落ち込んでいた僕を救ってくれたのは幼馴染とシェアハウスでした .9
美月:じゃあ....行ってくるね
さくら:頑張ってください!
遥香:美月さんなら絶対大丈夫です!
美月:2人ともありがとね..笑
飛鳥:まぁ美月なら大丈夫でしょ
美月:お、飛鳥からのその言葉嬉しいかも!笑
茉央:何かあったら言ってください!〇〇さんが行きます!
〇:いや茉央じゃなくて?笑
茉央:先輩ですからっ!
〇:なんだそりゃ..笑
美月:わかった..笑。なにかあったら連絡するね
茉央:はい!
咲月:合格してきてくださいね!
美月:うん。もちろんだよ
そうしてシェアハウスの扉を開けオーディション会場へ向かう
その背中からすでにオーラが出ているように感じた
ー4時間後ー
飛鳥:今ごろ審査されてるんだろうね
さくら:さくだったら緊張して立ってられないだろうなぁ....
〇:さくらじゃなくてもガクガクだよ
遥香:でも美月さんなら堂々としてそう
さくら:たしかに。美月さんすごいもん
飛鳥:たぶん目がバッキバキになってそう..笑
遥香:それなんか想像できます..笑
茉央:いてもたってもいられない!〇〇さん剣道しましょ!
〇:お前脳筋か?
茉央:いいから行きましょ!
〇:もう....わかったよ
茉央:やった!
そして例のごとく家具などを一旦端側に置き
〇:いつでもいいぞ
茉央:はいっ..!
お互いの剣を交え
〇:はじめっ!
茉央:やぁ”ーっ!
そのころ美月は....
美月:(や、ヤバっ....みんなめちゃくちゃ可愛い....
美月:(飛鳥達に激励されたけどこれじゃ厳しいかな....
そう思っていると後ろからカタカタと足音が聞こえ....
?:ねぇ名前なんていうの?
美月:あ、えっと、山下美月っていいます
?:すごい!名前まで可愛いんだ!
美月:そんなことないですよ..笑
美月:あなたはお名前なんていうんですか?
?:久保史緒里っていいます!
久保:お互い頑張りましょうね!
美月:は、はい....
久保:あ、ごめんなさい。可愛い子みつけたら声掛けないと気が済まないんです
美月:そ、そうなんですね (随分と社交的な人だ
久保:山下さんはどこ出身なんですか?
美月:私は東京ですよ
久保:うわっ..シティーガールだ
美月:ま、まぁ一応....
“山下さん。こちらへどうぞ “
美月:はいっ。
美月:それじゃあ行ってきますね
久保:頑張ってください!
そして面接を行い、そこそこに答えることもでき....
面接官:それでは最後の質問です
美月: ….
面接官:あなたは今シェアハウスで暮らしているそうですね
美月:はい。そうです
面接官:私どもが調べたところ、そこのシェアハウスには男性が住んでいます。間違いありませんか?
美月:はい。間違いないです(それがどうかしたのかな?
面接官:うちのアイドルグループに入る以上、同じ家に男女で暮らすことはできません
美月: ….えっ
面接官:その男性の方にシェアハウスを出ていただくか、あなたがそこのシェアハウスを出ない限り採用するのは厳しいのです
美月:(〇〇が出るか....私がでるか...こんなこと決められないよ....
面接官:何も今すぐ答えをいう必要はありません。しかし、あなたは今のところ合格者なのです
美月:(えぇぇぇっ!?
面接官:なので、いずれかは決めないといけないことになります
面接官:ご自宅でどうするか決断してきてください
美月:わかりました....
こうして合格の喜びと、シェアハウスのことで頭が混乱しつつ、家の扉の前までたどり着いた
美月:ただいま....
さくら:おかえりなさい!
遥香:美月さんどうでした?
美月:受かったよ〜!
さくら:え!すごいっ!
遥香:やっぱり美月さんって天才だっ!
美月:そんな大袈裟な..笑
遥香:だってそうですもん!絶対倍率すごかったはずですよ
さくら:うんうん!
美月:でもまだ確定じゃないんだよね
遥香:え?
美月:ちょっと〇〇君に話しておかなきゃいけないことがあるんだよね
さくら:え?〇〇..?
〇:わかりました。どこで話します?
美月:ん〜じゃあ私の部屋!
〇:了解です!
それから〇〇と美月は場所を移し話すことに....
〇:それで、僕に話があるってなんですか?
美月:それがね....
美月:『私がシェアハウスを出るか〇〇君が出ないとアイドルになれないの』
〇:えっ....
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