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沖縄・小さな島でヒコーキとふれあう

沖縄本島北部にある離島・伊江島。美ら海水族館がある本部町からフェリーで30分程度と近く、「気軽に日帰りできる離島」として観光客に人気である。

私が訪れたのは2015年5月のこと。この時期は伊江島ではゆり祭りが絶賛開催中だったが直行せず、まず向かったのは伊江島空港である。

実はこの日、有志の愛好家団体による航空フェアが行われていた。現在伊江島空港には定期便がなく、飛行機を間近にみれる数少ない機会とあってか、空港には多くの島民が集まっていた。中には私のような島外から来た人も。

ターミナルビルは開港当時のものが現存。画像左側が南西航空(現:JTA)のチェックインカウンターとして使用されていた。南西航空が就航していたのは1975年。で撤退したのは1977年。わずか2年しか使われていなかったことになる。因みにカーテンの裏側はどうなってるかというと・・・。

出発待合室。伊江島空港にはプロペラ機が就航しており乗客は歩いて飛行機へ向かう形だった。今でいう成田空港LCCターミナルといった具合か。もちろんボーディングブリッジなんて大層な物はなし。

現在、ターミナルビルは土日のみ営業中。その土日でもターミナルビルには立ち入りできない。一見して無駄じゃないか!と思われるかもしれないが、急患発生時の緊急搬送など離島ならではの事情があり、島民にとってはまだまだ必要な場所となっている。

名簿に名前を書いて駐機場へ出る。


イベントはすでに始まっており、私がきた時にはセスナ機の綱引きが行われていた。


島中の子供たちと、

伊江島のマスコットキャラクター・タッちゅん、およそ20人ぐらいでセスナ機を引っ張る。

鉄の塊であるセスナ機も、子供たちの手によって簡単に動いていく。ちなみにいちばん前にいた伊江島のマスコットキャラクター・タッちゅんはバックが苦手。

危ない!スタッフが慌ててタッちゅんを外へ誘導し事なきをえた。危うく事故現場に遭遇するところだった。


このあと、タッちゅんと子供たちによる記念撮影とコメント撮り。この日はNHKのローカル番組の取材があり、放送中に流れるタイトルコールの撮影をしていた。時間は5秒ぐらいですが、OKが出るまで10分ぐらいかかった。子供たち嫌だったのかな(汗)

このあとは機内に入ることが出来た。

コックピットはこんな感じ。旅客機だと絶対に入れないので貴重な一枚である。

伊江島の子供たちの中で少しでも飛行機好きが出来たらな。なんて思う飛行機オタクである。


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