肩をみるポイント
こんばんは、だいじろうです!
今回の#10minutes_Writingのテーマは「肩」についてです。
肩関節疾患は多くのセラピストが対応することの多い疾患かと思いますが、機能解剖や運動学的にも複雑な構造・動きをするため、苦手意識を持たれている方は少なくないのではないでしょうか?
今回は、私が臨床のなかで重視している肩をみる際のポイントについてざっくりと解説していきたいと思います。
ぜひ臨床にお役立てください。
肩をみるポイント
肩関節はご存知の通り、広義の肩関節と狭義の肩関節とに分けられます。
ざっくり言うと、狭義の肩関節は『肩甲骨に対する上腕骨の動き』として捉えられ、広義の肩関節はそれに『胸郭に対する肩甲骨の動き』が加わることとなります。
私たちが肩関節として捉えているものは広義の肩関節ですので、『肩甲骨に対する上腕骨の動き』と『胸郭に対する肩甲骨の動き』が含まれています。
肩関節の問題を把握していくためには、そのどちらに問題があるかを把握することが大切です。
臨床では、まず『肩甲骨に対する上腕骨の動き』に問題がないかどうかを評価します。
そこに問題がなければ、肩関節の問題=『胸郭に対する肩甲骨の動き』と考えられます。
しかし、そこに問題があったからといって、肩関節の問題=『肩甲骨に対する上腕骨の動き』の問題とは捉えることはできず、この時点では肩関節の問題=『肩甲骨に対する上腕骨の動き』+『胸郭に対する肩甲骨の動き』となります。
つまり、介入する際には『肩甲骨に対する上腕骨の動き』の問題を解決することを優先的に行うことが大切です!
ここで、難しいのが『胸郭に対する肩甲骨の動き』に介入することで『肩甲骨に対する上腕骨の動き』が改善することがあるということです。
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