久しぶりに会った〇〇と再婚することになりました .21
部長に頼み込まれ珍しく休日出勤となった〇〇
部長:すまんな休日なのに
〇:しょうがないですよ。この量の仕事を部長だけに押し付けるわけにはいかないですよ
部長:助かるよ……
他の社員の資料確認やリスク管理の確認作業、年末に備えた書類の作成などなど仕事が山積みになっていた
部長:悪いから明日は振り替えで休んでくれ
〇:いいんですか?
部長:おう。お前に倒れられても困るからな
〇:ありがとうございます
それから1日かけ仕事を終わらせ……
〇:あぁぁ……もうこんな時間かぁ
部長:昼飯のとき以外ノンストップだったな
〇:ですね。てか、部長の仕事を僕ができたってことは……
部長:いや、お前は今すぐにでも部長になれると思うぞ
〇:そうなんですか!?
部長:おう。ただ部長になると奥さんと会う時間減るぞ
〇: ……やつぱり部長にはならなくていいです
美月とさくらの顔がすぐに浮かび部長になるのはまだ先でいいと思ってしまった
部長:はは、新婚さんには向いてない役職だよ
それからくったくたになりながら家に帰ると……
明らかに怒っている様子の子が1人
〇:さ、さくら…?
さくら:ふんっ……今日一緒に遊んでくれるって約束したのに……
〇:ごめんなぁ…出来ることなら遊びたかったんだけど
美月:ほら、パパもさくらと遊びたくなくて会社行ったんじゃないんだから
さくら:でも……
〇:も〜お願いだからいつものさくらに戻ってよぉ
そういうとさくらを抱きかかえ
お腹をくすぐった
さくら:キャッ…えへへっ
〇:あ、いつものさくらだ
さくら:へへっ…
〇:よし、いつものさくらに戻ったことだし一緒にお風呂入ろっか!
さくら:うんっ!
そういって風呂場へ向かうさくらの表情には怒った面影は全くなかった
美月:子供の扱い上手すぎでしょ
美月:もしかして私より上手かったりして……
そんなことをおもいながらもさくらと〇〇が仲良くしている姿は何とも言えない幸福感があった
そのころ……
〇:さくらさ、明日パパが保育園まで送ってあげよっか
さくら:えっ!!パパとほいくえんいけるの!?
〇:そうだよ。いやだ?
さくら:いやじゃない!パパがいいっ
〇:そっかそっか。じゃあ明日一緒に行こうな
さくら:うんっ!
それからご飯を食べ、さくらは眠ってしまった
美月:はぁ…今日は〇〇成分が不足してるぅ
〇:へへっ…俺も美月成分不足してるよぉ
そういって美月に抱きつく〇〇
〇:へへっ…こうしてるときが1番最高かも
美月:これ以上に最高なんてことある?
〇:ん〜ん。今がいちばん良いよ
〇:あ、そういえば明日休みになったんだけど美月は仕事?
美月:うん…だけどお昼までだよっ♡
〇:じゃあ今日は寝なくてもいい?
美月:そこは『今日は寝かせないから』でしょ?
〇:覚悟してね?
美月:もちろん💕
それからは2人だけが感じる部屋の中で体を冷ましながら心を温めた