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久しぶりに会った〇〇と再婚することになりました .18

とある休日の朝


〇:ふぁぁ....あれ、もうこんな時間か....


起きたらすでに9時になっていた

そしてリビング行くと先に美月とさくらは起きており



さくら:パパおはようっ!


〇:おはよう。もう起きてたんだね

さくら:うん!

美月:子供って平日は起こしても起きないのに休みの日になったらいつもより早い時間に自分で起きれるのってなんでなんだろうね

〇:なんでだろうな...笑

さくら:おやすみのひはパパとずっとあそべるもん!

〇:そっか...笑

〇:でも遊ぶっていってもなぁ....今日は特に予定ないしどっか行く?

さくら:いくぅ!

美月:久しぶりにショッピングセンターに行こうか

〇:あ、それいいかも





こうして3人は身支度を終えショッピングセンターへ





〇:うわーさすがに休日の昼間ってだけあって人の量すごいな

美月:ほんとすごいね。バーゲンでもやってるのかな?


〇:あるかもな。あ、さくらはどっか行かないように手繋ごうか

さくら:うん!



ただしかし、さくらと手を繋ぐとなるとある問題点が....



〇:(屈んで歩くのキツすぎる....

〇:ごめんさくら。手を繋ぐんじゃなくて抱っこでいい?

さくら:うん!だっこがいい!

美月:あ、また甘やかして〜

〇:違う!俺の腰を守るための行動だっ!

美月:あっ...そういうことね笑





そうして特に目的地もなく歩いていると目の前にひとだかりが....



〇:あれ、なんかやってんのかな

美月:ん〜バーゲンではないみたいだしぃ...なんだろうね?

〇:ちょっと覗いてみるか

美月:うん



そして人と人の隙間から覗いてみると



『子ども撮影大会!』


と、書かれていた



〇:ステージ上で親が可愛く自分の子を撮っていちばん可愛く撮れた人が優勝かぁ...
(え、子供に可愛さで順位つけんの?

美月:なんか面白そうだね

さくら:これなに〜?


さくらが指さしたのは優勝の景品であるちょっとお高めのお洋服だった


〇:優勝したら貰えるんだってよ〜

さくら:っ!!!

さくら:さくやりたい!


〇:え?

美月:え、さくやりたいのっ...!?



基本的にさくらは表には出たくないタイプの子ということもありここ最近では一番の驚きである



〇:そうか....でたいのか....


〇〇自身、自分の子供が一番可愛いと思ってはいるものの、自分の子が1位以外だったらと考えると少し考えてしまうところがある


美月:いいじゃん!出させようよ!さくらも出たいって言ってるしまだ参加申し込みできるみたいだし

〇:そうか。よし、さくらほんとに出るね?

さくら:うん!このおようふくほしいもんっ

〇:(服のチカラってすげぇ....




そう感じながら申し込み用紙に書き込んでいき....



美月:あ、撮影者どうする?

〇:え、美月がやるんじゃないの?

美月:いや〜私が撮っちゃうと〜余裕で優勝しちゃうから面白くないかな〜って

〇:要するに自信がないのね

美月:そうともいう

美月:それと、こんなに色んな人が見てるなかだったら緊張するしね

〇:わかったよ。じゃあ俺が撮る

美月:ありがとっ!たのんだよ

〇:おう

さくら:パパがしゃしんとるの!?

〇:あ、うん。やっぱりいや?

さくら:うーん...パパがいい!

〇:そっかぁ....絶対優勝しような?

さくら:うん!




それから1時間が経ちいざ撮影の時間へ



〇:(うわやべっ....隣のひとめっちゃ良いカメラで撮るのか

〇:(こっちの人も高そうなカメラ使ってんなぁ...


それでもって〇〇のカメラというと、スマホである




〇:(でも....これはカメラの質勝負じゃないから...


そう自分に言い聞かせ


〇:さくら〜撮るぞ〜っ

さくら:う、うん...

〇:あ、緊張してんのね笑



色んな人が見ているということもありほっぺは少し引きつり、表情は固くなっていた



〇:さくら、色んな人が見てて怖いかもしれないけどさ、パパだけみてな?

〇:1枚撮ったら終わるから

さくら:う、うん....

〇:ほらっ!笑顔にならないとあのお洋服貰えないよー


そういうと〇〇はさくらのほっぺをぷにぷにし、笑顔を引き出す



さくら:へへっ ..///


〇:(今だな


パシャッ


〇:よし、いいの撮れたよ

さくら:ありがとパパ!

〇:おう。じゃあ戻ろうか

さくら:うん!



それから他の人は懸命に何枚も写真を撮る中、〇〇たちは写真を提出し美月のもとへ戻った



美月:なにやってるの!1枚しか撮ってないじゃん!

〇:うん。

美月:うんじゃないしっ!せめて20枚くらい撮りなよ!


〇:ん〜まぁそれもいいんだけどさぁ...あれ見てよ



そこにはいまだに熱量高めに撮影を続ける親と少々お疲れ気味の子どもの姿があった


〇:あれじゃあいい写真なんか撮れるわけないじゃん

美月:たしかに....

〇:それに撮られる側もウチは取る前からガッチガチだったしね笑

美月:ただでさえ人見知りだからね

〇:ただでもよく頑張ったよ、人前で笑顔が出せるなんて

美月:ほんとモデルさんの素質あるかも!

〇:いや、俺もそれあると思うんだよ



こうして2人は完全に親バカ(?)トークをし...






“ 結果発表っ ”


「それでは結果を発表します」

「今回の優勝者は....」



          「「 〇〇さくらさんです! 」」




さくら:さくだっ

〇:よっしゃぁ!

美月:やっぱりさくらが優勝かぁ





こうしてお目当ての洋服をゲットしルンルンなさくら



〇:隣の人が良いカメラ使ってるときはどうしようかと思ったけど安心したよ

美月:その親御さん可哀想だね。〇〇のカメラってスマホでしょ?笑


〇:うん。てか、それ以前に自分の子が誰かより下な評価をされる時点で俺だったら哀しいなぁ

美月:まぁ他人が見た子供と、親から見た子供って全然違うからね

〇:そう思えたらそんなに哀しくないんだろうけど俺はまだそんな余裕ないかなぁ

美月:そっか。てかさ、〇〇以外写真撮ってたのみんなお母さんだったね笑

〇:まぁそもそもお父さんってお母さんが写真撮ってるのを遠くから見守ってるイメージだしね

〇:今回真逆だったけど

美月:しょうがないじゃん!ステージとか苦手なんだからっ

〇:まぁそうだな笑



さくら:パパ!おうちかえったらこのおようふくきてもいい?

〇:いいよ。そのお洋服着たさくらも撮らせてよ

さくら:うんっ!



さくらがガッシリ掴んでいる服に


「Dior」

と書いてあったのはおうちファッションショーが始まるまで気づかない〇〇と美月でした





美月:これ高級なやつじゃん!

〇:頼むからさくら....コケるなよ



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