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好きなものは好き。Dom Pérignon P3、P2、Oenothèque
私は本当にドン・ペリニヨンが好き。
シャンパーニュで1番好きなのは?と聞かれたら、「ドン・ペリニヨンのスタンダードキュベの熟成したもの」と答えています。あ、でもコントドシャンパーニュも好きだし、ジャンヌも、ボランジェも好き。1番決められない。
ドン・ペリニヨン、P2、P3は飲む機会がそうそう無いということもあるのですが、有り難いことに、今年もこの季節に両者、そしてエノテークと対峙させていただく機会に恵まれました。
スタンダートなものは、熟成を経ると素直な旨味が中心部から全方向にぐんぐん膨らみ、強くなっていきますが、P3の場合は光が宇宙に向かってどこまでも伸びていくようなイメージ。熟成感がある、というよりはまだまだ若い果実味の伸びがある感じ。何より美しい。
今回いただいたP3の1993も、光が伸びていくような余韻を感じられるシャンパーニュでした。驚いたのは、まるで岩清水のように優しく、高尚。シスレーの淡い絵画のような優しさで、絹に包まれているかのよう。
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P2の2004は、厚みは感じつつもスタイリッシュ、クリーミーでまさにスタンダートキュベとP3の間に立つ存在。エノテークは確か1993で、熟成感が前に出ています。
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そしてそして、スタンダートな1995。高貴なドン・ペリニヨンに対してこのコメントをしていいのか分からないけれど、このラインナップだからこそ言える、ほっとする味わい。素直に美味しい、旨味の安心感。
特別感ある比較が叶った夜。ありがとうございました。