【アキレス腱炎に対する治療戦略】第3部
こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!
前回と前々回とで「アキレス腱炎に対する治療戦略」の機能評価の部分を中心に解説していきました。
その中で、アキレス腱炎は疼痛部位に応じて内側型・中央型・外側型の3タイプに分けて捉えていくことで、より効率的な介入が可能となることを解説してきました。
今回はそれぞれのタイプに対する介入について解説していきます。
ざっくりまとめると、中央型は「下腿三頭筋の過剰収縮やタイトネス低下」に起因し、外側型ではそれに加え「後足部の回外傾向」がみられ、内側型では「後足部の回内傾向」がみられます。
つまり「下腿三頭筋の過剰収縮」「下腿三頭筋のタイトネス低下」「後足部の回外傾向」「後足部の回内傾向」に介入できるようになることで、アキレス腱炎に対しての基本的な介入が可能となるということです。
「下腿三頭筋の過剰収縮」に対しての介入は第2部の後半部分で解説していますので、そちらをご参照ください。
ここでは「下腿三頭筋のタイトネス低下」「後足部の回外傾向」「後足部の回内傾向」に対する介入について解説していきます。
▶︎ 足部・足関節に介入する前の下準備
これからアキレス腱炎に対する介入をやっていきますが、その下準備として足づくりをしておくことが大切です。
足づくりとは端的に言うと「柔らかい足をつくること」です。
足部には常に荷重負荷が加わり、アーチが潰される外力が加わり続けています。
その結果、アーチ保持筋は常に遠心性収縮が強いられ、関節や筋に負担がかかり、いわゆる「硬い足」になってしまいます。
硬い足のままではいろいろな介入をしても効果が出づらくなります。
つまり足部・足関節の機能を改善させるためにいろいろな介入をやっていくことが必要ですが、その介入の効果を最大限にするために「足づくり」をすることが大切ということです。
ー足づくり
▶ 下腿三頭筋のタイトネス低下に対する介入
下腿三頭筋のタイトネス低下に対する介入としてパートナーストレッチのポイントについて解説していきます。
ー下腿三頭筋に対するパートナーストレッチ
単に下腿三頭筋のタイトネス低下を改善させるだけでなく、アーチをサポートしながら介入していくことが大切です。
いくら下腿三頭筋のタイトネスが改善したとしても、アーチが低下してしまったら動作は改善しないからですね。
▶︎ 後足部の回外傾向に対する介入
後足部の回外傾向を呈する要因として、長腓骨筋の機能不全が挙げられます。
その長腓骨筋の機能不全を改善させるためには「長母趾屈筋と長腓骨筋の共同拮抗筋機能」と「長腓骨筋と短腓骨筋の関係性」を理解しておくことが大切です。
これらのメカニズムを踏まえた上での介入が大切です。
ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「【アキレス腱炎に対する治療戦略】第3部」について詳しく解説していきます。
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