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お花で丹波山村を明るくしたい。地域おこし協力隊として、丹波山村で大好きな分野を追い求めて。
昔からの憧れだった田舎暮らし。
8月から地域おこし協力隊として丹波山村に移住した彼女が求める、地方ならではの自然と共生した丁寧な生活とは。
関東一小さな村、山梨県丹波山村にやってきた若者たちの物語。
彼らはなぜ丹波山村にやってきたのか。
村で暮らし、働き、彼らが感じることとは。そして、丹波山村にかける想いとは。
村で活動する若者一人ひとりのストーリーをお届けします。
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東京都出身 取材当時24歳
地域おこし協力隊 所属
動物や植物に囲まれた生活を求めてー東京から離れて自然あふれる丹波山村へー
もともと、自然が好きだったんですよね。高校も山の中にあって、動物が好きで畜産系の学科に所属し、動物に触れあったり、農芸を学んでいました。
高校卒業後も同じく、専門学校に進学して動物、特に爬虫類や両生類と共に過ごしていました。そして、後に都内のペットショップで勤務することになりました。
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勤務していたペットショップが閉店し、新たな道を探ることになりました。
高校までの経験から、都会より地方での暮らしの方が私には向いているなと感じており、自然に囲まれた生活をしたい、という想いから地域おこし協力隊に興味を持っていました。
そんな中、たまたま見ていたテレビ番組で丹波山村の地域おこし協力隊を取材しており、東京近辺で自然と触れ合いながら地方での暮らしをすることができる!と思い、実家から比較的近い丹波山村の地域おこし協力隊に応募しました。
ーー応募する前に、丹波山村に下見に行きましたか?
いや、行ってないです。でも、高校の時に農業や畜産の経験があったから、未開の地に飛び込む不安はなかったです。東京での暮らしから一度離れて、自然に囲まれた生活をしてみたいという思いがあったことも、応募を決めた一つの理由でした。
ーーなるほど。丹波山村に来てみての印象はどんな感じでしたか?
一番最初に来たときは、「人が全然いなくてすれ違わない!」という印象でした。実家が青梅街道沿いにあり、丹波山村の中心部にも同じく青梅街道があるのですが、同じ一本の道なのに、実家の近くと丹波山村の中心部沿いではこんなにも人通りに差があるのか!とギャップをすごく感じました。
また、想像以上に山に囲まれていたり、鳶や鹿など都会ではなかなか見られない動物がいたりして、自然豊かだなと思いました。のどかな感じが以前通っていた高校と似ているところが好きなポイントです。
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人と人とのつながりに魅力を感じ、村のことが大好きに
最初に丹波山村に来たとき、TABA CAFEというカフェでご飯を食べていたのですが、そこに役場の方もいらっしゃってました。他のお客さんが来られたとき、その役場の方に声をかけている様子を見て、人と人との距離が本当に近くて魅力的だなあと思いました。実際東京だと自分の家の裏に住んでいる人のことも何も知らないですからね(笑)
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村民の方の交流の拠点となっています。
ペットショップという接客業をやっていたので、人と関わることは昔から好きだったのですが、丹波山村に来て地域の人との関わりがはっきり見えるところが、改めて大好きなんだなと再確認しました。
仕事と暮らしについて
ーー普段はどんなお仕事をされていますか?
主に、お花に関する業務をしています。
一つは、観賞用のお花の栽培。役場の駐車場裏の土地を貸していただき、お花の栽培に取り組んでいます。
役場の駐車場は、村民のみならず村外からもたくさんの方が来られるので、駐車場裏の土地をお花で飾って見栄えの良いものにすると、村を少しでも明るくできるんじゃないかなと思っています。
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そしてもう一つ、やってみたいと思うのが、販売用のお花の栽培。
丹波山村にはお花屋さんがなく、例えばお墓に添える仏花が欲しいとなった時に、村内で手にいれることができません。
お花の販売に取り組み、どれだけ販路を拡大して利益を出せるかというところに、地域おこし協力隊や役場の支援をいただきながらチャレンジしていこうと思います。仕事を生み出すことも村で過ごす上で大切だし、この事業が軌道に乗れば村の活性化にも繋がるんじゃないかな。
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また、過去には夏野菜の栽培も行っていました。今は気候の関係で土壌が凍ってしまい、栽培することはできないのですが、またいつかやってみたいなと思っています。
ーー仕事をしていて大変だなと思ったことはありますか?
畑を耕したり、穴を掘ったり、仕事の内容は好きなのでそこまで大変だなと思うことはないのですが、どちらかというと夏の暑さがしんどかったですね。丹波山村に来たのが8月という夏真っ盛りの時期で、夏の暑さが苦手なので、暑さと闘いながらお仕事をしていました(笑)
ーー仕事を通じてやりがいを感じたことは?
夏野菜の栽培をしていたとき、自分が育てた野菜を村民の方におすそ分けした際に、感謝してもらえたことが嬉しくて、やりがいを感じました。
「誰かのためになること」をして、周りから「ありがとう」と言われることがやっぱり好きですね。
また、役場の駐車場裏の土地でお花を植えているとき、周りの方に応援していただけるのがすごく嬉しいですね。東京で働いている時に、「頑張ってください」や「応援しています」と言われることは少なかったので、そういった声をかけてくださるところも丹波山村ならではの魅力だなと思っています。
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ーー素敵ですね。お仕事以外では、どんな風に過ごされていますか?
手芸が大好きなので、役場の方と一緒に裁縫をしたり、住民同士の交流を深めることを目的とした「たばやまカルチャークラブ」に参加して、子供たちと一緒に遊んだりもしています。
また、近くの青梅市まで買い物に出かけたり、実家にふらっと帰省したりしています。実家まで車で三時間弱の距離なので、行き来しやすいです。
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最近は、隣の家のおばあちゃんとお茶をすることもしばしばあります。おばあちゃんの「メールの消し方を教えてほしい」「携帯の使い方を知りたい」といったお悩みを解決していくうちにとても仲良くなり、お茶に誘っていただけるようになりました。近くの方とこうやって深く繋がっていけることがとても嬉しいです。
大好きなお花と共に、その先にある彼女のビジョンとは
ーー今後どのような活動を行っていく予定ですか?
今取り組んでいる、観賞用、そして販売用のお花の栽培を二軸にした活動をどんどん行っていきたいです。
また、1月に行われたお松曳きもそうだったのですが、地域の行事ごとにたくさん参加して、地域との交流を深め、お手伝いをして、この村に貢献していきたいと考えています。
実は、7月に行われる「ささら獅子舞」といわれる丹波山村の伝統行事の踊り子も頼まれていて、これからその準備をしていく予定です。
まずは自分のできる範囲で地域に貢献出来たらいいなあ。
ーー地域おこし協力隊は3年が任期ですが、3年後のビジョンは現時点でありますか?
今の生活がとても楽しいので、任期を終えた後も丹波山村に残り続けることを考えています。
ペットショップが閉店したときも、親に「事務職とかやってみたら?」と言われたのですが、丹波山村に来てみて、やはり自然の中で過ごしながら働くのが好きだなと思っています。今は自分の大好きな自然と共に暮らしながら、第一次産業で新しくお仕事を作っていきたいという思いがあります。
東京で正社員として働いていると、何かのお仕事を上からいただいてそれを行うという受け身の形だったので、自分にはあまり合わなかったのですが、今はお花の販路を見出すなど、自分で物事を主体的に考えて行動していくのがとても楽しいです。
あとは、今後地域の輪にもっと深く入り込めたらいいなと思っています。
実は、来年のお松曳きの準備のお話も村民の方としているのですが、地域の行事ごとなどを通じて、たくさんの人と交流して、より丹波山村と深く関わっていけると嬉しいですね。
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ーー今後こんな人になりたいな、というのはありますか?
色々なことにもっと積極的になりたいなと思っています。実際、地域おこし協力隊で一緒に活動されている大曽根さんという方がいるのですが、その方は自ら屋台を作って焼き芋を販売するなど、とてもチャレンジ精神があり、日々影響を受けています。
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丹波山村に移住してきた8月も、畑用の土地を作るために竹の根っこをひたすら掘り起こす、ということをしていて、側から見ると、「あの子少し変わっているな」と思われたかもしれないですが、やはり新しい分野に足を踏み入れることが好きなので、多少変わりもの、と思われるくらい、様々なことに積極的に取り組んでいきたいです。
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ーー丹波山村が今後こんな風になったらいいなあ、というイメージはありますか?
今までずっとお花を中心とした活動を行ってきたので、やはりお花を通じてこの村が明るくなればいいなあと思っています。お花は、老若男女関わらず見て喜んでくれるものだと思っているので、お花を軸とした明るい村づくりに今後努めていきたいです。
ーー丹波山村に興味を持つ若者に伝えたいことはありますか?
地方に滞在したことがない若者からすると、最初は、村の人に受け入れてもらえるかなとか、知り合いがいないからうまく人間関係を作っていけるかなといった不安を抱くんじゃないかと思っています。
でも、心配無用です。丹波山村は、温かい人がたくさんいて、困ったことがあったら必ず支えてくれます。地域おこし協力隊も、若者の暮らしやお仕事を厚くサポートします。
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自分がお花という新たな分野にチャレンジしたとき、様々な人に支えてもらったという実体験があるからこそ、丹波山村は挑戦できる環境だといえます。
もし、地方でこんなことに取り組んでみたい、という思いを持っているのであれば、その思いは丹波山村で叶えられると信じているので、いつの日か一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。
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