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再婚して出来た推しメン(妹)がサシ飲みに誘ってきた!

『今日バイトなかったよね?一緒に呑まない?』



〇:(蓮加から誘ってくるなんてめずらしっ


珍しく蓮加から入ったLINEにいまだに推しメンだという感情が残っているからか嬉しさを感じた



「もちろんいいよ!お酒買ってくる?」



『れんが買ってくるから〇〇は買ってこなくていいよ〜』


「わかった!じゃあまた夜ね!」


『うん』





こうして3限目の眠たくなっている学生が多い大講義室でひとり、ウキウキな学生が誕生した







それから5限目まで入っている金曜日の講義は終わり、家へと帰った





〇:たっだいま〜

蓮加:やけに元気だね…笑


〇:だって蓮加から誘ってきて酒飲むなんて嬉しいの他ないでしょ!

蓮加:妹と一緒に呑むだけじゃん笑

〇:い〜や。俺は妹ってもいえるけど推しメンともいえるからね

蓮加:ふふ。やっぱり〇〇はかわってる

〇:なんで?

蓮加:だって半年以上一緒に暮らしてても推しメンにしてくれてるんでしょ?なかなかいないよそんな人


〇:それでいえば親の再婚した相手の娘が推しメンって方がなかなかにありえないと思うんだけど

蓮加:まぁたしかに…笑






それからめずらしく蓮加がツマミを作ってくれ、呑みがスタートする




『 「 かんぱーい! 」』



〇:ん〜っ…美味っ!

蓮加:ふぅ…やっぱり1杯目の1口目って格別だよね


〇:だなぁ……まぁ誰と飲むかってのが1番格別になると思うけど

蓮加:嬉しいこといってくれるじゃ〜ん

〇:だろぉ?

蓮加:え、もう酔ってる?

〇:そんなに酒弱くないよ…笑






それからヤケに早いスピードで蓮加に酒が注ぎ込まれていった




〇:なぁ…

蓮加:んぅ…?

〇:なんかあった?

蓮加:どうしてぇ?


〇:今日の蓮加いつもと違うもん。やたら飲むの早いし若干顔色悪いし

蓮加:んん……やっぱり〇〇にはバレるよね

〇:まぁこれでも推し歴は長いので

蓮加:さすがです…ふぅ……

〇:何があったか聞かせてよ。俺なんかが解決できるとは思えないけど毒を吐くための皿にはなるからさ

蓮加:うん……




何かを言葉にしようとしてる。悩み事を口に出すときって最大限に顔色が悪くなるものだ




蓮加:なんかさぁ……私が悪いのはたしかなんだけど…色んな誹謗中傷されて…そんな中でも応援してくれてる人はいて……気持ちがぐっちゃぐちゃになっちゃったんだよね…

〇:あ〜それね。まぁしょうがないでしょ

蓮加:誹謗中傷が?

〇:うん。



〇〇なら『誹謗中傷なんてありえない!』とでも言ってくれると思っていたからか、また酒に手を伸ばす




〇:だってさぁ…誰だって正しいと思ってそれを言ってるわけでしょ?もちろん誹謗中傷って悪いことだけど、世の中って色んな人がいるわけで、、、


〇:みんなそれぞれの道を正しいと思いながら歩いてるからネットだと調和がとれなくなる。現実空間だと、悪い人も良い人の前では良い人のフリをする。だから調和がとれて騒がしいことは少ない

〇:まぁ何が言いたいかっていうと…誹謗中傷する人なんて現実だと大したことないんだからあんまり気にしちゃダメだよ

蓮加:そっか……

〇:今は心から言葉を投げてもファンの人には受け止めてもらえないかもしれないけど、、、別に青天井ってわけじゃないからいつかはちゃんと見てくれてる人は受け止めてくれるよ

〇:そこで受け止めてくれた人は絶対に離しちゃいけないけどね

蓮加: ……。ありがと、〇〇の言葉ってなんか厚みがあるね

〇:はいぃ?社会の社の字も知らないような大学生のどこに厚みがあるの笑

蓮加:だって…そう感じるんだもん


〇:それはまぁ…赫灼としてるおじいちゃんとかきちんとした大人の言葉を聞けばそうは思わなくなるよ

蓮加:そんなもんなのかなぁ……

〇:きっとそうだよ。ほら、わかったなら今日はもう酒なんか飲まずに寝るよ

蓮加:うん……





若干不満そうな蓮加をおいて歯磨きをし、、、

リビングに戻るとそこには床で寝ている蓮加の姿があった




そばで遠くに居る蓮加に改めて可愛いなと思ってしまう…。

世間の声、それはSNSという情報が飛び交うものによって理解が明らかに難しいものになってる

ただ、そんな中でも普遍的でいられる場所。

それが家だ。


特に大した物はないけど……ここだけは可愛い蓮加でいっぱいにしたいと思った〇〇でした


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