【商業BL感想】Knife 千葉リョウコ
【旧ブログより】
2017年6月27日 (火)
攻めの顔が好き、受けの顔が好き、警察モノ好き
【あらすじ】
警視庁捜査一課の津積は、何よりも事件捜査が好きな変人刑事。
不謹慎で毒舌だが、鋭い勘と洞察力で事件解決の糸口を見つける。
そんな津積の相棒・佐久間は、半年前に所轄から異動してきた新人。
真面目で無愛想、そつのない仕事ぶりは可愛げがない。
しかし、ある事件を機になぜか佐久間が変調をきたす。
突如として発情した佐久間の、普段とはまったく違う表情に
好奇心を刺激された津積は求められるままに佐久間を抱くがーー…。―背表紙より
津積×佐久間
「続きはまた夜に」とのコラボ漫画6pと
津積と佐久間の書下ろしも同時収録
【感想】
この作品で千葉リョウコさん初見だったのだけれど、絵が好き。すごく好き。
絵の上手い下手とか全くわからないので、ただ好きとしか言えない。ただ、絵がスタイリッシュすぎて(完全なる私見)刑事もの、事件ものとしての泥臭さとかは全然感じないのだけれど、ストーリー展開が上手だし、キャラクターも魅力的なので絵空事な感じは受けない。
好奇心からとはいえ、乞われればすぐ抱いちゃう津積の行動力とか、職業柄なのか、自分自身の感情への執着の薄さなどが、佐々木との関わりの中で変化していく様子も見て取れるので、最終的なラブラブっぷりも見ていて嬉しい。
表紙の印象では、津積が受けかと思ったら、逆だったんだけれど、終盤で気持ちが通じ合ってからのおせっせシーンでの攻めている津積の顔が超セクシー。エ口ではなくてセクシー。
佐久間も事件が解決して憑き物が取れたようで急に幼なくなって、前髪下ろしたら、学生みたいでかわいいから、恋人としては変な虫がつかないように警戒しなくてはいけなくなってこれから津積は大変だろうなと思う。
“トラウマ持ち”はBLに限らずありがちな設定だけれど、取ってつけた感はなくて、印象としては海外ドラマみたいな流れで面白かった。
刑事のバディものとしてこのシリーズ続いてくれると嬉しい。
こういう事件もので、イチャコラしてるだけじゃなくて、事件の内容も読ませるようなBL作品があったら是非もっと読んでみたい。
そういう作品教えてください!
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