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#06 あじを揚げる

旬の脂ののったあじは身がふっくらとして、揚げ物にもよく合います。あじ料理の大定番、アジフライにチャレンジしてみましょう。

🗺 設計図

アジフライの全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

点線の枠はこのほかにも様々な選択肢があります。自由に発想してみましょう。

🐟 食材

アジフライは背開きまたは腹開きされた形で揚げることが多いですが、三枚おろしでもつくることができます。

🧂 味付け

フライは、具材に薄力粉をまぶし、溶き卵にくぐらせてパン粉をつける手順が一般的ですが、卵と薄力粉を先にあわせたバッター液を用意し、バッター液をまとわせてからパン粉をつけると手軽につくれます。

💡バッター液をつくってみよう

卵と薄力粉を合わせます。水や牛乳を加えてすこし伸ばしておくと、具材にからめやすくなります。

バッター液をしっかりからめてパン粉を全体につけましょう

薄力粉の量は、卵と牛乳(もしくは水)を合わせた卵液に対して、同量程度が目安です。具材にまとわせやすいように粘度を調整しましょう。

💡フライの衣をアレンジしてみよう

パン粉に調味料やスパイスなどを加えると、違った風味を楽しめます。カレー粉や粉チーズ、ハーブや青のりなどを加えてアレンジしてみましょう。

🥘 調理のポイント

以下の点を意識してやってみましょう。

💡 あじに下味をつけてみよう

焼く前に、あじの切り身に塩をまんべんなくまぶしましょう。下味がつくと同時に、余分な水分が抜け、身が引き締まります。

水分を拭き取ったら、こしょうをふって風味を付けてみましょう

💡衣はサクサク、身はふっくらと揚げてみよう

衣をサクサクに、身をふっくらと揚げるには、中温の油で2分程度で揚げていきます。

パン粉を揚げ油入れ、細かい泡をたてて全体に広がったら中温の合図です

油がはねないように低いところからそっとあじを入れ、衣がはがれないようにうっすら色づくまでさわらずに揚げましょう。衣がかたまったら全面に揚げ色がつくようにひっくり返しながら揚げていきます。

あじの開きは大きいので1枚ずつ揚げましょう

周りの泡が小さくなって、あじが浮き上がってきたら火が通った合図です。全体がきつね色になったらひきあげて、余分な油をしっかりきりましょう。

🐟 あじの捌き方(腹開き)

スーパーや魚屋さんで買う場合は、アジフライ用のものが売られています。また、捌かれていなくてもアジフライにしたいとお願いすると開いてくれます。詳しい捌き方は下の動画で解説しています。

ぜいご、うろこ、頭を取る
腹を割き、内蔵をかき出して、洗う

自分でさばく場合は、腹開きをします。腹の方から開いて背中側をくっつけたまま中骨を取り除きましょう。頭側から尾にむかって切れ目をいれ、中骨にそわせながら刃先をつかって骨から身をはずします。

背の方を切り離さないように、少しずつ包丁を入れて開きましょう

片方の身が外れたら、中骨を下にしてあじを開いて置きます。頭側から中骨の上に包丁をいれていき、反対側の身をはずします。尾の部分までとどいたら身をめくり、中骨を切り落とします。

腹骨をすくうように、うすく削り取る

腹開きをしたときは、両側に腹骨がくるので、削り取っておくと食べやすくなります。

🎥 お手本動画

アジフライ

※ 動画のテロップについて
動画には解説のテロップが挿入されています。歯車のアイコンから、字幕 => 日本語 を選んでご視聴ください。

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