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筋力の捉え方

こんばんは、大二郎です。


私の体を動かすためには力が必要となります。


重力や外力、そして筋力。


今回はその筋力をテーマにまとめていきたいと思います。


筋力の捉え方

筋力と一言で言っても意味としてはいろんなものがあるかと思います。


筋張力、筋出力など。


「筋力低下」と言われたときに、「筋力」という言葉の捉え方が相手と同じかどうかが重要だったりします。


そこがズレているとコミュニケーションが成り立たなかったり。


私が筋力という言葉を用いる際には「筋に由来する外力すべての合力」を指すようにしています。


筋力を捉えていく際には、筋張力と筋出力とに分けて考えていくことが大切だと思います。


筋張力とは、その筋長や筋緊張などによって生じる力で、『受動的に生じている力』と捉えることができます。


逆に筋出力とはその筋の自発的な収縮に伴って生じる力で、『自発的に生じる力』と捉えることができます。


例えば、カーフレイズをする際、静止立位から体幹を伸展し続けてみてください。


転倒しないようにするための反射として踵が浮いてくるかと思います。


これは自発的に足関節底屈しているわけではなく、受動的に足関節底屈していることになります。


実際に「つま先立ちをしてください」という指示を与えて、自発的につま先立ちしたとしても、動作様式として体幹伸展筋力を用いたつま先立ちになっており、受動的に足関節底屈しているケースが少なくありません。


そういった症例に自発的なカーフレイズを促すと、踵を挙げれなかったりします。


この自発的な収縮なのか、受動的な収縮なのかを見極めることが筋力を捉える上で重要です。

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