急にいなくなった幼なじみは僕のことが好き!? 後編
菜緒: .....
美玖:今日はずーっと扉みてるね
菜緒:うん
美玖:〇〇君今日からなんでしょ?
菜緒:今日はあいさつにくるだけらしいで
美玖:〇〇君のことはしっかり調べてるんだね
菜緒:当たり前や!
美玖:彼氏だもんね?
?:え?こしゃ彼氏いるの!?
菜緒:史帆さんいないですっ!
美玖:めっちゃカッコよくてスポーツ万能タイプですよ
史帆:なにそれー!
史帆:魅力しかないじゃん!
美玖:しかも幼なじみなんだよねー?
史帆:こしゃって環境に恵まれてるね
菜緒:なんか恥ずかしい...//
ガチャ
今野:みんないるかー
全:はい
美玖:ついにじゃない?ボソッ
菜緒:うん!ボソッ
今野:今日はみんなに報告がある
全:......
今野:小坂はわかっていると思うが新しいマネージャーが入ることになった
菜緒:(ワクワク
美玖:(完全に彼氏を待ってる彼女だよ.....
今野:入ってきていいぞ
ガチャ
〇:失礼します
今野:今日からマネージャーになる〇〇君だ。よろしく頼む
全:はい!
美玖:はい今野さん!
今野:なんだ?
美玖:〇〇君は誰につくんですか?
今野:前任が産休に入ったこともあって....
菜緒:!!!!
今野:小坂についてもらおうと思う
菜緒:(やった!
今野:それじゃあ僕は仕事があるから出るよ
全:はい
菜緒:〇〇!
〇:よっ!
菜緒:ホンマになったんやな
〇:あのとき拒否権ないっていったじゃん笑
美玖:菜緒めちゃくちゃ頑張って上の人説得してたよね
菜緒:だつて〇〇と働けんねんで?そりゃ頑張るっ!
〇:ありがとな
史帆:こしゃー!
菜緒:なんですか?
史帆:この人なさっき言ってた人?
菜緒:そうです!
〇:〇〇と言います!
史帆:めっちゃイケメン!
〇:そんなことないですよ笑
史帆:いやイケメンだよ
史帆:京子きてー
京子:なにー?
史帆:〇〇君イケメンだよね?
京子:うん!めっちゃかっこいいよ
〇:なにいってるんですか笑
菜緒:ムスッ
美玖:菜緒不貞腐れてるじゃん
菜緒:別に不貞腐れてないし....
美玖:いつからツンツンこしゃになったの?
菜緒:ツンツンしてないし....
美玖:どーせ〇〇君があの2人と話してちょっとデレデレしてるのが嫌なんでしょ?
菜緒:......
美玖:しょうがないなー
美玖:〇〇くーん!こっちきて!
〇:はい
〇:どうしたんですか?
美玖:菜緒がご立腹だよ
〇:え...なんで?
美玖:それじゃあ私はあっちいってよー
そういってどこかへ行ってしまう
菜緒:ムスッ
〇:菜緒どうしたの?
菜緒:別になんもない
〇:そっか
菜緒がこのモードのときは近づきすぎないのがベストだと分かっていた〇〇は少し黙る
すると....
菜緒:今日ってもう仕事ないんやろ?
〇:うん。だから帰るよ
菜緒:なら一緒に帰ろ
〇:いいよ
菜緒:〇〇の家行かせてや
〇:今ダンボールだらけで2人も入れないよ
菜緒:しゃ〜ないなぁ〜じゃあウチこ〜へん?
〇:いいの?
菜緒:〇〇やからえーねん。それにマネージャーやから菜緒の家知っとかなあかんしな
〇:そうだね
この会話を遠くで聞いている人が......
美玖:〇〇君さすがだ、、菜緒の扱い方をよくわかってる
ひなの:なにしてるんですか?
美玖:盗み聞きごっこ
ひなの:それごっこじゃなくて盗み聞きですよ
〇:お邪魔します
菜緒:どーぞー
〇:ありがとう。すごい綺麗だね
菜緒:菜緒が?当たり前やn…
〇:家が
菜緒:実家におるときよりキチンとしてるからなっ
〇:ゴミだらけの部屋だと思ってた
菜緒:失礼な!
〇:勝手にいなくなることの方が失礼じゃない?
菜緒:たしかに...
〇:まさか一緒に仕事することになるとは思ってなかったけど
菜緒:感謝しーや!
〇:ありがとう
菜緒:じゃあお礼にこれして!
そういって両手を広げる菜緒
〇:正気か?
菜緒:小学生の頃してたやん
〇:もう18だぞ?
菜緒:いいからはいっ!
〇:わかったよ
ギュッ
〇:これでいい?
菜緒:まだこのままや
〇:りょうかーい
菜緒:〇〇って意外とゴツゴツしてんねんな
〇:ガッツリ部活してたしね
菜緒:筋肉あった方がカッコイイからこれ維持いしーや
〇:多少太ると思うよ
菜緒:菜緒は太れんのに〇〇は太るんか?
〇:維持します
菜緒:それでよし!
〇:俺はペットか?笑
菜緒:ペットやなくてパートナーや///
〇:いまなんて?
菜緒:もういわへん
〇:いわないなら罰ゲームとしてギュッってしたまま離さないけどいい?
菜緒:それ菜緒には幸せしかないで?
〇:じゃあしょうがないな〜
菜緒:??
〇:コチョコチョ
菜緒:な、ちょ、やめてや
菜緒:くすぐったい//
〇:コチョコチョ効いた?
菜緒:全然効いてな
〇:コチョ
菜緒:効いた。やからやめて
〇:はーい
菜緒:......
菜緒:離してくれへんの?
〇:離した方がいい?
菜緒:ん〜いややからこのまま映画観よ
〇:おーいいね
菜緒:菜緒の好きなやつでええ?
〇:いいよー
そして映画を観終わり....
〇:この映画よかったね
菜緒: …
〇:菜緒?
菜緒:スースースー💤
〇:寝ちゃったか....
〇:勝手に帰っても鍵しめれないしなぁ...そうだ
〇:ちょっと冷蔵庫のなか失礼して、、、ひき肉と玉ねぎ 、、よしできるな
ー1時間後ー
ジュー
菜緒:ふぁ〜 ……!!
〇:あ、菜緒起きちゃった
菜緒:なにしてんの?
〇:起きたら飯ができてるっていうサプライズやろうと思ったけど失敗した
菜緒:この匂いってもしかして....
〇:今は知らないけど中学の頃の菜緒は100%好きだったやつ
菜緒:ハンバーグだ!
〇:正解!
菜緒:大好きや
〇:変わってなくてよかった
菜緒:にしても〇〇ハンバーグ作るの上手くなったんやな
〇:そう?
菜緒:前はそぼろみたいやったのに
〇:あれはコネなさすぎただけ!
菜緒:そうなんや笑 できるの楽しみにしとこー
〇:おまたせ
菜緒:うわっすごっ!
〇:食べてたべて
菜緒:いただきます!
パクッ
菜緒:んまー!これめっちゃ美味い!
〇:そぼろみたいになってない?笑
菜緒:前食べたやつとは比べ物にならへん!
〇:よかった
菜緒:今度からうち来た時毎回作って!
〇:疲れるから嫌
菜緒:マネージャーやのに?
〇:家はプライベートだから仕事の関係じゃないだろ?
菜緒:可愛いかわいい菜緒ちゃんのお願いやで?
〇:恐ろしいおそろしい菜緒ちゃんのお願いでしょ?
菜緒:菜緒のどこが恐ろしいんや!
そういって〇〇の頬を引っ張る
〇:いってぇ....
〇:どうやったらその腕であのパワーでるんだよ....ロボットか?
菜緒:人間やわ!
〇:やっぱり恐ろしい
菜緒:可愛いで💕
〇:見た目はな
菜緒:つねるで💕
〇:誠に申し訳ございません
菜緒:謝るのはやっ
〇:だって菜緒がつねると赤くなるんじゃなくて青くなるんだもん
菜緒:全身青くしたろか?
〇:ぜったいやめろ
菜緒:でもホンマに美味しかったからまた作ってや
〇:いつかな
菜緒:ん〜じゃあ来週の水曜日!
〇:『いつがいい』って言ったんじゃなくて『いつかな』っていったの!
菜緒:えーやん。毎週水曜日は〇〇が料理する日や!
〇:それカップルとか夫婦がするやつだろ
菜緒:そんな決まりはないっ!
〇:え〜
菜緒それにここで作るんやったら1食分浮くで?
〇:それはデカい...
菜緒:じゃあ決まりやな
〇:俺はいつになったら菜緒に口で勝てるんだろ
?:本当に菜緒にはかなわないよね
菜緒:なんで美玖がおんの!?
美玖:だって合鍵貰ってるもん
菜緒:そーやなくてなんで入ってきたん?
美玖:今日のレッスンの後のこと思い出してみなー
菜緒:レッスン後...〇〇と帰って...
美玖:シューズは?
菜緒:あ!ダンスシューズ忘れた!
美玖:それを届けにきた
菜緒:ありがとぉぉ!!
美玖:〇〇君きて浮かれすぎだよ笑
菜緒:はずかしぃ
美玖:〇〇君菜緒のはずかしぃエピソードとかないの?笑
〇:ありますよ
美玖:きかせてー
菜緒:いわんでえぇ!
〇:菜緒って得意なことに「静かにすること」って書いてあるじゃないですか
美玖:うんうん
〇:あれ『静かに”甘える”』って意味なんです
美玖:それは〇〇君に?
〇:はい
〇:ずっとうるさいくらいに甘えてくるから静かにしてって言ったら静かに甘えるようになったんです笑
菜緒:...///
美玖:照れてるから本当のことみたいだね
菜緒:ナオハナニモイッテナイ
〇:もし菜緒が怒ったりしたらこのエピソードバラしてやってください笑
美玖:存分に使わせてもらうよ!
菜緒:絶対使うなー!〇〇覚えとけー!
〇:じゃあ次のエピソード話すかー
美玖:きくきくー
菜緒:ホンマにやめてください
美玖〇〇:笑笑
マネージャーに〇〇が入ったことにより菜緒はより多くのメンバーと話すことができるようになったものの....
〇:それで〜
美玖:うんうん
菜緒:もうやめて〜///
ひなの:菜緒さんってそんなことしてたんですね笑
色んな人に笑われる菜緒でした