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ずっと好きだったあの子と優勝を目指すことになりました


ある高校の入学式



校長:本校への入学、誠におめでとうございます


校長:本校では〜〜〜〜〜〜〜〜




〇:話長かったな


早川:ホント長すぎや!




遥香:校長の話ってどこも長いんだろうね


〇:短くまとめてくれる人がいいよね


田村:私なら短くまとめられる!


〇遥早: ……


〇:ポンコツだから無理じゃない?笑


田:ヒドい!


〇遥早:笑笑

〇:でもさ、この3人が同じクラスでよかったな!


?:私もいるんだけど!!


ふと後ろを振り向くと


遥:あ!


〇:おぉー!


早: "沙耶香"!


田:久しぶり!


沙:やっと同じ学校にこれたよ


沙耶香は小学校は〇〇たちと同じだったのだが、中学に入る直前で親の転勤が決まり中学は別々だったのだ



〇:元気だった?


沙:もちろん!


早:元気さは健在やな


遥:これで5人全員揃ったね!


〇:全員が同じクラスってどんだけ運良いんだよ笑


?:みんな席に着けー


全:はい


?:このクラスの担任をする日村勇紀です。


日:1年間よろしくな!


全:よろしくお願いします


日:今日はもう帰れるけど、部活の見学はしておいた方がいいぞ!


日:野球部で待ってます!


〇:(この人野球部なんだ....


キーンコーンカーンコーン

田:部活なに入ろっかなー


〇:ソフトボール部ないの?


田:野球部しかない


〇:そりゃあ残念だったな


遥:〇〇!


〇:美術部には入らないよ


遥:ちがう!


〇:え?

遥:和太鼓部あるよ!


〇:へー

興味なさげな〇〇


遥:入ろうよ!みんなで


〇:えっ?なんでそうなった?


遥:だって元々〇〇は和太鼓経験者じゃん


〇:うん


遥:それに、〇〇の演奏好きだったのに中3でやめちゃったから、ここで復帰したらいいんじゃないかなって思った


早:面白そうやな!


沙:やってみようよ!


〇以外:さんせー!


〇:まぁいいよ


遥:やった! じゃあ部室に行こ!




和太鼓部の部屋の前へ着いたものの...


遥:和太鼓部なのに音しないね


〇:とりあえず入ろうか


全:うん


ガラガラガラ


〇:すいません....


?:あ!君たちも新入部員!?


遥:あ....そのつもりです


?:よかったぁ〜部員私だけじゃなかった


〇:あの....


?:  ん?


〇:もしかして ”ひかる” ?


ひ:なんで私の名前知ってるの!?


〇:〇〇っていう人知らない?

ひ:知らないわけないよ!

ひ:もうちょっと聞きたかったひとだよ

ひ:去年やめちゃったけど...

〇:じゃあその願い叶ってるね

ひ: ...もしかしてあの〇〇..?


〇:うん


ひ:えぇー!!


ひ:なんで私なんかのこと覚えてたの?


〇:たま〜に見てたしね


早:あの〜...どう言ったご関係で?


〇:ひかるは櫻っていうチームの1人だったんだよ


ひ:〇〇は常勝チームの大太鼓を打っててすごく上手かったから和太鼓やってる人からしたら誰でも知ってる


ひ:私の憧れだよ!


遥:やっぱり〇〇って凄かったんだね


〇そんなことないよ


ひ:でも、、、なんでやめちゃったの?


〇:太鼓に楽しさを感じなくなったからかな


ひ:じゃあなんで今はここに?


〇:遥香たちとできるなら楽しいかなって思った


ひ:はるか?


遥:私です!


ひ:あなたが〇〇を誘ってくれたの?


遥:はい


ひ:ありがとう! 〇〇と練習できるなんて夢みたいだよ!


遥:いえいえ


沙:ちょっとさ...自己紹介しとかない?


早:そうやな!


早:早川聖来です!


田:タムラマユです!


沙:掛橋沙耶香です!


遥:賀喜遥香です!


〇:この流れ、、俺も紹介いる?


早:いちおしときや!


〇:〇〇です


ひ:森田ひかるです!


ひ:ひかるって呼んで!


遥:ひかるちゃんって何組なの?


ひ:私は2組だよ


ひ:みんなは?


〇:全員1組だよ


ひ:いいなー

沙:ひかるちゃん太鼓はいつからやってたの?


ひ:小3の頃から始めたんだ〜


早:〇〇はいつからなん?


〇:俺は保育園の年長の頃だね


田:そんなにはやくから!?


〇:去年1年間はやってないけどね


沙:にしても長いね...


〇:歴だけね笑


ひ:あ!そういえば!


〇:うん?


ひ:顧問の先生だれか知ってる?


〇:そういえば聞いてないね


〇:遥香知ってる?


遥:しらない


ひ:わたしあったんだけどさ!


ひ:すっごい美人な先生だったよ!


〇:男じゃないんだ...


ひ:まぁ〜めずらしいよね


田:美人な先生......気になる!✨️✨️


遥:たしかに気になる✨️✨️


ひ:もうちょっとしたら来るんじゃないかな?


田遥:やった!


〇:(この2人は顧問になにを期待してるんだろ?笑



ガラガラガラ🚪


?:ごめんなさいひかるさn…


?:すごーい✨️ 6人もいる!


田:(すっごい美人な人だ....


遥:もしかして顧問の先生ですか?


?:そうだよ!


?:顧問の “ 白石麻衣 “ です


白:にしても助かったよ


白:さっきまでひかるさんだけだったから


ひ:みんなに助けられました!


白:そうだね


白:にしても.....君どっかで見たことあるような....


〇:僕ですか?


白:うん


白:あと少しで思い出しそうなんだけど....


〇:(やっぱり多少は覚えられてるもんなんだな


ひ:中学生でありながら大太鼓任されてた人ですよ!


白:あっ! 〇〇だ!


白:あなた〇〇君でしょ


〇:そうです


白:〇〇君がうちなんかに所属していいの!?


〇:所属させてください笑


白:〇〇君がうちに所属なんて夢にも見なかったよ


〇:いやいや、そんなすごい人でもなんでもないですから笑


〇:先輩方って誰もいないんですよね?


白:うん。いないよ


遥:私たちだけなんだね


〇:そっちの方が気が楽だしよかったよ


沙:それもそうだね


田:にしてもこんなにいっぱい太鼓あるんだね

そこには何十台もの太鼓があった

白:昔いた部員の1人がすごい大金持ちでね、


白:その子のご両親が寄付してくれたんだよ


〇:こんなに大量の太鼓買えるのってすごいな


ひ:曲ってあるんですか?


白:これだよー はい!



ひかると〇〇に渡された紙には....



〇:「ドンコンドンコンドンドン....」?


〇:なんですかこれ?


白:だから曲だってば


〇:音符がいっこもない....


ひ:たしかに笑


白:まともな曲書ける人いなかったからね...


〇:僕書いてもいいですか?


白:いいの!?


〇:はい


ひ:〇〇の書く曲......めっちゃ楽しみ!


〇:ありがと




ー1ヶ月後ー


〇:できたよ


ひ:ほんと!✨️ みせて!

〇:はいどうぞっ



手渡された譜面を読み終わると.....



ひ:これめっちゃいい!


遥:私楽譜読めないよぉ...


全:うんうん


白:実は私も...


〇:擬音語版もあるよ

遥:やった

〇:「ドン」が右手で「コン」が左手ね

早:りょうかい!

白:〇〇君は用意周到だね

〇:ありがとうございます

ひ:誰がどれを打つとか決まってるの?


〇:練習してるなかで決めた


沙:誰が何を打つの?


〇:きく?


全:うん


〇:聖来と沙耶香が締太鼓


早:しめ?


〇:これだよ



早:座って打つの?


〇:そーだよ


沙:聖来頑張ろうね!


早:うん!


〇:次にひかると遥香と真佑は長胴ね


田:どれ?


〇:これ


遥:いつも打ってるやつだ


ひ:長胴でよかったぁ


〇:なんで?


ひ:締は慣れてないもん


〇:大太鼓が良かった?笑


ひ:バカにしてるでしょ!


〇:いや、全然してないよ笑笑


ひ:ほら笑ってるじゃん!


ひ:私がちっちゃいからって!


〇:ごめんごめん


遥:ところで〇〇は何打つの?


〇:大太鼓だよ!


ひ:よ! 花形!


〇:ありがとう!笑


田:コンクールって何分間なの?


〇:4分間だよ


早:みじか!


〇:その4分のために1年間かけてみんな頑張ってるんだよ


沙:そう考えると怖いね


遥:もう6ヶ月しかないし


〇:だからモタモタしてられないよ!


全:うん!



それから5ヶ月ほどたち.....



ー練習後ー


田:つかれたー


遥:これもうスポーツだよね


早:あつーい


〇:前いたところは3月でも冷房つけてたな笑


田:冷房は必要だよ


ひ:アイス買いに行こー!


全:いこー!



3と1 が強調されているお店に入る




田:やっぱアイスサイコー


早:たこ焼きよりかは下やな


〇:(比べるものが独特....


沙:〇〇はさ....


〇:うん


沙:今回のコンクールどんな感じになると思う?


〇:よくて3位じゃないかな?


〇:沙耶香たちの頑張り次第でけっこう変わると思う


沙:そういわれれば頑張らなきゃっておもうね!


〇:自分で言うのもなんだけど、良い曲書いたつもりだから頑張って!


ひ:たしかにお世辞なしであの曲いいよね


〇:ありがと




そうしてアイスを食べ進めていき...

ひ:私帰り道こっちだけどみんなは?


遥:私たちは反対方向だね


田:そうだね


〇:俺はひかると一緒


ひ:じゃあ4人とはここでお別れか....


遥:また明日!


ひ:うん


田:〇〇ひかるちゃんを守らないとダメだよ?


〇:はいはい


沙:バイバーイ


ひ:またね〜



こうして両者は反対方向に進む





ひ:かっきー達頑張ってるね


〇:頑張ってもらわないと困るよ


ひ:頑張るのってなかなか続かないし難しいんだよ?いつ心が折れるかわからないし


〇:あいつらは簡単にはめげないから大丈夫だよ


ひ:たしかにね




〇:ひとつ聞きたいことがあるんだけど


ひ:なに?


〇:なんでひかるってチーム抜けたの?


ひ:ぇ....


〇:だってあのチームにいた方が優勝狙いやすいだろ


ひ:まぁね....


〇:なんか含みあるな


ひ:私いじめられてたの


〇: えっっ...いつから?


ひ:〇〇がやめる直前くらいからかな


〇:なんでひかるがいじめなんかに....


ひ:私が女だからだよ


〇:は...?


ひ:女が真ん中に立つのが気にくわなかったんだよ


〇:ひでー


〇:真ん中に立てるくらい上手いってだろ?


ひ:まぁ....そういうことだね


〇:上手くていじめりるとか意味わからん


ひ:〇〇ならそういうと思ってたよ


〇:そっか。


〇:優勝したいならそのチーム抜けて正解だね!


ひ:なんでそう思うの?


〇:優勝するチームにいじめが起きることなんてありえない


ひ:たしかに


〇:どんなに一人一人が上手くてもまとまりがないと優勝はできない


〇:ラーメンと一緒だね!


ひ:ラーメン?


〇:いくらスープとか麺が個々に美味しくても、麺がスープに絡まなかったら美味しくないでしょ


ひ:たしかに美味しくない


〇:だよね笑


ひ:あっちはひどいチームだった


ひ:その点こっちはいい人ばっかり!


ひ:〇〇が優しいから優しい人が集まるんだろうね


〇:実際ひかるも優しいしな


ひ:私って優しいの?


〇:遥香たちが上達しやすいように練習メニュー考えたり教えたりするのって相当優しいと思うよ


ひ:そうなんだ笑



そういうとニコニコな笑顔でこっちをみるひかる




〇:なんでそんな笑顔なの?


ひ:だって...だって今までいじめられてたことも誰にも言えなかったんだもん😭


〇:さっきまで笑ってたのに急に泣くなよ...笑


ひ:だってぇ....


ガバッ



ひ:え?


強めにひかるを抱きしめる〇〇



〇:辛かったんだな


ひ:うん😢


ひ:でもなんで抱きしめてくれるの?


〇:泣いてる顔見られたくないでしょ?


ひ: ///


〇:ふざけたんだからツッコんでよ笑


ひ:ツッコめるわけないじゃん


〇:そっか....


〇:まぁでも高校にいる近くにいる内は守るよ


ひ:ありがと🥲


 


ーコンクール当日ー


〇:おはよー


全:おはよう....


〇:なんでそんなに暗いの?


遥:だって緊張するんだもん


〇:大丈夫 大丈夫


〇:あんだけ練習したんだから


早:たしかにそうやな


沙:とりあえずみんな頑張ろー


全:おー


〇:(元気だな....


〇:ちょっとトイレ行ってくる


遥:はーい


〇:ごめんね



そういいながらトイレへ走っていく〇〇


早:せっかくみんなまとまってたのに


遥:まぁ〇〇らしいじゃん




??:あれ?ひかる?


ひ:え..あっ.....


ひ:△△と□□….


そこには元チームメイトの姿があった


いそいで遥香の後ろに隠れるひかる




△:今更隠れたって無駄でしょ


□:弱小チームに引っ込んじゃったひかるちゃんはどこ?笑


ひ:(つらいよ、、、


遥:弱小チーム....かもしれないけど...

遥:べつにひかるちゃん何も悪いことしてないでしょ!


田:ひかるちゃんいじめるのやめて!


△:こいつが逃げようとするから悪いんだろ


?:逃げないと耐えられないような状況を作ったのはどこのどいつだ?


△:はぁ‪💢  あっ....


□:〇〇....


〇:さっきから聞いてたけど何が弱小チームだよ


〇:いじめが起きるような質の悪いチームよりかは全然良いと思うぞ


△:それは...


〇:お前らは女の子ひとりを何人もの人でいじめた


〇:先月だってそのせいで泣いてた‪💢


〇:そして今も泣いてる


〇:そんなひどいやつから逃げて何が悪いんだよ


△:悪くないです....


〇:もうどっかいけよ


□△:すいませんでした


そういってどこかへ足ばやに逃げていく2人




〇:ひかる大丈夫か?


ひ:怖かった...


〇:ごめんね、助けるの遅れちゃって


ひ:うんうん  大丈夫


〇:そっか


〇:絶対あのチームには勝とう


ひ:ちがう!


〇:え?


ひ:絶対 “優勝” するの!


〇:そうだったね笑


遥:みんな頑張ろうね!


全:うん!





ー本番直前ー


田:緊張がすごいよぉ....


遥:私も....


〇:緊張しすぎだよ笑


遥:だって人いっぱいいるじゃん


〇:客席は暗くなってるから意外と怖くないよ


遥:でも、今が緊張するもん


〇:じゃあわかった。


〇:息吸って


遥:スゥ-


〇:息止めて


遥: …


〇:吐いて〜


遥:フゥー


〇:どう?


遥:すごい!✨️✨️


遥:すっごい落ち着く


〇:これで状態万全だね


遥:うん!




そうして4分間の演奏が無事おわり....




早:ミスなしやった!


沙:私も!


遥:私も大丈夫だった!


ひ:みんな完璧だったよ


〇:ひかるもしっかり声出てたね


ひ:声も大事だからね


田:なんか急に重荷が降りた感じ


沙:コンクールを目標にやってきたからね


白:みんなお疲れ様!


全:お疲れ様です


白:客席から見てたけどみんな凄かったよ


早:やった!


遥:入賞できますかね?


白:できそうだよ! すっごい鳥肌たったもん


ひ:結果気になるね


〇:そうだね




そんなことをしゃべっているなか少し遠くのところでは...



?:なんでバチ落としたんや!


?2:ごめん...手が滑っちゃって...


〇:(あれ?この声聞いたことあるぞ


〇:(あっ!


ひ:〇〇どこ行くの?


〇:ちょっと用事があってね




ひ:ついていこーイヒヒ




?:ほんとに何してんねん


?2:ごめん...


〇:やっぱりそうだ!


?:え?   あぁっ!


〇:久しぶり  “菜緒” と “美玖”


菜:裏切りもんや!笑




〇:なんでよ笑


美:太鼓辞めるっていってたくせに



そう。〇〇は元々菜緒たちが所属している日向に所属していたのだ



〇:まぁ色々あって復帰したんだよ


菜:〇〇が抜けたせえでこっちはすごい痛手なんやけど


〇:ごめんごめん


〇:ところでなんで菜緒は怒ってたの?


菜:美玖が演奏中にバチ落としたんや!


〇:ありゃ....


〇:しかも美玖のことだから落としてオドオドしてたんでしょ


美:そのとおりです...


〇:そりゃあ菜緒は怒るよ


菜:なんで菜緒 ”は” なん?


〇:誰よりも真面目にやってるし誰よりも優勝したいって気持ちが強いからだよ


菜:やっぱり〇〇は菜緒のことわかってる!


菜:優秀や!


〇:何年も一緒のチームだったからね


菜:〇〇がいると雰囲気も良くなるしなっ!


美:〇〇の今のチームも雰囲気すごくよさそう


〇:めっちゃいいよ


〇:ひかるもいるしね


菜: …ひかる?


〇:覚えてない?


菜:なんかかすかに....


〇:そこの壁に隠れてるのがひかるだよ


菜美:え?


〇〇を疑う仕草をしつつも壁の裏側へ行くと.


美:ほんとにいた...


菜:あぁっっ!! 思い出した!


菜:森田ひかるちゃんや!


ひ:こんにちは


〇:そんなとこに隠れてないではやくこっちに来れば良かったのに


ひ:入りにくかったんだもん


菜:ひかるちゃんってまえ真ん中で打ってたやんな?


ひ:うん


菜:〇〇とみて「あの子すごいね」って2人で言ったの思い出した


ひ:嬉しい!


菜:それに〇〇がひかるちゃんのことかわi....


〇:やめろ!


ひ: ?


菜:いきなり口おさえるな!


〇:うるさい口を封じただけ


菜:でも 〇〇言ってたもん!

菜:ひかるちゃんかわi…


キャッ


菜:クスぐるな!


〇:だって口おさえるのダメなんでしょ?

菜:うん

〇:じゃあクスグルしかないじゃん


菜:なんでそうなんねん変態!


ひ:あのぉ....


菜:あ、ごめん  ひかるちゃん置いてけぼりにしてた


ひ:それはいいんだけど、、、


ひ:もうそろそろ結果発表はじまるよ?


〇:あ、ほんとだ


〇:ひかる行こう!


ひ:うん


菜:バチ落とした美玖いそぐで!


美:だからゴメンってぇ....





ー結果発表ー


遥:3位には入ってますように🙏🏼(ボソッ)


沙:お願い🙏🏼




アナウンス:3位....櫻



〇:(まぁ妥当かな...


田:(3位以内に入ってないかも....


早:(お願いや〜順位入ってぇ....


〇:(次に呼ばれなかったらやばいな


アナウンス:準優勝....日向


〇:(マジか.....


田:(うそ!?


遥:(え? 優勝チームどこ?



アナウンス:優勝.....乃木坂高校


〇:(は?


沙:(え。。。?


遥:( 、、、?


田:取れた...


早:やったな!


ひ:まさか優勝できるとは....


白:みんなやったね!


白:おめでとう!


〇:実感がわかない....


ひ:〇〇やったよ! こっちにきて正解だったよ!


〇:いままで頑張ってきてよかったな!



菜:美玖ー‪💢


美:ほんとにごめんなさい ほんとにごめんなさい



ペコペコ頭を下げる美玖



〇:まぁまぁ謝ってるんだから


菜:〇〇私たちとの点差知ってるん?


〇:いや、知らない


菜:5点やで?


〇:あ、、、美玖....ご愁傷さまです


美:〇〇助けてよー


〇:美玖のおかげで優勝できたよ笑


美:そんなこと言ったらこしゃが怒っちゃうー


菜:〇〇から言われる前から怒っとる!


美:すいません....


〇:でもなんか、、、美玖っぽいね


菜:たしかにな笑


菜:そういえば!


〇:?


菜:〇〇はここでゆっくりしゃべってる暇ないんちゃう?


〇:菜緒もやっぱ俺のことわかってるね


菜:当たり前や


〇:じゃあ行ってくるよ

美:いかないでぇー  〇〇がいないと菜緒をなだめるひとがぁ〜

菜:ミスせんかったらええんや!

美:そうなんだけど...

菜:美玖はどうでもいいから〇〇いって!

〇:ありがと


いつものメンバーのところに戻る〇〇


〇:もうそろそろ帰ろっか


遥:そうだね


早:このあと打ち上げせぇへん?


沙:面白そう!


田:やろやろ!


ひ:じゃあみんな一旦帰ってから集まろ!


遥:そうしよ!


ひ:〇〇もいくでしょ?


〇:あぁ..うん

少し考えごとをしてた様子の〇〇



遥:じゃあ一旦帰ろっか


ひ:私こっちだけどかっきーたちはあっちでしょ?


遥:私たちはあっちだね


〇:じゃあまたひかると2人か


ひ:みたいだね


早:じゃあまた打ち上げでな!


田:2人とも遅れちゃダメだよ!


〇:真佑が1番遅れてきそうだよ笑


田:なっ、、失礼な!

遥:とりあえず2人とは一旦わかれるね


〇:またな


ひ:またねー







〇:本当に優勝したんだな...


ひ:いきなりどうしたの笑


〇:感慨深いなーって思ってさ


ひ:たしかにね


〇:俺の和太鼓熱を復活させてくれたのは100%ひかると遥香だし


ひ:なんで私?


〇:だってひかるがいなかったら曲もあんなに真剣に書いてないと思う


ひ:どういうこと?


〇:さっき菜緒が言いかけてたんだけどさ、、、


〇:俺ひかるのこと好きなんだよ


ひ:え...///


〇:優勝したら伝えようと思ってたんだけど、、



〇:こんなやつですが絶対幸せにします!


〇:僕と付き合ってください



ひ: ..私なんかでいいならもちろんOKだよ🥲



〇:よかったぁ



少しほっとするような表情の〇〇



ひ:まさか〇〇が私のこと好きだったなんて


〇:好きじゃないとひかるが泣いてるときに隠したりしないよ


ひ:そのとき気づけたらなぁ


〇:でもホントに嬉しいよ


ひ:私も!





ギュッ




体が小さいため〇〇の胸に頭が届くかとどかないかくらいのひかるがまた愛おしい



〇:///


ひ:ハグなんかで照れてるの?笑


〇:うるせぇ


ひ:彼氏なんだからこんなの慣れてもらうからね!


〇:わかったよ笑


ひ:かっきー達に報告する?


〇:まぁ変に隠し事するよりかは行った方がいいよね


ひ:よし! 報告するで決定!




それから打ち上げで付き合うことを報告と「やっと告白したんだね」みたいな声ばかりで、ひかる以外には〇〇の恋心がバレていたようだ





ー15年後ー


?:パパ、、パパ、、、パパぁー!!!


〇:ん...?


?:パパおきたー!


〇:おはよう  “ 天 “


天:ママがはやくおきなさい!っておこってるよ


〇:休日なんだからもう少し寝かせてくれてもいいのに...



そんなことをボソボソいいながら娘の天とリビングへ向かう〇〇




〇:おはよう


ひ:おはよう


ひ:やっと起きてきたね


〇:休日なんだからもう少し寝かせてよぉ


ひ:天が遊びに行きたいってうるさいんだよ


〇:そういうことか....


天:パパあそびにいこー!


〇:元気だな笑


〇:わかったよ。遊びに行こうか


天:やったぁぁ!!





近くのシンプルな公園へ連れていった〇〇達



天:パパあれやりたい!


指をさしたのはシーソーだった



〇:じゃあ乗ろうか


ひ:私と天で〇〇と同じくらいになるかな?


〇:いや、ひかるも天もちっちゃいじゃん笑


ひ:うるさい!


ひ:やってみなきゃ分からないでしょ!


〇:はいはい笑


〇:急に熱くならないの


天:ママこわい...


ひ:あぁ〜そうだったごめんごめん💦


〇:まぁ1回やってみるか


ひ天:うん!



双方がシーソーにまたがると....


ガタンッ



〇:やっぱ俺の方が重かったね笑


ひ:シーソーからもチビってバカにされてる気がする


〇:笑笑


天:パパうごかしてぇー!


〇:はーい笑



それから何回か動かしてるうちに.....




天:てんちゃんつぎあれしたい!



指をさしたのは....   ブランコ




〇:よし、じゃあブランコ乗ろっか


天:うん!




天:わぁー


〇:天いきおいつきすぎじゃない?


ひ:運動神経良いのかもね


〇:見てなくても大丈夫そうなくらい安定してるしね笑


天:パパーもっとおしてー


〇:さすがにもう押せないよ笑


天:えぇーつまんないのぉ〜


〇:ごめんね笑



それから1個1個の遊具で遊びまくり.......


天:てんちゃんつかれた


〇:だろうね笑


ひ:子供の体力って恐ろしい💦

ひかるは天についていくだけで限界だった

〇:たぶん天が体力ありまくりなタイプなだけなんだろうけど


天:かえろぉー


〇:よし、帰ろうか


天:だっこぉ


〇:急に甘えるんだな笑


〇:いいよ、おいで


天:パパしゅきー!


〇:ありがと笑


ひ:むぅー


〇:ママしゅきーって言って欲しいの?


ひ:うん


天:ママしゅき


ひ:なんか感情こもってない....


〇:この歳にして忖度を覚えたか笑






天:ママーきょうのよるなにー?


ひ:あ〜何にも考えてなかった笑


ひ:今から作るからパパのとこ行っておいで


天:はーい



 

天:パパー



ギュッ



天:えへへ(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐ )


〇:天かわいすぎ!


天:これ見る


〇:あ〜テレビね


〇:なんか子供向け番組あってるかな?



そうしてチャンネルを変えていくと


📺  : 「ドンドン🥁」


〇:あ、太鼓なんてやってるんだ


天:かっこいい😍


〇:え?


天:てんちゃんもこれしたい!


〇:うそ!?


天:ドンドンしたい!


〇:(和太鼓が好きなところが遺伝されたか笑


天:ドンドンドンドン


〇:口でドンドン言ってるの可愛い笑







ひ:できたよー


天:やった!  ハンバーグだっ!✨️✨️


〇:目がキラキラしてる笑


ひ:ハンバーグ好きだもんね


天:うん!


〇:そういえば天が太鼓やりたがってたよ


ひ:いいじゃん! やらせようよ!


〇:もう少し先でいいんじゃない?


ひ:でも今の天は〇〇が太鼓始めた歳と一生分だよ?


〇:そう考えるとうちの親よく通わせてたな....


ひ:案外何とかなるんじゃない?


〇:そうかも笑


ひ:習わせるとしたらあそこしかないよね!


〇:だな


〇:  “ 菜緒 “   のところに



そう。あれから菜緒は検定で1級を取得し子供たちに和太鼓を教えているのだ


〇:あいつのところ厳しすぎて天やめるとかと言わないよな...


ひ:天は意外と根性あるから大丈夫だよ


〇:たしかにそうだな




〇:てんー


天:なにー?


〇:本当に太鼓やりたい?


天:やりたーい!




こうしてまた優勝を目指す人が生まれた

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