【機能評価020_膝関節】下腿回旋不安定性テスト
こんにちは、だいじろう(@idoco_daijiro)です!
今回は『下腿回旋不安定性テスト』について解説していきます。
膝関節には元々外旋45°/内旋15°程度の可動性があるとされています。
その回旋中心の軸がズレて、回旋不安定性が生じてしまうと、痛みや様々な機能不全につながります。
下肢機能に対して介入していく上ではこの下腿回旋不安定性の有無を把握しておくことは非常に重要です。
▶下腿回旋不安定性テスト
膝関節の回旋不安定性の有無だけでなく、どういった不安定性が起こりうるかを評価します。
Slocum testと同様の方法で、下腿外旋位、内旋位、それぞれで前後への不安定性を評価します。
下腿外旋位で前方への不安定性+:AMRI
下腿外旋位で後方への不安定性+:PLRI
下腿内旋位で前方への不安定性+:ALRI
下腿内旋位で後方への不安定性+:PMRI
回旋中心軸が内側にある場合はALRIとPLRIが、回旋中心軸が外側にある場合はAMRIとPMRIが生じます。
これは膝関節自体にどういった不安定性が"起こりうるか"を把握するための評価で、動作時の不安定性を把握するためのものではありません。
股関節や足関節からの運動連鎖も加味して動作時の不安定性を予測することが必要です。
ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「【機能評価020_膝関節】下腿回旋不安定性テスト」についてさらに詳しく解説していきます。
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