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会議って何やってるんですか?前編(仕事文脈vol.25・特集1 どう、集まる?)

会社の中で人が集まる場といえば、会議。毎週、毎月定期的に会議を開いている会社も多いと思うけど、実際そこで何をしているのだろう。議題は、時間は、場所は対面それともリモート?今回、大企業、中小企業、スタートアップなど規模や業種もさまざまな会社に属する方4名にインタビューを行った。労働環境や働き方、そしてめざす会社や社会が、会議からも見えてくる。(取材・文:編集部)




夕方5時のチャイムとともにオンラインミーテイング 
週1回集まるときは考えたことの放出を 
合田文さん/株式会社TIEWA

―会社の概要を、差し支えない範囲でお伺いします。

DE&I(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)に関する課題に向き合う事業をしています。「らしく生きる」を、個人に課すのではなく、選択肢をもっと選びやすくできるような社会のシステムを作っていこう、変えていこうというのがテーマです。ジェンダー、セクシュアリティ、フェミニズムやLGBTQ+にまつわるWebメディアと、ゲイ、トランス、クィアの男性向けのマッチングサービスの二つの事業をオウンドで運営し、これを生かして企業向けに記事の提供、教材制作などを行っています。

―スタートが2019年、コロナ直前ですね。

はい。まさか起業したてでそんなことになるとは、と。新卒でIT系のメガベンチャーに勤めていて、毎日出社するのが基本でしたし、転職してこれもまたIT系だったんですけど、私はオフラインのマーケティングの担当でイベントを開催したりそういうこともガンガンやっていた。その仕事のあり方が変わっていくのをまさに経験した起業家なのかなというふうに思います。

―スタッフが5名とのこと、以前は事務所があったそうですが今は置いていないとか。

会社をやっていくのってお金かかるんですよね、そのひとつがやっぱり地代家賃ってだと思って。あと、みんなが風邪でダウンしたらまずいぐらい人もいないから、どうしても体調崩してほしくなくて、コロナのすごく早いうちからリモートに切り替えたんです。もう来るのはやめて安全にやってみよう、ダメならまた集まろうみたいな感じでやってみたら、わりと回るということがわかって。それぞれ自宅で仕事して、通話ツールを繋ぎっぱなしにしたり、私がSOHO可能のマンションに引っ越してそこに集まったりしてやってきましたね。

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