田畑 仁愛(指揮者、ピアニスト)
「ブルグミュラー25の練習曲」の楽曲分析、アナリーゼです。演奏に役立てるアナリーゼの方法を伝授いたします。
私を初めて知って下さる方へ。
日本のピアノレッスンにおいて、ハノン教本はとても重要です。 ピアニストならば誰もが知っていますし、レッスンを受けている人も必ず通るのがこの教本です。 ピアノ教育に「ハノン」が根付いているからこそ、ピアノレッスンを受けたことがある人は一定レベルの演奏をすることが出来ています。 これは他国ではあまり見られないことで、日本のピアノ教育のレベルの高さを垣間見ることが出来ます。 今回はこの「ハノンピアノ教本」をより活用して、楽しく練習をしながら上達していただければと思います。 ハノ
自分にとって、秋はブラームスの季節。(この記事を書こうと思っていたらあっという間に年末になってしましましたが。) 灰色の空に紅葉した葉、、、少し暗く落ち着いたカラーの季節です。 学生時代の11月にウィーンを訪れてたことがあるのでその印象が強いのかも知れません。実際、楽友教会でドイツ・レクイエムを聴きましたし、ピアノのレッスン曲もブラームスのOp.118でした。 ブラームス作品の印象初めてブラームスを聴く人は、暗いとか渋いといった印象を持つことが多いです。明快でわかりやす
私がまだ音高生の頃、楽譜に書いてある音楽用語(楽語)を調べる時は音楽用語辞典をよく使っていた。周りもそうしていたと思う。音楽を志す者であれば常に1冊手元に置いていて当然というものだ。 ただ不満もあった。簡単な楽語については、学校の教科書などと載っている内容が同じことがある。専門的に深く掘り下げたくてもなかなか出来なかった時もあった。 時は流れ大学に上がり、2年次の声楽レッスン。トスティの曲をやっている中、話題はフェルマータについて。今でも忘れられないレッスンだ。 「フェ
楽器を上手に演奏するためには、楽器の練習だけでなく楽譜を読む力も必要です。ここでは読譜のコツだけでなく、読譜から演奏法を導き楽器が上手くなるコツをご紹介します。 さあ、楽譜を読んで楽器演奏も上達しましょう! 読譜レッスンの注意点・ここに掲載している楽譜はパブリックドメインのものを使用しています。 ・お手持ちの楽譜や現在出版されている楽譜と異なる場合があります。 ・ここでの考え方は解釈の一つにすぎません。あくまでも参考として、応用してお役立てください。 参考演奏動画 参
今回はアナリーゼの基本、導入です。 ここでは複数の譜例を挙げますが、ピアノ初心者の方は先生に告げられた一つの楽譜を購入すべきです。経験者や指導者、研鑽を深めたい方は様々な出版社のものを見て、ご自身や生徒さんに合った楽譜や考えが合致した楽譜を見つけてください。 (※譜例はパブリックドメインのものを使用しております。) 原典版と初版と校訂版原典版とは、作曲者の書いた楽譜そのもの又はそれをほぼそのまま再現した楽譜を指します。 初版とは、作品が最初に出版された楽譜を指します。
2020年のクラシック音楽界は、ベートーヴェンの生誕250年という大きな年です。 しかし新型コロナウィルスの影響でコンサートやイベントは中止せざるを得なくなり、今は少しずつ再開しているコンサートも不安要素は拭い切れません。 演奏の様々な実験や研究報告が上がっていますが、特に影響を受けているのがオペラや合唱などの声楽界。飛沫による集団感染のリスクが高いため、本格的な活動の再開はなかなか進みません。 今年の日本の冬に第九は響くのか日本の名物となっている年末の第九。元々は合唱
今年も全英女子オープンゴルフが始まりました。ゴルフ界がさらに盛り上がるよう、日本勢には期待しています。 今回はなぜ音楽とゴルフなのか。 関係がないと言えばそれまでなのですが、実は音楽の創り方とゴルフの戦略はとても似ているのです。 ゴルフのコースマネジメントゴルフをわかりやすく説明すると、ティーグラウンドからボールを打ちカップに入れるまでの打数(少ない方が良い)を競うスポーツといったところでしょうか。 まずゴルファーはティーグラウンド(スタート)からカップ(ゴール)まで
自己紹介として、これまでの音楽活動をまとめます。 学生時代・4歳からピアノを始める。 ・小学校高学年では、全校集会や学芸会等で合唱のピアノ伴奏を担当。 ・中学では吹奏楽部に所属し、クラリネット(B,Es管)を担当。 ・校内合唱コンクールでは3年間伴奏者。 ・3年生の合唱コンクールで初めて指揮者を経験。 ・離任式や卒業式等の式典で合唱の伴奏者に選ばれる。 ・音楽大学附属高校ピアノ科に入学。 ・指揮の勉強を始める。 ・学校主催の合唱演奏会の練習を指揮。 ・東京都交響楽団のコ
皆様はじめまして、田畑仁愛(たばたひとし)と申します。 音大卒業後は休日に指揮者として活動させて頂いたり、自分自身で演奏会を主催したりして活動しておりました。 ところでこのコロナ禍において、コンサートやライブなどのイベントが中止になる中、ご自宅で音楽演奏を楽しむ方も増えたのではないでしょうか。 音楽講師と生徒さんの間ではオンラインレッスンの導入が進んでいますが、私も音楽家として楽曲分析を中心に、自分の知識や経験をお伝えできればと考えております。 私のnoteが今後どの