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ラブレターを書くように ~【著者さんインタビュー①】フランスの田舎に心ひかれて(後編)

こんにちは。
食べもの通信社で単行本の編集&Xの中の人をしている者です。

noteでは、各著者さんにインタビューを実施中。
初回は『フランスの田舎に心ひかれて』の著者・Mynaさんにご登場いただきました。
今回は、その後編をお届けします。

著者・Mynaさん
名古屋生まれ。
2021 年、フランス人の夫、娘2人でフランスに移住。
SNSでは田舎暮らしの生きる術や日々体感している環境問題などを発信中


「本を出したい」と思った理由

いつか「移住」に関する自分の経験を本にしたい――。
家族でのフランス移住を決めて日本で暮らしていた時から、ぼんやりとそう思っていました。
そういう意味では構想3年での出版となりました。

フランスへ移住後「自然の中での田舎暮らしって新鮮! そう感じる気持ちを忘れたくない」という想いもあり、日々の気付きをインスタグラムにつづり始めました。
その間、第二子の妊娠、出産、子育て…と人生のビックイベントが続いたので、そういった記録も投稿していきました。
本ではインスタグラムの投稿だけでなく、日本で出産した上の子の時のお話も入れました。

出版まで大変だったこと、苦労したこと

私は執筆業を生業としているわけではないので、仕事と子育て以外の自分の時間内で、本作りに必要な時間を確保することが大変でした。
とはいえ、産みの苦しみを感じることはなく、むしろ喜びをたくさん感じた制作期間でした。

苦労したことは、あしらい程度に載せていただいたフランス語のタイトルへの翻訳ですね。
本のタイトルを始め、各エピソードにはすべてフランス語のタイトルをつけています。

こんな感じで、目次&各ページにフランス語のタイトルを入れました


日本語の本文とタイトルのニュアンスを考慮して訳したのですが、うちのフランス人(夫)とマミー(義母)との度重なる校正会議の末、校了後にお願いをして一部変えてもらったことも…。
編集者さん泣かせの著者です…。汗
(編集担当者注:そんなことは1ミリもないですよ♪)

特にどんな方に読んでいただきたいですか

「移住」準備をされている方でしょうか。ペラペラとめくっていただき、息抜きになればいいなと思っています。
本の中では
・エコな暮らし
・田舎暮らしの生きる術
・海外での出産や子育て
などを入れましたので、渡仏までのモチベーション向上などで少しでも皆さまのお役に立つことを願っています。

フランスといえばパリのイメージが強いですが
色濃い文化を誇るフランスの地方や
自然豊かな田舎の魅力も感じてもらえたら嬉しいです💕

「ここを読んでほしい・見てほしい」ということがあれば

食べもの通信社の皆さまのおかげで、食に偏った私の生活も第1章「食事」という形でまとめあげていただけました。
食に関するエピソードからリアルなライフスタイルを知っていただけたらと思います。

それから、本書にはすべて自分で撮影した私目線の写真デザイン業を活かして制作した地図や、描き下ろしの色えんぴつ画も盛り込みました!「等身大のエッセイ本」となるため、隅々まで見ていただけたら嬉しいです。

本の表紙のイラスト、もちろんすべてMynaさん描きおろし!
表紙のラフもMynaさんが作ってくれました。

これから本を出す皆さまへ

私がアドバイスできることはほぼないのですが…
ネバーギブアップ、というくらい?笑

私の場合、インスタグラムで発信し始めたものの、アナログな家族は見てくれなかったので「紙の本にして、実家の祖母に孫の元気な様子を伝えたい!」という想いで取り組んでいた部分もあります。
残念ながら、出版を待たずして祖母は旅立ってしまいましたが、想いはきっと届いていると思います。

食べもの通信社、編集担当者の印象など

人間味のある温かい出版社さんだと思います。
出版前、一時帰国時に家族でご挨拶に押しかけた際、うちの子どもたちを皆さんで可愛がってくれたのが印象に残っています。
今思うと、普通家族で押しかけないですよね?笑

編集担当者さんは私の想いを組んでくださる方で、本当にやりやすかった。
出版後の今でも、成長を続けるうちの子どもたちの様子を知って「親戚の気分です」と言ってくださる優しいお姉さまのような存在です。

「お読みいただき、ありがとうございました!」

お話を聞いていて、いろんなことを思い出してジーンと来ました。

そんなインタビューを受けて、編集担当者としての思いをつらつらと書き始めたのはいいのですが、長くなってしまいそう…
というわけで、次の投稿にしたいと思います。


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