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(連載)韓国でオンマになりました/木下美絵 第8回 韓国で幼稚園選び(仕事文脈vol.24)

2024年3月。娘の幼稚園生活がスタートした。満3歳。日本では年少になる。生後15か月から通い始めすっかり慣れた保育園でもう一年過ごさせたいと思っていたが、昨年行われた保護者投票の結果、翌年の満3歳児クラスの開設が見合わせられることになってしまった。少子化の影響か……?と思ったが、そうでもないらしい。園長先生に尋ねてみると、言葉どおり「保育」メインの保育園より「教育」面が強化される幼稚園や大型保育園を希望する人が多かったとのこと。同じクラスのオンマ(ママ)たちとのグループトークでも、引き続き通わせたいと考えるのは私だけだった。

3歳児クラス廃止が確定するや、オンマ同士の話題は次の就学先探しでもちきりだった。でもまだ半年以上先の話だ。早過ぎない?と思いつつも、完全にノープランだった私は少し焦り始めた。何せ、まったく知識がない。そんなとき助け舟を出してくれたのは、近所に住む日本人オンマの集まり、通称「SBDクラブ」(前号vol.23参照)のメンバーたちだった。幸い子どもたちの年齢が近く、地域の幼稚園の昨年の募集要項を参考までにと渡してくれたり、基本的な事柄から最新かつ生の情報までたくさん教えてもらえ、おかげで随分輪郭をつかめるようになった。

まず、韓国では満3歳以降、小学校入学まで次のような教育機関がある。


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