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#05 あじを炒める

三枚おろしのあじを一口大にカットすれば、炒めものにもできます。あじと相性の良い南蛮酢の味つけで、炒めものにチャレンジしてみましょう。

🗺 設計図

あじの南蛮酢炒めの全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

点線の枠はこのほかにも様々な選択肢があります。自由に発想してみましょう。

🥦 食材

あじをメインに、好きな食材を組み合わせてみましょう。

パプリカやピーマン、玉ねぎ、なすなど鮮やかな色味の野菜を組み合わせてみましょう。南蛮漬けの具材のように、長ネギやにんじんをせん切りにしてさっと炒めても良いでしょう。

🧂 味付け

酢、しょうゆ、砂糖を合わせた南蛮酢が味付けのベースです。酒を加えることで魚の臭みを抑えられすっきりとした味になります。

💡南蛮酢をつくってみよう

酢に半量を目安に醤油を加えて、砂糖で酸味を調節します。酒を加えるとすっきりした味になります。

酢、しょうゆ、砂糖、酒、唐辛子を合わせます

好みで唐辛子を加えてピリ辛にしたり、しょうがやにんにく、柑橘類の絞り汁などを加えて風味をつけることもできます。

🥘 調理のポイント

以下の点を意識してやってみましょう。

💡あじに下味をつけて、粉をまぶしてみよう

あじを一口大に切ったら、塩をふってしばらくおき、魚の表面に浮き出た水分を拭き取りましょう。身が引き締まり、生臭みを取り除くことができます。また、下味をつけておくことで、味の馴染みもよくなります。

キッチンペーパーでやさしくおさえて、浮き出た水分を拭き取りましょう

下味をつけたら、片栗粉をまぶしましょう。あじを焼いたときに、旨味が逃げず、調味料がよくからみます。焼きムラができないように粉はうすく、まんべんなくはたきましょう。

ビニール袋に入れて、下から軽く叩くようにまぶすと簡単です

💡魚と野菜を別々に炒めてみよう

魚は野菜と炒め合わせる前に全面を焼き付けるように焼いておくと、身崩れを防ぐことができます。加熱しすぎると身がパサついてしまうので、焼けたら一度取り出しておき、味つけする直前に戻して合わせましょう。

また、魚を焼いた油には臭みがのこっている場合があるので、他の具材を炒める前に一度フライパンの油を拭き取り、新しい油で炒め直すとすっきりした味に仕上がります。

キッチンペーパーで拭き取ってから新しい油で炒めていきます

💡味付けしたら手早く仕上げてみよう

パプリカを炒めたらあじを戻して、味つけして仕上げます。お酢は加熱しすぎると酸味が飛んでしまうので手早く仕上げましょう。手早く炒められるように、南蛮酢は先につくっておきましょう。

あじが崩れないようにやさしく炒めて、全体に南蛮酢がからんだら火をとめます。

🎥 お手本動画

設計図をもとにした調理例を紹介します。

あじとパプリカの南蛮酢炒め

※ 動画のテロップについて
動画には解説のテロップが挿入されています。歯車のアイコンから、字幕 => 日本語 を選んでご視聴ください。

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