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育休中に仕事してみた【半育休体験談】

第二子育休中。妊娠・出産のこと、働くママのこと、家族のことなどを書いています。

今回は、半育休の制度を使って育休中に2日(+打ち合わせ2時間)だけ働いてみた体験談です。

半育休をやってみたいと思ったきっかけ

半育休について私が知ったのは、2023年4月の出産を控えて夫の産後パパ育休取得などについて調べているとき。

私はちょうど1年間の育休を取る方向で会社と調整をしていました。
個人的にはちょっと長いなーという思いもありつつも、保育園の入園などを考えると0歳4月入園を狙うのが最適だと考え、このような調整をしていました。

ただ、育休中も何かしら会社と繋がったり、できれば仕事のことも知っておきたいという気持ちと、育休取得後半年を過ぎるともらえる給付金が減るという金銭的な不安もあり、何かいいやり方はあるのかなーと模索していました。

半育休とは

半育休とは、育休取得中でありながらも一定仕事をして給与がもらえるという仕組みです。

育休は、いわずもがなですが子の養育を目的として、原則子供が1歳をむかえる前日まで取得できる休業制度です。育休中は、育児休業給付金が支給されます。
通常仕事に復帰すると、育休終了となり育児休業給付金は打ち切られるのですが、この半育休の制度を使えば育児休業給付金をもらいながらも仕事をして給与をもらうことができるのです!

ただし、仕事の仕方には条件があり、

・一時的、臨時的な就労であること
・月10日以下、それを超える場合は月80時間以内の就労であること

の2つをクリアしなくてはいけません。

私の仕事は半育休と相性がよかった

私が現在働いているのは、修学旅行などの学校行事の中のプログラムアレンジ〜当日運営を担っているチームです。
修学旅行当日のプログラム運営業務は、1日がかりだしこちらの都合でリスケもできないので普段はなかなか子育てとの相性は良くないのですが、実際の現場を見ておくのは大事だし、自分も大好きな業務なので、1人目出産後も年に何度かは体制を整えて参加していました。

また、逆にいえばこの業務は1日完結でもあるので、その日(+事前打ち合わせ1時間ほど)さえ空けておけば、育休中でも参加しやすいと考えていました。
そのため、ボランティアでもプログラム運営に参加したいと二人目の産休前から考えていました。

提供しているサービスが、自分の不在中にどんなふうにアップデートされているのかを自分も参加しながら知ることは非常に有意義だし、
この業務は自分のバックグラウンドを1番活かせる業務でもあるので自分に自信が持てる。
そして外に出て実際に生徒と接することができる大好きな業務なので、
子育てのいい息抜きにもなるのでは。との思いがありました。

実際にやったこと

今回半育休の制度を利用して、2023年10月の1か月の間に、

  • 修学旅行当日のプログラム運営(丸1日/オフライン)×2日

  • ↑の事前打ち合わせ(1時間/オンライン)×2回

の合計およそ14時間ほど働きました。

これらは、上で挙げた2つの条件をクリアしている業務です。
私の場合は、育休中も社内システムが使える状況だったので普段通り打刻をして、それを参照のうえそれぞれ日割り/時間割りの給与をいただきました。


育休中に働いてみたメリット/デメリット

お金がもらえる

半育休では、育児休業給付金に加えて働いた分給与がもらえます。
育児休業給付金は、どうしても働いている時の手取りより少なくなってしまうので、単純に収入が増えるのはありがたかったです。

仕事のキャッチアップ

私は産休に入ってからちょうど半年ほどで半育休を取りましたが、やはり半年でも使っていた資料がブラッシュアップされていたり、細かいオペレーションが変わっていたりと変化がありました。
また、普段はなかなか現場に出ることができないので、かかわる方々とのコミュニケーションを通して仕事観を掴むことができました。

パートナーに感謝できた

パートナーは普段から仕事が忙しく、特に今は私が育休中ということもあり家のことは私がやらなきゃという思いこみがあり、生活リズムの違う0歳と4歳を1人で見る大変さからくるイライラを溜め込んではパートナーにぶちまけるということを繰り返していました。
しかし、自分も仕事をしてみるとやはり体力も使うし仕事は仕事で大変なこともあるよなと当たり前のことですが実感することができ、ほんの少しですがパートナーが普段働いてくれていることへの感謝が芽生えました。(ただイライラぶちまけはまだ続いていますが笑)

体力的な不安

ここからはデメリットというほどでもありませんが大変だったことを。
まずは体力面の不安。産後半年も経っていますが、普段から車移動がほとんどで家で過ごすことが多かったので、単純に体力が衰えており1日の立ちしごとはなかなか堪えました笑
また、次男は月齢の低い頃から夜通し寝る子で睡眠不足の不安はなかったのですが、長男の時は生後半年はまだまだ夜に1-2回は起きていたので、長男のときだったら無理だったと思います。

仕事内容によってはちょうどよい業務があるとは限らない

私の所属チームでは、このように半育休で取り組むのにちょうどよい業務があり、また普段から仕事を切り出して外注することがよくあったので、イレギュラーな働き方の人に合う仕事を切り出すことが比較的容易だったのではと思います。
ただ、会社や仕事内容によってはそもそも半育休の人に振る仕事を切り出すのがとても大変だったりすることもあると思うので、仕事をさせてもらっているという意識で猫の手以上の働きが出来るように気をつけていました。

次男の病気

これは復帰後もまた悩みながらやっていくことだと思いますが、実は2回目のプログラム運営の前日、次男が咳が止まらなくなり休日の救急診療にかかりました。
夕方だったのですが、その場で飲んだ薬が効かなければそのまま入院。また夜に咳がひどくなる病気とのことで夜状態が悪くなれば夜に緊急入院になりますとのこと。

幸いにも受診時に飲んだ薬はよく効き咳は治り、夜も状態が悪くなることはなく予定通り仕事に行くことができました。

ただ、もし夜中に緊急入院になった場合は、夫1人で次男の入院と長男の保育園送迎をすることは非常に難しく、夜中だと協力をお願いしていた義両親ともスムーズに連絡が取れない可能性があり、その場合は私も子供の対応をするので朝の時間に間に合わない可能性がありました。

学校行事のため、スタッフの遅刻は許されません。
この時は次男の緊急受診からのドタバタが落ち着いたのが夜22時頃でしたが、その時点で念のためプログラム責任者の社員に連絡を入れ、遅刻のリスクが低いものの顕在化していることを伝えました。
そして、私が遅刻しても大丈夫なように冒頭だけ他のスタッフが来られるように手配してもらいました。
夜遅くに対応してくれた責任者と、代わりにスタンバイしてくれたスタッフには感謝してもしきれません。

入院騒ぎはそうそうないと思いたいですが、やはり子供が2人いると病気の子供と元気な子供それぞれの対応が必要になるということが非常によくわかり、復帰後どんな事態が起こり得てどんな困難がありそうか、その場合どのように対応するか、イメージを膨らませることが出来ました。

復帰がたのしみ💪

久しぶりに仕事の現場に出てみて、私は早く復帰したいなーという気持ちがちょっとだけ大きくなりました☺️
もちろん我が子といられる時間は限られているのでそれも大事です。
仕事は楽しいことばかりじゃないですが、やっぱり社会とつながって自分が家族以外の誰かに価値を提供できるのは素晴らしいことだなあと改めて実感しました。

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