『共に成長してきた恵方巻』
こんにちは!
ピラティスインストラクターの
小山多芭沙です。
もうすぐ節分ですね。
先日スーパーに行ったら
【今年の恵方は西南西】と
すでに恵方巻のPOPが
張り出されていたんですよ。
【多芭沙】
「はや~!! 今年はどんな恵方巻が並ぶのかな~?」
と楽しみになるんですが、
今日は
私と共に成長してきた
(と勝手に思っている)
恵方巻にまつわるお話を
したいと思います。
最後までお付き合い下さいね。
先ほどのスーパーでは、
恵方巻のPOPはあっても
さすがにまだ
太巻きは並んで
いなかったのですが、
その代わりに
今日は恵方巻ならぬ
「春巻き!1本増量!」
と特売してたんですよ。
【多芭沙】
「おーい、《巻》が 付いたら
何でもいいんかーい🫲」
と突っ込みを入れたく
なりましたが、
最近はどこのスーパーへ行っても
節分の前には恵方巻が
山積みになっていますよね。
基本の太巻きから発展して
とんかつロールなど具も様々、
便乗してロールケーキまで
並んでいたりして…
【多芭沙】
「英語もあり?もはや
《巻》もついてないけど…😅」
それにしても
いつからこんなに恵方巻が
売り場に溢れるように
なったのか…?
私の地元(京都)では子供の頃から
節分に恵方巻を食べる習慣は
あったんですよ。
近所のお寿司のチェーン店は
「今年の恵方は西南西!」
などと宣伝していましたが、
でも当時は家庭で
太巻きを作って
食べるのが多かったように
思うのと、
必ずしも毎年節分だから恵方巻
食べなきゃと思ってなかったような…。
【多芭沙】
「それはうちだけかもしれないけど…💦」
どちらかというと
恵方巻よりも豆まきの方が
一大イベントでした。
幼稚園で豆まきしたり、
給食に大豆が出たり、
歳の数だけ大豆を食べられるのが
妹より多いのが嬉しかったり。
【多芭沙】
「今は歳の数なんて
多すぎて食べきれませんが💦」
結婚するまでずっと
京都に住んでいた私は
なんとなく恵方巻は
大阪とか京都くらいの
文化だと思っていたんですね。
それが全国的に知られているんだと
感じたのはコンビニが恵方巻を
売り出した時なんですよ。
ちょうどその頃両親がコンビニを
経営していたこともあり
バイトしていた私は
【多芭沙】
「え~!コンビニで恵方巻売るんや!!」
ってビックリした覚えが
あるんですよ。
当時は恵方巻のチラシを
お客さんに渡していましたが、
お客さんも私と同じような
反応でした。
それから数年後
結婚して仙台で暮らしはじめ
出産のために里帰りしたんですよ。
長男の予定日は2月3日
節分の日で、その日の夕方に
入院したんですね。
病院に向かうときに母が
【母】
「これ持っていくか~?」
【母】
「陣痛がくるまでに何か
食べておいたほうがいいやろ?」
とお店の恵方巻を
渡してくれたんですよ。
その時私は
初めての出産で緊張と不安を
抱きながら病室で一人恵方巻を
ゆっくり味わって食べたんですね。
嵐の前の静けさみたいな、
不安だけどなるようにしかならない
と自分に言い聞かせて
いたように思うんです。
それからあれよあれよと
6時間後無事に
長男が産まれたんですよ。
日付は節分ではなく
立春になっていました。
なので私の中では恵方巻が
長男誕生のプロローグ
みたいになっていて、
【多芭沙】
「ちょっとカッコ良く言っちゃいましたが😅」
恵方巻を見るたびに
その時の情景が思い浮び、
感慨深くなるんですよね。
その3年後次男が産まれて
毎日が目まぐるしく過ぎ去り、
2人が小学生になった頃、
恵方巻はもっとメジャー
になっていました。
なぜならドラえもんが
お話の中で「ウルトラ恵方巻」
なるものを食べていたんです。
【多芭沙】
「わ~ドラえもんまで恵方巻って言ってるわ!!」
それを見ていた
食いしん坊の次男が
【次男K】
[俺もウルトラ恵方巻食べたい!]
と言い、それからは
次男好みのマグロ、サーモンが必須の
「海鮮だけ恵方巻」=「ウルトラ恵方巻」
を作るようになったんですよ。
とにかくたくさん食べる次男、
【多芭沙】
「ちゃんと嚙んでる?味わってる?」
それを横目に黙々と自分に出された分を
自分のペースで食べる長男。
【多芭沙】
「同じ環境で育ってもそれぞれだなぁ…。」
さて、いつの間にやら全国的に
定着してきた恵方巻の風習ですが、
先日
「セブンイレブンが仕掛けた恵方巻」
っていう記事を見つけたんです!!
【記事📝】
「恵方巻は確かに 大正初期から昭和初期に
大阪一部地域で風習化 されていたものであるが、」
【記事📝】
「1998年のセブンイレブンによる
全国展開が大ヒットしたことが
注目されて 2000年代にはコンビニや
スーパーマーケットが追従し、
ブームになった。
【記事📝】
「バレンタインチョコや 土用の丑の日
などと同じ 企業側が消費者に仕掛けた
「記念日商法」である。
【多芭沙】
「なるほど~!!意図的に広められていたんだ!!」
ちょうど恵方巻の全国展開に
バイトの私は知らず知らずに
加担していたわけですね😅
その後子育てで10年程
水面下にいる間に
急速に全国に広がって、
気が付けばドラえもんまで
食べるメジャーな恵方巻に
変化していて
浦島太郎気分だったんですよね。
それが企業から仕掛けられたもの
だったんだとわかって、
私の中の違和感が解けて
スッキリしたんですよ。
【多芭沙】
「そういうことだったのか~納得~~✨」
企業の「記念日商法」に
まんまと乗っかるのはちょっと
癪ではありますが、
昔から身近な恵方巻が
誰もが知っている恵方巻に
変わってきたことを
何だか嬉しく思うのと、
恵方を向いてその年の
家族の幸運を願って食べる
イベントとして広がるのは、
結果
みんなが幸せになれる
からそれでいいな♪
と思ったんですね。
私と共に成長してきたかのように
思える恵方巻のお話でした。
【多芭沙】
「今年はデザートに恵方ロールケーキ
買っちゃおうかな~💕」
長くなりましたが
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました😌