夢が叶った整体師の奮闘記! .16 神宮3日目
時刻は朝6時過ぎ
?:〇〇...〇〇! 〇〇!!! 〇〇っ!!
〇:ん〜? まだ会場行く時間じゃねぇんだし寝かせてよ飛鳥
飛鳥:ちがうの!もうすぐ山がくるんだって!
〇:え...?どうして美月がここに?
飛鳥:知らないよ。ただ来るらしいから早く起きて身支度しな!
飛鳥:親しい人とはいえパジャマも着てないのはマズイでしょ
〇:そ、そうだな...着替えてくるわ
そして着替え終わると....
「「 ピーンポーン 」」
〇:お、来たみたいだね
飛鳥:じゃあドア開けてくるね
〇:うん
(それにしてもわざわざ来るなんて何かあったのかな
美月:やっほー!
〇:朝から元気だなぁ...
美月:だってライブあるんだし元気に決まってんじゃん!
〇:まぁそっか
飛鳥:で、何しにきたわけ?
美月:それはもちろん愛しの飛鳥さんに会いに....
飛鳥:キモイ。どうせ会場で会える
美月:ひ、ひどい....〇〇と不倫してやる...
〇:(いや飛鳥とも結婚してねぇよ
飛鳥:そんなことしたらどうなるか分かるよね?
美月:こ、こわい....
〇:で、茶番はいいとしてホントに何しに来たの?
美月:それはねぇ....施術してもらおうと思って!
〇:え、そんなの会場で良くない?
美月:こっちの方がいいの!来てみたかったし!
〇:そっか。じゃあやるよ
ーほぐし中ー
〇:なぁ....
美月:ん?
〇:どんだけ凝ってんだよコレ
美月:やっぱり凝ってるんだ
〇:よくこんなに凝ってて芝居できたり踊れたりするな
美月:まぁ楽しいからね
〇:そっか....でも怪我するリスクは高まるんだから気をつけろよ?
美月:はーい
〇:ほんとに分かってる?笑
美月:うん。とりあえずここに来ればいいんでしょ?
〇:はぁ...仕事減らすって考えはないのかよ....笑
美月:ん〜まぁでも来年の5月以降は勝手に仕事減ると思うしね
〇:ん?なんで5月なの?
(今の美月に仕事が減るとは思えんのだが)
美月:私さ..... “ 乃木坂卒業するの “
〇: …….
〇: ….マジで?
美月:うん。マジ
〇:な、なんて言っていいか分かんないけど....来年の全ツまでくらいは居ると思ってたよ
美月:ん〜でもここが1つの区切りかなって思ってね
〇:そうか....ん? てか、こんなこと俺が知ってよかったの?
美月:いいんじゃない? ダメだったかな...笑
ちょっと微笑むようにそう言う
〇:へ〜でも美月の卒業ライブは絶対観たいなぁ
美月:何言ってんの! 〇〇はもう確定だよ!
〇:は?
美月:まだ詳しい日程は決まってないけど卒コンの日は来てよ!整体師として
〇:なっ....結局仕事かい
美月:いいじゃん!お願い!
〇:わかったよ....その日はちゃんと行くから
美月:やった!絶対だからね!
〇:はいよぉ
〇:とりあえずほぐし終わったからこっちのトムソンに乗って
美月:お〜ワトソンくん頼むよ
〇:トムソンな....
プシュー
プシュー
美月:なんかこれ....
プシュー
美月:変な感じが....
プシュー
美月:するね....
プシュー
〇:あんまり痛くは無いでしょ?
美月:うん!あんまりいたくn….
プシュー
美月:ねぇ!わざとでしょ今の!
〇:なんのことかなぁ〜?
美月:分かってるくせに....
〇:いや美月が話そうとしたタイミンでわざと押してたなんて知らないもん
美月:全部言ってんじゃn….
プシュー
美月:最後まで言わせろー!
〇:ごめんごめん 笑
美月:次やったら許さないからn..!
プシュー
美月:こらー!
〇:いや〜やっぱ美月は面白いわ...笑
美月:もう!私はおもちゃじゃないんだからっ
〇:え、違ったの!?
美月:こーんなに可愛いおもちゃなんて無いでしょ!
〇: ……
美月:そこはなんか言ってよ!
プシュー
美月:ワトソンで返事しなくていいの!
〇:(トムソンな....
こうして施術は終わり....
美月:ふ〜なんか軽くなった
〇:施術代10万ね
美月:ぼったくりだ
〇:まぁタダでいいよ
美月:いいの!?
〇:うん。せっかく来てくれたしね
美月:ラッキー
飛鳥:次押しかけてきたら100万ね
美月:恐ろしい....
〇:あ、てかもうそろそろ行かないと遅刻するぞ
飛鳥:だね。早く行かないと
美月:あのぉ....
〇:ん?
美月:私も乗せてってもらえませんか....?
飛鳥:え、そういえばどうやってここまで来たの?
美月:電車です!
〇:よくそんな顔隠さず来てバレなかったな
美月:ずーっと下向いてて台本読んでた
飛鳥:もしファンの人にバレたら危険だからやめな?
美月:はい....気をつけます
〇:とりあえず行くから車乗ろうか
美月:うん!
美月:あ、〇〇の運転がいいです!
飛鳥:乗せてあげるんだからリクエストなしね
〇:大丈夫だよ。飛鳥の運転は怖いから俺も乗りたくないから俺が運転する
飛鳥:なっ....別に怖くないし
〇:はいはい....小学生は運転しないの
飛鳥:小学生じゃないし!
そして車に乗ると....
飛鳥:なんで山が助っ席なの!
美月:あれ、気づいたら助っ席乗ってました
飛鳥:こいつめ....
〇:まぁいいじゃん。助手席に乗ることなんて普段無いだろうし
美月:そうなの!マネージャーさんの車の時は絶対に後ろだし!
飛鳥:まぁたしかに
美月:てことで〇〇!遠回りで神宮行って!
〇:いや、もうすぐそこなんだけど....
美月:うそ....
飛鳥:残念だったね
それから3人は会場に入り
〇:おはよー
さくら:おはようございます!
遥香:え!美月さんが飛鳥さんと一緒に来てる!
美月:ちょっと〇〇のとこで施術してもらったの
遥香:そうだったんですね!
さくら:あそこだとでっかいベットみたいなやつありますよね!
美月:あ〜ワトソンね!
〇:だからトムソンだっつーの!
美月:あれ、そうだっけ...笑
美月:てか、さくらも行ったことあるんだね
さくら:1回だけあります!
〇:あのベロベロに酔っ払ったときね
さくら:お、思い出したくない....
蓮加:え〜みんな〇〇さんのとこ行ってるじゃん
蓮加:れんも行きたい!
〇:予定が空いてるならいつでも良いよ...笑
蓮加:ん〜じゃあゲームの大会の前の日とかにしよっかな
〇:どんだけゲームにガチなんだよ....
蓮加:いいの!ゲームが生き甲斐なんだから!
〇:それ言ってて悲しくならない...?
蓮加:そ、そういうことは言わないお約束だから....
そして話しているといつの間にか本番直前となり....
美月:〇〇!
〇:ん?
美月:サイリウムは青と黄色ね!
〇:え、水色と黄色じゃなくて?笑
美月:それしたら強制的にステージ立たせるから!
〇:いやだ....てか職権乱用だろそれ!
美月:いいから青と黄色ねっ?
〇:はいはい....
ーライブ中ー
『あなたも山下さん推しなんですね!』
知らないおじさんから話しかけられる
〇:あ、えっとぉ....まぁそういったとこですね笑
『いや〜山下さんは最高ですよ!これ以上のアイドルはいません!』
〇:そ、そうですね...笑笑
(この人が卒業すること聞いたらどうなっちゃうんだろ....
『これからも山下さんを応援しましょう!』
〇:そうですね!
ーライブ終演後ー
筒井:〇〇さん隣の人と話してましたね...笑
〇:いや〜隣の人が熱狂的な美月ファンだったんだよ
筒井:そうだったんですね!笑
さくら:むぅぅ....〇〇のサイリウム桃と白じゃなかった....
〇:なにもそこまで不貞腐れなくても....
さくら:だってズルいもん
美月:さくら!こういうのは先に言ったもん勝ちなんだよ
さくら:じゃあ明日は桃と白で!
〇:わかったよ。
飛鳥:いいな〜客席からライブ観れて
〇:それに関してはほんとにありがたいよ
飛鳥:ってことで帰ったら飛鳥ちゃんの肩もみと腰おして!
〇:てことでってどういうことだよ!!
こうして無事3日目を終えたのでした
〇:あの....もう1時間もほぐしてるんだけど....
飛鳥:もうちょっとだけ〜♪
〇:これ終わるのかな....
どうやら〇〇だけは無事じゃなかったようです