(part3)続・堂々巡りの対話――「社会課題にのりきれない」背景にあるもの(仕事文脈vol.24)
(part 1, 2に引き続き、最後のパートとなるpart 3をお届けします)
抑圧に目がいかない
宮川 抑圧のところに目がいかないというのは、共感できるものだけを見ちゃうし、そこにしか感情移入できない、やっぱりそういうことだよね。
井上 小沼さんの「日本で生きているゲイ男性の1人としての」っていうところを消しちゃったのと一緒ってことですよね(tbスタッフマガジン「社会課題にのりきれない」参照。)。
椋本 うん、そうだと思う。
宮川 それが、堂々巡りが終わらない理由。
葉山 さっき、つらいのにそれをやらないんですかっていう問いをしたんですけど、そのときにやってるっていう反応が返ってきたけど、そうじゃなくて、やってるけどここができてないとか、ここまではできてるけどここから先は何らかの心理的なハードルがあるからできないとか、自分ではやり方がわかんないかとか、そこぐらいまで自己分析してるのかなって思ったから聞いてみたんだけど、そういう回答じゃなかったから、うんうんなんかそっかって思っちゃった。
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