「離れる」の表現について、「leave A・leave for B」の違い
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【錦織選手 途中棄権で全豪OPベスト4を逃す】
#0026
2024/1/14
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At the Australian Open of tennis, Nishikori fought against Djokovic, but retired ( ) the way, couldn’t reach the final 4.
He lost 15 consecutive games to Djokovic of the natural enemy.
■( )内の単語は、どちらが適切でしょうか?
(ア) on
(イ) by
■単語
・consecutive 連続した
・natural enemy 天敵
■和訳
テニスの全豪オープンで、錦織はジョコビッチと対戦したが、途中棄権し、ベスト4進出とはならなかった。
天敵のジョコビッチには、15連敗となった。
■( )内の答え
(ア) on
になります。
on the wayは、「途中で」になります。
他方、by the wayは、「ところで」になり、本文に入れると意味が通じなくなりますね。
■解説
retireは「棄権する」ですね。
もちろん、「引退、退職する」の意味でも使われます。
≪例≫
retire at the age of 60
(60歳で退職する)
lose 15 consecutive gamesで、「15連敗する」になります。
逆に、「15連勝する」は、
win 15 consecutive games
になります。
簡単ですね!
natural enemyで、「天敵」ですね。
natural predatorと表現する事もOKです。
predatorは、「捕食者、捕食(肉食)動物」という意味になります。
昔、プレデターという映画がありましたね。そう、あれです!
■特集
本日の特集は、「離れる」の表現について説明します。
#0014で、leaveは、「離れる」というイメージを説明しましたが、下記の違いが分かりますか?
・leave A
・leave for B
・leave A =「Aを離れる」イメージで、「Aを出発する」になります。
≪例≫
I left Tokyo yesterday.
(昨日、東京を去りました)
★東京→私
・leave for B =「Bに向けて離れる」イメージで、「Bに向けて出発する」になります。
≪例≫
I left for Tokyo yesterday.
(昨日、東京に向けて出発しました)
★私→東京
と、逆の意味になる事に注意しましょう!
■編集後記
昨日の錦織選手の試合は残念でしたね。
序盤からストローク戦で主導権を握られた錦織選手は、ゲームカウント0-3とリードを許し、その後も得意のドロップショットをネットにかけるなど精彩を欠いて、第1セットを落としました。
その直後、メディカルタイムアウトを取って、トレーナーから治療を受けましたが、第2セットに入ってもミスを連発。
そして、第5ゲームを終えた時点で途中棄権を申し入れ、日本男子で87年ぶりの4強進出は果たせませんでした。
やはり、4回戦での5時間5分の死闘の後、中1日での試合は困難でしたね。
疲労で体が悲鳴を上げているように感じました。
棄権するのには覚悟が要りますが、あれ以上続けていると、今後の選手生活に影響を及ぼすリスクがありますので、必要な対応でしたね。
ジョコビッチとの試合は、今後も必ずあります。
その時に、勝てばいいのですから!