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落ち込んでいる僕を救ってくれたのは幼馴染とシェアハウスでした .8
?:おい!起きろ〇〇っ!
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〇:んん....ぁあ...飛鳥か
飛鳥:これはいったいどういうこと?
〇:え?
そして飛鳥が指さす自分の足元をみてみると....
〇:えぇぇぁぇえっ!?
そこには僕の足に手を絡めている美月さんがいた
飛鳥:ほんと〇〇は “ そういうこと “ するような人だと思ってなかった
〇:ちょっ! ちがうっそうじゃない
飛鳥:とりあえず早く美月起こしなよ
〇:あ、うん....
〇:美月さん...美月さん!
美月:んぅぅ....あ、おはよう〇〇君
美月:昨日は一緒にやってくれてありがとね
〇:美月さんその言い方はまずい....
美月:え?
飛鳥:どっこも違わないじゃん! プンスカプンスカ
〇:み、美月さんもちゃんと否定してくださいよ...
美月:どういうこと?
それから事情を説明すると
美月:ハハハッ。私が〇〇君に襲われるわけないじゃん笑
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飛鳥:そんなのわからないじゃん
美月:あれ?もしかしてとられるとでも思った?笑
飛鳥:そ、そんなことないしっ...た、ただ..ゴニョゴニョ
美月:大当たりじゃん
飛鳥:だ、だからぁぁ....!
美月:はいはい。何を言ってもダメですよ〜
飛鳥:あれ?でもそういえば何で山は鍛えてるわけ?
美月:ギクッ
飛鳥:今でもじゅうぶん痩せてるし、バイトするわけでもないのに何で?
美月:いやまぁ....色々あって
飛鳥:色々って....?
ここぞとばかりに攻める飛鳥
美月:ほ、ほら!人には鍛えたくなる時ってあるもんだし....
飛鳥:ふーん。三日坊主の山にしては続けてるみたいじゃん
腹筋をみながら珍しく褒める飛鳥
美月:へへ!夢のためなら三日坊主になんてならないのだぁっ
〇:(あっ....美月さん言っちゃった
飛鳥:夢....?
美月:なんでそれをっ!?
〇飛:(あんたがいったからだろ!
美月:バレたらしょうがないか....実は私アイドルのオーディション受けるんだ
飛鳥:うん (だから最近様子おかしかったんだ
美月:わ、私は!自分がアイドルになれることを確信してる
美月:だから受かったあと、体力が足りないと活躍できないと思っていまから体力作りしてるの
飛鳥:そっか
美月:え、反応薄っ
美月:〇〇君は驚いてくれたのに!
飛鳥:だってほら、山って普通な感じしないしあんまり驚かないんだよね
〇:(驚かない飛鳥に俺は驚いてるんだけど....
飛鳥:さくら達にはまだ言ってないんでしょ?
美月:うん
飛鳥:いついうの?
美月:実は来週....最終オーディションがあるの
〇: …..
飛鳥: …..
〇飛:来週っっ!?
さすがの飛鳥でもこれにはビックリだ
飛鳥:え、もう最終まで行ったの?
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美月:うん。色々やってたら最終まで来ちゃった..笑
〇:すごい.... (けど飛鳥がいうように美月さんは普通じゃねぇ
美月:それで、オーディション前までには伝えたいから今日か明日には伝えるつもり
飛鳥:わかった
〇:わかりました
美月:ありがと。じゃあ私は先に学校行ってるね
〇:お気を付けて!
それからいつも通りさくらを起こし
『やっぱさくらさんマジ美人だわ』
『賀喜さんも理想すぎるな』
などなど、2人の人気はやはり凄まじく....
さくら:今日もすっごい可愛いっていわれた..///
遥香:恥ずかしいよね
さくら:うん....
〇:2人ともほんとすごいわ
遥香:〇〇君だって女子からすごい人気じゃん
〇:そんなことないでしょ
遥香:「かっこいい!」とか「 甘いマスク被ってる 」とかいわれてるじゃん
〇:そ、そうかな....へへ
さくら:〇〇のどこが甘いマスクなんだろうね
〇:あ、そ、そうだよな....
さくら:剣道のときに狼のマスクは被ってそうだけど
遥香:たしかに..笑
それからいつ使うかもわからn…とてもためになる授業が終わり
〇:それじゃあ帰るか
さくら:あれ?今日は部活ないの?
〇:今日は武道場が使えないからな
遥香:じゃあ久しぶりに3人で帰れるね
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さくら:そうだね。最近かっきーと2人で帰ってたから
遥香:最近ちょっと怖い人がいるから〇〇君がいてくれた方がいいよね
〇:怖い人?
さくら:うん。雰囲気がすーっごい怖いの
〇:そんな人いるんだな
遥香:うん。
〇:なんか気になるし行こうか..笑
さくら:そうだね
そうして雰囲気が怖い人を探りつつ帰路を歩いていると
さくら:あっ....
〇:あの人? (ボソッ)
さくら:うん (ボソッ)
顔は見えないがたしかに雰囲気は普通じゃない感じがした
遥香:(そーっとそーっと
さくら:(こわいよぉ....
「おい」
遥さ:ビクッ
〇:ん? (話したこともないのに おい はないだろ....
「お前俺のこと忘れたんじゃねぇだろうな」
さくら:(あれ?〇〇の知り合い?
〇:えっとぉ....ん〜 ….あ! 野球観にいった隣の席の人ですか
「違うわ!」
〇:えぇ....あ、釣り堀で餌をわけてくれた人だ!
「それも違うわ」
〇:えぇぇ.... (こんなやつ会ったこのあるか?
「俺だよ。去年の剣道大会の決勝でお前と試合した奴だよ」
〇:あぁ... (そんなのいちいち覚えてねぇよ
〇:それで、僕になんの用?
「お前にひとつ....謝らないといけないことがあるんだ」
〇:なに?
さくら:(いやいや!どう考えても謝る人の感じじゃないよ
「すまなかった」
〇:だからなにが?
「俺は....お前と試合した後、お前には絶対勝てないと思った」
「だから俺はお前の部員にイジメをやらせて剣道を辞めさせるように頼んだんだ」
遥香:(え...この人ヤバい.....
〇:そうか。それで、お前優勝したわけ?
「いや、結局あれ以降2回戦突破もままならなくなって....」
〇:ダサ。俺を追い込んでも結局勝ててねぇのかよ
「うっ....」
「でもとりあえず謝るために、ここ最近ずっとここにいたんです」
〇:それが禊かなんかだと思ってるわけ?
「い、いや....」
急に歯切れが悪くなっているので多分図星だったんだろう
さくら:ふざけないでよ....
「え?」
さくら:〇〇は....あんたなんかのせいで転校することになったし、元気もなかった
さくら:そんな平謝りで許されるわけないでしょ....
さくら:アンタのさいで....あんたのせいで!
〇:さくら、やめとけ
さくら:でも....
さくら:こんなので許されるわけない
〇:うん。だから許してないよ
〇:おいっ
「はいっ....」
〇:次の大会、もしお前と当たって怪我しても知らねぇからな
「え....」
〇:じゃ。2人とも行こうか
さくら:うん
「あ、あの....」
〇:もう来んな。
「..... 」
それから少し気まづくなったまま家へと帰り....
遥香:まさかあの人が〇〇君と関わりある人だとは思わなかったよ
〇:うん....いい関わりじゃないけどね..笑
さくら:さくぜったいあの人許さないっ....
〇:まぁ..ほら、俺はいまこうやって剣道もやってるし前の自分を取り戻しつつあるんだしさ
さくら:そうだけど....イジメなんて大っ嫌い
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遥香:まさかさくがこんなに怒るなんてね
さくら:だって〇〇のことだもんっ
遥香:そっか..笑
さくら:私の幼なじみイジめる人なんて人じゃないもん
〇:なかなかな事言ってんな
遥香:とりあえずさっきの人の事なんて忘れて家事やろ?
〇:そうだね
さくら:うん....
それから憤りは冷めないまま夜になり
美月:ただいまぁー
遥香:おかえりなさい!
飛鳥:美月が遅いから私が代わりに家事やったんだからねっ..?
美月:すいません....
咲月:飛鳥さんじゃなくて私がやったんですぅ
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飛鳥:なっ...そういうのは親分に手柄が行くもの....
〇:そんなわけないだろっ ペシッ
飛鳥:いてっ...
飛鳥:パワハラだぁー!
〇:親分になった気になって咲月さんの手柄奪おうとした方がよっぽどパワハラだろうが!
飛鳥:それはいえてる....
さくら:でもなんで最近は遅くなってるんですか?
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美月:(とうとうその質問がきたか
美月:私ね....
さくら:はい
美月:アイドルになろうと思うの
さくら: …え?
茉央:!!!
咲月:美月さんが....
遥香:あ、アイドルっ...!?
遥香は完全に目が点になっていた
美月:驚いた?笑
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さくら:驚くとかのレベル越えてますよ!
遥香:美月さんやっぱりすごい....
さくら:あれ?っていうか〇〇達はなんで驚いてないの?
〇:俺と飛鳥は先に聞いてたからね
さくら:そうだったんだ....
美月:来週最終オーディションがあるからさ、できたら応援してほしいんだよね
遥香:応援します!美月さんがいらないって思うくらい応援します!
美月:かっきーありがとね..笑
遥香:お易い御用でありますっ
こうして無事に発表し、、、来週のオーディションの結果は....