たべドリ式料理上達の3原則
こんにちは、たべドリのすどうです。
このnoteでは、たべドリを使って料理をはじめる前に知っておきたい、たべドリ式料理上達の3原則について書きます。
この原則は、たべドリが目指すゴール像に対し、より早く効率よく上達するためのヒントになります。
【原則1】 食材を起点に考える
「今日なにつくろう?」と考えるよりも、「これどう食べよう?」と考える習慣をつけましょう。冷蔵庫の中の食材をひとつ手にとって、「焼いてみたらどうだろう?」「ゆでて食べてみようかな?」と、食材を起点にして、どう料理すれば美味しく食べられるかを発想できるようになることが、あるものでパパっとつくれるようになるための第一歩です。
【原則2】 料理を3つの要素に分解して捉える
どんな料理も食材・ 味つけ・ 調理法の3つの要素の組み合わせでできています。レストランのメニューには、麻婆豆腐や回鍋肉などのハッキリした料理名が書かれていますが、「これは肉とキャベツをピリ辛の味噌味で炒めた料理だな」と、分解して捉え直すクセをつけておくことで、発想を広げやすくなります。
【原則3】 小さな変化をつけて反復練習する
一度つくりかたを覚えた料理は、使う食材を変えたり、味つけを変えたりしならがら繰り返しつくってみましょう。小さな変化をつけて反復することが、効率良く上達するための秘訣です。
なぜ食材を起点に考えるのか?
あるものでパパっと料理ができるようになるためには次のふたつの力が必要です。
つくる料理をイメージする力
イメージした料理を形にする力
パパっと料理ができるというのは、このふたつの力を使って臨機応変に対応できるということです。
多くの人は、じゃがいもと言えば肉じゃが、豚肉といったら豚汁など、食材と料理名が頭の中でガッチリと対になって紐付いています。そのため、材料の不足を考慮したり、献立のバランスを取る難易度が上がってしまうのです。
食材を起点に考える習慣は、この紐づきを解きほぐし、より柔軟に発想を広げるためのトレーニングになります。
柔軟に発想できれば、メインは魚を焼くから、じゃがいもはゆでてサラダ風に食べようとか、さっと炒めて副菜にしようなど、臨機応変に対応することができるようになります。
なぜ分解して捉えるのか?
料理を3つの要素に分解することで、発想を広げやすくなります。
肉じゃがを、牛肉とじゃがいもをしょうゆ味で煮た料理だと捉え直すことができれば、牛肉を鶏肉に変えてみる、しょうゆ味を塩味に変えてみるなど、柔軟に発想を広げることができます。
そうして考えた料理は、鶏の塩じゃがという名前で、すでに世の中に存在するかもしれません。でも、鶏の塩じゃがの作り方を知っていることと、考えた結果として鶏の塩じゃがができたのでは、大きな違いがあります。
レパートリーは覚えるものではなく、考えた結果として、芋づる式に生まれてくるものなのです。
記憶力には限界があります。したがって、丸暗記できるレシピの数も限られます。料理を3つの要素に分解して捉え、自分なりの発想で組み立て直すことができるようになれば、レパートリーは理論上無限大です。
なぜ小さな変化をつけるのか?
イメージした料理を形にするには、技術が必要です。
技術を身につけるには反復練習が効果的ですが、全く同じ料理ばかりを繰り返していても、身につけられる技術は限られています。
効率よく幅広い技術を身につけるには、すでにできることの中に、まだ経験していない新しいこと(小さな変化)を取り入れながら繰り返す学び方が有効です。
たべドリが提供するドリル形式の学習法は、食材・味つけ・調理法の型をベースに、食材や味つけに小さな変化を持たせた反復練習によるトレーニング法です。
たべドリを使って料理をはじめようと思ったら、まずはこれらの原則を頭に入れておいてください。キーワードは食材起点、構造分解、反復練習の3つです。
ちょっと難しく感じてしまうかもしれませんが、やっていることは以下のように単純です。楽しみながら上達しましょう!