【特別公開!】『仕事文脈vol.25』企画会議・その1(前編)
次の仕事文脈は、12月発売のvol.25です。アイデア出しののち、7月上旬に企画会議第1回を行いました。今回の特集テーマは、「集まる」と「複業」。昨今政治や社会運動であたらしい集まり方を目にすること、仕事を複数持つ人が多いことから考えてみることにしました。まず前編では、「集まる」について、さまざまに広がった話の一部です。
参加者:編集チーフ・小沼さん、編集スタッフ・浪花さん、関口さん 発行人・宮川
オンラインで「集まる」
小沼 「集まる」で寄稿してもらえるといいかなと思ってるのが近藤銀河さんです。近藤さんには最近「好書好日」っていうメディアで取材したんですけど、車椅子で生活されてる方で、ME/CFSという病気を抱えていて、常に疲れやすく外出しにくい状態で。SNSを見ていると、外出することや集まることに対して考えていることをつぶやいているのを時々お見かけするので、「集まる」テーマで「集まれなさみ」について書いてもらってもいいのかなと。あと最近、『フェミニスト、ゲームやってる』という本を出されていたので、ゲームやオンラインの場で集まることについて書いてもらってもよさそうです。リアルの場での集まれなさと、オンライン空間での集まること、ご本人の意見も聞きながら書いてもらえるといいかなって思いました。
宮川 オンラインゲームは、Super-KIKIさんもすごいやってるみたいですね。
浪花 へえー、そうなんですね。
小沼 近藤さん、Super-KIKIさんともゲームのトークイベントをしていたことがあったような。オンラインの「集まる」って、ゲームに限らずいろいろありますよね。あんまり自分は使ってこなかったけど、知り合いがよくやってたのは、「mokuri」っていう、人と話せるサービス。自分が作業したいときとかにそれを開いておいて、離れた場所にいる人と雑談とかをしながら、一緒に作業してるみたいになれるみたいなサービスなんですけど。
宮川 漫画家さんが、手は動かすけどやっぱり1人でやってて寂しいから、Clubhouseだったかな、意外といいって言ってましたね。喋ったり、声が聞こえるぐらいがちょうどいいみたいな。
小沼 そういう使い方をしてる人いるんでしょうね。あと、これも全然やってないけど、Discordとか。何て説明したらいいんですかね。
関口 仕組み的には割とSlackに近いんですよね。各チャンネルがあって、スレッドがいろいろ立てられてみたいな。一つのテーマとか趣味とかでコミュニティ作って、その中で閉じたSNSとして使ってる人もいるし、チャットコミュニケーションツールとしてやってる人もいるし、音声通話もできるからゲーム実況を画面も共有しながらとかもできるみたいな感じで。そこも集まる場所の一つになってて、コミュニティとして共通の関心がある人たちが、ある程度閉じた場所で、匿名性保ったまま集まれる場所みたいな感じで、Discordは使ってる人は多いかもしれない。
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