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アイドルになる前から推し続けていた僕はマネージャーになりましたっ...!後編

大学生の頃には寝ていた...いや、むしろまだ寝てなかった時間に目を覚まし

慣れないスーツに身を通し念入りにネクタイの位置を確認し、車に乗りこみ会社を目指す





〇:おはようございます!

ってあれ?



もうみんながいるのだろうと思っていたがまさかの一番乗りだった



こうして初出勤は張り切りすぎるスタートとなり、30分くらい過ぎたころ



?:おはようございますー

?:あれ?〇〇しかいないの?

〇:そうなんだよ。 “ 和 “

和:〇〇一番乗りなんてやる気満々だね〜


〇:さすがに初日からギリギリで出勤するのはまずいでしょ

和:たしかに...笑

和:初日から公開説教されちゃうことになるもんね..笑

〇:さすがに仕事で公開説教はごめんだわぁ

和:え~公開説教されることでまた新たな出会いがあるかもよ?

〇:え?和じゃない人と出会ってもいいの?笑

和:あっ...だめ!よく考えたら絶対だめ!

〇:ふふふ。案外考えないでしゃべってるのが和っぽいよ笑

和:バカにしてるでしょ?

〇:いや?僕はむしろそういう和の方が好きだよ

和:そ、そんな簡単に好きなんていわないでっ..//


〇:あのぉ...ラブの方じゃなくてライクの方な?

和:もうっ.. // まぎらわしい...//

〇:普通いきなりラブの方は言わねぇだろ

和:〇〇ならいいそうじゃん

〇:そんな大事なこと軽はずみに言わねぇよ

和:そ、そっか...//

〇:それより早く赤い顔治したら?もうすぐメンバーさんきちゃうよ?

和:〇〇のせいなんだからねっ!!

〇:はいはい





それから数分後にぞくぞくとメンバーが集まり、和の若干赤い顔に疑問をいだきつつも誰も触れてはいなかった





瑛紗:朝からダンスレッスンなんてハードだよね

茉央:まお起きれるか不安やったぁ

美空:みんな朝弱いな〜早起きなんて朝メシ前だよ!

彩:いいな〜あやも起きれるようになりたい

美空:彩!そんな事なら任せて!一緒に寝よ!

彩:それはやだァァ!

美空:せっかく起こしてあげるのにぃ

彩:なんかそれだけじゃなさそうだからいや!

美空:そんなことないのに〜

全員:(そんなことあるでしょ



和:そういえば〇〇は今日すっごい早かったよね

〇:うん

和:早起きのコツとかあるの?

〇:ん〜気力じゃない?笑

和:それ〇〇にいちばん無いものじゃない?

〇:こら!俺にも気力くらいあるわ!

茉央:〇〇さんはちゃんとしてるから気力ありそうやけどな~

和:そんなことないよ!

〇:(それは俺が言いたいんだけど...

和:課題は毎日出さないし説教されても直さないし最悪だよ?

〇:おい!頼むからそこら辺は内緒にしてくれ!

茉央:〇〇さん意外と悪い子やったんやなぁ

瑛紗:書類はちゃんと作らないとダメですよ?笑

〇:昼休みまでに終わらせます...

瑛紗:昼休み!?

和:それ課題の話でしょ!

〇:あ、そっか...笑

和:(ほんと大丈夫かなぁ...






そんなこんなしているとダンスレッスンは始まり






何回かの休憩を挟んだのち、無事終了した






茉央:はぁ...はぁ...疲れたぁ

姫奈:もう朝からクタクタ~

美空:朝からこんなに動くと気持ちいいね!

和:みくだけ元気すぎるよぉ

桜:もうアイス食べる元気しかないよ


彩:たしかにアイス食べたい...トマトのせて

咲月:うん...やっぱり5期生変わり者多すぎる...






和:〇〇~このあと撮影だったよね?

〇:うん。菅原さんとの撮影だね

和:もしかしてこれ〇〇の初外仕事?

〇:うん。そうなるね

和:それにしては落ち着いてるね

〇:まぁ...撮影現場よりも運転の方が緊張するけどね

和:えっ運転〇〇なの!?

〇:うん。昨日送られてきた内容にはそう書いてあったよ

咲月:初日から大変ですね笑

〇:そうですね笑




こうして話しているうちに撮影現場への出発の時間になり


和:〇〇~助手席乗っていいー?


〇:絶対だめ

和:ぶぅっ...

〇:はいはい。菅原さんもう乗ってるんだから早く乗りな

和:はーい



それから出発し...



〇:やべぇ....自分の車じゃないと違和感すごい...

和:事故っちゃダメだよ〜

〇:やめて!フラグになるから!

和:あ、たしかに...笑

咲月:でも〇〇さんの運転緩やかだからすっごい寝そうですよ

〇:それは良かったです..笑

和:そんなこと言ってたら急ブレーキが...!?

〇:だからやめろっつーのっ...!!




こうして意外と何も問題なく現場へ到着し






パシャっ...パシャッ...パシャッ


カメラマン:いいね〜その調子だよー!


パシャっ...パシャッ..パシャッ


カメラマン:よーし充分撮れたから撮影終了!


和:ありがとうございました!

咲月:いつもありがとうございます!


カメラマン:うん。これからもよろしくね〜





そして2人は着替え部屋に入り...



〇:今日はありがとうございました

カメラマン:お疲れさまー。あれ、っていうか君会ったことないよね?

〇:はい。今日からマネージャーになりました。〇〇といいます

カメラマン:あ〜やっぱり新人くんか!それにしても男性マネージャーとは...大抜擢だね

〇:そうですね、、、笑

〇:ありがたい限りです

カメラマン:それじゃあこれからよろしくね?

〇:はい。よろしくお願いします!







そして2人を乗せ事務所へ向かおうとすると...


ピロンッ


〇:あれ、なんか連絡入ったな

和:誰から〜?

〇:運転中だから分からないよ

和:ほうほう。それじゃあ私がみてあげよ〜う!

〇:えー

和:なに?見られちゃまずい人でもいるの?

〇:いやまぁいないけど...(いや、普通他人の携帯なんて見ないだろ!

和:それじゃあ見せてもらお〜♪



それから通知を見ると....



和:んっ!!やったぁーっ!

咲月:なんで喜んでるの?

和:ん?撮影が終わったらそのまま帰っていいって連絡だったんだよ!

咲月:ほんと!? じゃあこのまま帰れるじゃん!

〇:え?ほんとにそんな連絡だったの?

和:なっ...私のこと信じてないな~?

〇:いや仕事のことだから自分で確認しないと信じれなくて...

和:それじゃあ私が見た意味ないじゃん!

〇:たしかにそうだね...笑

和:とりあえず、ほんとに帰っていいって連絡だったからさっちゃんを先に送ってあげて?

咲月:なぎは後でいいの?

和:うん。どうせこの後ひまだし

咲月:そっか。じゃあ〇〇さんここに向かってもらっていいですか?


そういうとスマホの地図を出す咲月



〇:わかりました!








それから地図で示されたところへ向かうと


〇:(すげぇ...しゃれたマンションだ

咲月:それじゃあ今日はありがとうございました


〇:いえいえ~

和:じゃあさっちゃんバイバイ!

咲月:じゃあね〜なぎ




こうして咲月さんとは別れ



〇:なぎの家も教えて

和:え〜どうしよっかなー

〇:教えないなら送らないよ?

和:ん〜とりあえずじゃあ事務所に向かって?

〇:え、家じゃなくていいの?

和:うん。ダンスシューズ忘れちゃったからさ

〇:あ〜そういうことね。




ということで和を乗せたまま事務所へ向かい



〇:(ふぅ...じゃあ俺も仕事終わったことだし家に帰ろっかな


そう思いながら自分の車に乗ろうとすると...



和:待ってよ


そう言って〇〇の袖を掴む和


〇:ん?どうした?

和:〇〇も仕事終わりでしょ?


〇:うん。

和:それじゃあさ、これからどっか行こうよ!

〇:どこ行くの?

和:ん〜お腹空いたしお肉食べたい

〇:じゃあ焼肉?

和:うん!どうせならちょっと遠いとこの
焼肉屋さん行こ!

〇:分かった。じゃあ車のって

和:はーい



そういいながら助手席のドアを開けようとする和


〇:いや、後ろね?

和:え〜いいじゃんプライベートなんだし!

〇:プライベートでも仕事でも助手席が危ないのは変わらないんだからダメだよ

和:むぅ...しょうがないなぁ




そして重めの足取りで後ろの席に座り




〇:それじゃあ行くよ〜

和:はーい



それから1時間ほど車を走らせ





和:もう着いた?

〇:うん。ここ人気らしいよ

和:へ〜じゃあ楽しみっ




行ったことのないお店に入るちょっとしたドキドキを感じながらお店に入ると




和:なに頼もうかな〜

メニュー表を見ながら考えていると

和:とりあえず砂肝と牛タンと軟骨かなぁ

〇:んっ!?  

和:どうかした?

〇:なぎって同級生だったよね?

和:何いってんの...高校で知り合ったんだから同級生に決まってんじゃん...笑



バカにするように笑う和


〇:だってさぁ...頼むものが完全に居酒屋メニューじゃん

和:あぁっ!そうやって舌がおばさんって言いたいわけ?

〇:ちがうわ!





それから〇〇も頼む物を決め終わり





ーーーーー



和:ふぅ...美味しかったぁ

〇:砂肝でご飯食べてる人初めて見た

和:だって砂肝美味しいんだもん

〇:まぁそれで満足ならいいんだけど

和:大満足だよ!

〇:(なんか痩せる理由が分かった気がする




そんなことを思いながら和の家をめざし




〇:ついたよ

和:うん....


どこか気落ちしている様子のなぎ


〇:どうかした?

和:まだ一緒にいたい


〇:どうせまた明日会えるんだから今日は帰ろ?明日に響いちゃうよ

和:うん....それもそうだね

〇:じゃ、また明日ね

和:うん!明日も遅刻しちゃダメだよ?

〇:おう。明日も一番乗りで行くわ






こうしてマネージャーとしての日々が始まった










読んでいただきありがとうございます!

これの続編をALT長編として投稿していきます!
ハッシュタグは  #なぎマネ  となってます!

これも是非読んでくださると嬉しいです!

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