Fish in the tank(7)
人気のない静かな住宅地では、それ以降は通行人も車も何も現れなくて、どこからともなく聴こえてくる山鳩の鳴き声だけが響き渡っていた。
その鳩はドゥードゥーと低く短く鳴いた後に、ポッポーと高く長めに鳴いて、それを規則正しくリズミカルにひたすら繰り返していた。
ドゥードゥー、ポッポー、ドゥードゥー、ポッポー、ドゥードゥー、ポッポー、ドゥードゥー、ポッポー、ドゥードゥー、ポッポー、ドゥードゥー、ポッポー、ドゥードゥー、ポッポー…
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