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アドバイスについて考察しちゃお

 人からアドバイスされることが、人生の中では時々ありますよね。でも困ることがあるんですよねぇ。何ってそれは、みんな言っていることが結構違うこと(それほどサンプルを持ってないだけかもしれない)。

①Aという行動をした方がいい。
②或いはAという行動をしなくてもいい
 (しない方がいい)。

 そのどちらを信じたほうがいい、という質問に対してもちろん答えがないのは分かっている。ただ、どうして大人(というか人間)のアドバイスですらこんなに異なっているのかと、(おそらく)若者の私は時々頭を抱えるのである。頑張ったほうがいい、という人。別に頑張らない方がいい(そちらの方がむしろ高いパフォーマンスを発揮できる)、という人。えぇ…汗 どっちすか…アドバイスというものはある意味で押しつけがましいものだ。

 だって、人が生きている背景なんて一人一人違うのだから。ある所では通用したルールやコツが、こちらでは立たず…なんてことがあって当然のことなのだ。というかそうでないとむしろオカシイ。単一のルールでだけで成立する世界なんてありえない。私たちは深海では生きていけない。ルールには必ず例外があると言うし。要は、「いろいろある」のが必定なのであろう。いろいろあるから、今こうやって悩んでいる。なければそもそも、悩んでなどいない。noteのネタになってる。ありがと矛盾だらけの世界。愛してる。

 就活でも、似たような状況に直面している。色々な技術を少しづつだけど持っている方が市場価値が高い。いやいや、一つの技術を極めていることも市場価値になる。えぇ…汗 どっちすか… 驚いてしまうのは、たいてい自信満々に彼ら彼女らはアドバイスをしてくることである。そう見えているだけかもしれない。全員年上だし。でも悪びれているとか、自身無さげに言っているのは(今のところは)見たことがない。それほど、そのルールが通用する世界で生きてきたのか、マシなルールを選択的にしてくれているのか分からないが、けっきょくどっちつかずで私は悩んでいるのである。正解って、難しいですよねぇ。他人から引き出そうとすることが間違い(間違いって何?)なのかしれませんね。

 故に、ことわざの中で最も信頼に値するものはこれになる。「あちらを立てればこちらが立たず」。英語では、It is hard to please all parties. 「みんな」 を主語にすると、あらゆるものはその可能性を途端に捨て去ってしまうのかもしれない。さて、このことわざが唯一信頼できるものだ。大事だから二回いったぜぇ!何故かと言えば、特定のルールだけを適応しようとしないからで。「そうは言うけどねぇ、物事には限度ってもんがあるんだよ…」と静かに背中の方から語り掛けてくるような気がして。悟っているわけでもないし、菩薩になっているわけじゃないけど、この世って大体「物事には限度ってもんがある」なんじゃねと思っている。意味わからんかもしれない…笑
 ほら、塩味が好きだからといって、盛り塩食いたくないでしょ?甘党だからといって、「はーい!これから一年間の水分全部砂糖水ー!」はキツイ。仕事が好きだからといってコンビニになりたいかと言われればNO。人生ずっと夏休みでもいいのにって思っても、人生ずっと休んでていいよ言われるとなんか違う。全部全部、「物事には限度ってもんがある」じゃない?ということである!!多分!おそらく!Maybe ! 「あちらを立てればこちらが立たず」という言葉は、ただのことわざならぬ、メタことわざ。

 ということで、アドバイスうんぬんの悩みは、いつの間にか「メタことわざ」という珍妙な一言半句に行き着いたのでした。(^_-)-☆


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