久しぶりに会った〇〇と再婚することになりました .24
正月でお節を食べてからは本当に暇になる昼過ぎ…
美月:ひまぁ…
〇:だな。お腹もたまったしやることないし
さくら:パパいっしょにあそぼー!
〇:そうだな。遊ぶかっ
さくら:うん!
正月といえどメンコなどがあるわけではないので…
さくら:これしてあそぶー
そういって服を持ってくるさくら
〇:ファッションショーしたいのね笑
さくら:うんっ!
〇:それ遊ぶっていうの?笑
さくら:あそぶっ!
〇:へ〜じゃあこの洋服来て欲しいな〜
さくら:わかった!
〇:あ、ちょっと待って
さくら:ん?
〇:さくらは前髪下ろしてることばっかりだから試しにこういうのはどう?
そういってさくらの髪をぎこちなく結んでいき……
さくら:えへへっ…どうかなぁ?
〇:めちゃくちゃ可愛いよ
さくら:やった!……でもおデコでてるのはずかしい……///
〇:全然恥ずかしいことないっ!
美月:な〜にうるさくしてるn……おぉ…すっごい可愛いじゃん
さくら:そうかなぁ?
美月:可愛い!これ〇〇がやったんでしょ?
〇:そう!俺の思うベストなさくらっ
美月:ほぉほぉ…じゃあ私の思うベストさくらもやっちゃおうかな!
〇:望むところだね
それから美月の目の色が変わったような気がしながら完成を待っていると…
さくら:パパできたよ〜
〇:うわっ…このさくもめっちゃ可愛いな
美月:でしょ〜?
〇:なんか負けたってわけじゃないのに悔しいわ
美月:それは負けを認めたようなものでしょ!
〇:まぁ…たしかに
〇:でもっ!…俺の方のさくらもめっちゃ可愛かった
美月:正直なとこいえばさくらはどんなの着ても似合うからね笑
〇:たしかにそうだな
そういいながらさくらを抱きかかえる〇〇
〇:やっぱり可愛いなぁ…俺のさくらだわ
美月:え〜美月ちゃんのさくらなんですけど?
〇:いーや!俺が産んだ記憶ある
美月:むっ…私が産んだのに……
美月:てか、初めて会ったの本屋さんのくせに……
〇:そういえばそうだった…笑
美月:あの頃はまだ敬語だったね〜
〇:『〇〇さん』って言われてたのが懐かしいや
さくら:〇〇さんっ!
〇:ふふ。パパって呼んでくれた方がいいな〜
さくら:パパ!
美月:そのうち『ジジイ』とか言われるようになるんじゃない?笑
〇:さくらが反抗期になったら精神的にくるな……
美月:〇〇からしたら推しから見向きもされなくなるようなもんだからね〜
さくら:さくはパパのこときらいにならないもんっ
〇:言ったな〜?頼むぞ?
さくら:うんっ!
それからグータラ生活を続けていると……
美月:あっ…これ忘れてた
〇:ん?なにそれ
美月:お泊まり会のしおり
〇:それがどうかしたの?
美月:年始すぐにお泊まり会があるからそれの準備しなきゃいけないの!
〇:えっ…お泊まり会ってことはさくらと1日会えなくなるのか…
美月:いや…1泊じゃなくて2泊みたいだよ
〇:2泊も!? 普通こういうのって1泊じゃないの?
美月:私もそう思うんだけど違うみたい
〇:2泊ともなるとさくらと会えないとも辛いけど保育士さん大変だな
美月:だね
〇:さくらちゃんと先生の言うこと聞くんだぞ?
さくら:うんっ!
美月:3日目の日お迎え早いし有給取ろっかな
〇:じゃあ俺もそこで有給取ろうかな
美月:ふふ。次の日が休みってことは…構ってよねっ♡
〇:いわれなくても分かってるよ
〇:ってさくらの前でなんてこと言ってんだ!
さくら:??
美月:まあ何はともあれ!今年もよろしくっ
〇:どんな締めくくりじゃ!
こうして相変わらず美月によって話がまとまらない一家でした
〇:(今年中には子供……欲しいなぁ