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小型二輪の免許取るぞ5

前回までのあらすじ
危険予測のシミュレーターでヒヤヒヤ走行をしたと思ったら、急制動でビビって「加速に自信を持って!」とズバリなことを教官に言われた僕。それは小型二輪が事故に巻き込まれやすいから気を付けろよ、というメッセージだったと気づいたのは帰宅してからだったのだ…。

小型二輪の教習内容はタイトなんだ!

ビビリなので色々不安だ!ということを散々書いていますが、教官も十分そういった生徒の気持ちを理解しています。このカリキュラム内容をたった11時間でこなすことの難しさを知っているので、生徒が不安にならないよう「試験突破のためのポイント」を絞って教えてくれますし、実際に道路に出た時の危険とその回避方法を丁寧に伝えてくれるはずです。とにかく教官についていく、そして家に帰って復習する!これができたらそんなに大変じゃないのかもしれない。

といいつつ「小型二輪の教習メニューは、原付乗っていることが前提」みたいな印象はどうしてもあります。それまでバイク未経験からスタートするのは緊張するので、1回くらい無料で体験させてくれたらいいのにな。

イメトレって結構大事じゃない?

なので僕のように「車は運転する、けど原付乗ったことない。新しい生活様式になってバイクという移動手段に興味を持ったけど大型は不要」みたいなニッチな人がいたら…

・原付借りられるなら、借りて練習する
・YouTubeに上がっている教習動画を参考にしてみる
・試験コースは脳内妄想で何度も走る

こういう時間が必要になってくると思います。やらずに進んでもいいけれど、追加講習=追加費用がかかっちゃうのはやっぱりイヤ!

好きなバイクの走行動画をみていてニコニコしているだけじゃ、バイクは乗れないんだなぁ。

おちゃらけ教官、ついに現る

「さーぁ、〇〇クン、今日もいってみよォかァー!」みたいな、毎回ハイテンションな共感がいて「うわぁこの人苦手かも」なんて思ってました。しかし「ケース・スタディ」という授業でついにご一緒することに。

この「ケース・スタディ」は車に乗りながら「こんな時にバイクを巻き込んじゃうかも」「こんな感じにバイクが突っ込んでくるかも」みたいなことを体験する時間です。

教官が2人1組で行うこの授業。バイクに乗る教官と、車に乗る僕と教官に別れて教習所内を走行。そしたら急にバイクが左側から突っ込んでくる!「ほーぉら、こんなふうに運転するとぶつかっちゃうゾォ」といつものテンションで話してくれる教官。そしてぽろっと言ったこと。

おちゃらけ教官の真意

「危険予知は実際に道路を走るときに重要になる。死ぬくらいならバイクは乗らない方がいい。この不注意で知り合いが3人亡くなってる。」

普段おちゃらけているのに、よく考えてみたらこの教習は危険度がめちゃくちゃ高いじゃん…。真似事とはいえ車に向かってバイクがぶつかるシーンを実演するなんて、一歩間違えたら大事故。

「今日は非常に重要な教習である」みたいな重々しい空気で始まるよりも、よっぽど印象的で、胸に残りました…!安全運転ができるように、危険ポイントは忘れないようにしないと。

・左折するときにバイクが突っ込んでくるかも
・バイクのスピードは車よりも遅くみられる
・車体が小さいからナメられることもあるけれど、気にしていたら終わりがないので平常心を保つ

余談。このとき教習車の助手席に乗せてもらったのですが、突然「ブレーキ踏んでいいよ!」といわれて放心状態になりました。生徒が助手席に座れる機会って珍しいからやらせてあげたかったんだって…!!(貴重な経験ができました)

さーて、次の講習は

おちゃらけられたり、講習のスピードに翻弄されたり。けれど振り返ると教官たちのさりげない気遣いやフォローで(少なくとも教習所内では)普通に運転できるようになっていた僕。

この後は第二段階最後の「みきわめ」と呼ばれる試験が待ち構えている!それをクリアするといよいよ卒業試験が見えてくる。…とその直前2回は乗車じゃなくてシミュレーターと座学!?運転の不安はあるけれど、追加講習しなくて済むように試験コースと急制動の感覚、忘れないようにしなきゃ。

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