに、香りの調合から始まっていますので、
アロマブレンドに関しては、歴はうん十年なのですが、定期的に自分の仕事に嫌悪する波が来ます。
この20年、日本のアロマ産業はメキメキ成長。
植物の生命、自然の営み、自然の尊厳を、ニンゲンの癒しなんかに大量消費して。
そればかりか、それまで人工香料を使い美を作り出してきた大手香り産業やブランドが、この時代にこぞってエシカルやグリーンビューティー、SDGsなんかを謳いだし、環境負荷を理由に大量の植物香料の消費や「商業主義」においての地位の確立を目指し、、、だから、売りたくなくなる ‼︎
と、永遠ループの元も子もない状態へ。

HSPって、つくづく金儲けにはむかんな。
だから、ビジネスパートナーが大事。
私もそこに強いメンツと組んでいます。
うまく折り合いをつけないと。
突き詰めたら、行き止まり。

もともと突き詰め癖のあるHSP。
おまけに、自分の中の正しさを自分に強く求めたり、良心の呵責という幻想に苦しんだり。
HSPの気質は、敏感で繊細。
そこに現れる副産物的、変な偏りや思い癖、潔癖が強いと、自ずとギリギリなHSPの誕生ですね。

HSPの繊細さは、過剰に感じてしまうのもまた。
なぜだか、言い訳めいているとか、伏線とか。
そういうところで、キョドリがち。
そんな事、する必要など無いのにね。
どう思われるか。
あの人やセケンは、どう感じるか。
優しさじゃないのよ、逃げだ。
そうなると、もう、人生が制限されてしまいます。
自分の人生の軸が,まさかの自分外へ。

そしてね。
以前の記事にも書いたと思うのですが、
HSPの本質刺し。
本質的な事が感覚的にわかる特質ゆえ、いきなりのトドメ刺しを無意識でしてしまう危険を孕んでいます笑
セケンには、実と真、2つがある。どちらを求めているのか。
私は姑に、叩き込まれた事です。
自分の正義は、マボロシです。

突き詰めていい事、しない事。
これをまず、自分なりに整理する時間を。
何を通して、何を手放すか。
これは、ご自身の、優先順位や価値観に基づいて。
ここでも繰り返します。
自分の心で大丈夫。自分の心で決めなきゃだめ。
やって悪い事・やっていいこと。これ、誰が決める?

正しく今を見る事。
これはHSPにとっては、大切。
それには、感情に呑まれないこと。
感情とは、自分で作り出す幻想や虚像で導き出される。
自分のやりたい事、自分の為すべく事、それに対して「正しい在り方」。
過剰に感じる・感じ過ぎること、突き詰め過ぎる癖。
これを、定期的に立ち帰り、偏りがないか自らを顧みること。

残念なことに。
この世は矛盾でできています。
そうでないと、貴方・わたし自身が存在できないのが、この世の理として。
残念なんです。
HSPの実直さを、負債にはして欲しくない。武器なんだから。
強さを持てば、必然的にしなやかさをも。
しなやかさは、HSPのみならず、非HSPをも「食える」能力となります。

今日は、私の戒めとしても。
突き詰め癖、なかなか抜けないのです。
でも、突き詰めた先、つめてつめて風穴を開ける事ができるなら、突き詰めて突き詰めて。
コレができたら、強いのですけどね。

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