
夢が叶った整体師の奮闘記! .14 神宮編
〇:やっぱここデケェ〜
飛鳥:あれ?今日は生写真並ばないの?
〇:ん?あれは2度とやってはならないって僕の本能が言ってた
飛鳥:あ〜それ「やれ」の間違いだよ
〇:仕事できなくなるわ!
?:でもまだれんの生写当ててもらってないからな〜
〇:そんなん蓮加だけじゃなくて全員分なんて当てれるか!
蓮加:でも当てて欲しいも〜ん

〇:わがままか!
和:やっぱり当てて欲しいですよね〜
蓮加:そりゃもちろん!
〇:そんじゃあ2人があの列にならぶか?
和:こんなに暑いのにぜーったい列びたくないです!
蓮加:部屋の中でゲームしてた方が絶対いい!
〇:そりゃそうだろ!
飛鳥:てか、蓮加たち早くリハ行かなくていいの?
蓮加:え....?
和:あっ....!

蓮和:もうリハ始まってるじゃん!!
蓮加:和ちゃん急ぐよ!
和:はいっ!
〇:あの2人ほんと嵐かなんかか....
ーリハーサル中ー
〇:やっぱここでのリハが1番華がある気がする
飛鳥:まぁ乃木坂といえば神宮だからね
〇:雨....降らないよな....
飛鳥:天気予報は雨じゃなかったよ
〇:それならよかった
〇:てかさ....
飛鳥:ん?
〇:飛鳥って仕事してるの?
(ずっと俺の横にいる気がするけど)
飛鳥:してるに決まってんでしょ!

〇:ほんとに?笑
飛鳥:あんたの知らないところでメンバーのことちゃんと観てるんですぅ
〇:そっか
〇:じゃあ今ステージにたってるメンバーで頭痛がしてるメンバーは誰でしょーか!
飛鳥:ふぇ!?
飛鳥:そ、そんなのわかんないよ
(てか頭痛いメンバーがいるってこと!?)
〇:メンバーのことちゃんと見てるならわかるんじゃないの?笑
飛鳥:そ、そうだけど私は〇〇じゃないし....
〇:しょうがないな〜飛鳥には俺がいないとダメだね!
飛鳥:うわっ...なんかハメられた感じがしてムカつくっ
〇:飛鳥が分かんないのが悪いんでしょ?
飛鳥:ほんとにムカつくっ
飛鳥:怒るからね?
〇:ダメっ飛鳥が怒ったら何するか分からん
飛鳥:とりあえず1ヶ月は飛鳥ちゃんの運転で移動ね
〇:お願いします辞めてください....
飛鳥:なんか傷つくけど謝ったから良しとしよう
〇:はいっ....ありがとうございます
ーリハーサル終了後ー
久保:〇〇さん客席で飛鳥さんにお辞儀してませんでした?
美月:あ〜飛鳥さんのこと怒らせちゃったんですか〜?

〇:ん〜怒らせたというか問題出したらいつの間にか謝ることになってた
久保:謎すぎる....
飛鳥:そういえば頭痛がしてるメンバーって誰のことだったの?
美月:頭痛?
飛鳥:そう。リハ中に〇〇が
「メンバーで頭痛がしてるメンバーは誰でしょーか!」
飛鳥:って言ってたからさ
美月:え、わかっててリハ続けさせたんですか!?
〇:まぁ頭痛だしリハ止めるほどではなさそうだったしね
久保:それにしてもあんなに遠くから観てたのにメンバーの変化に気づくなんて....
美月:やっぱ〇〇は人間じゃないんじゃ....
〇:ちゃんと人間だわ!なんなら美月の方が細すぎて人間ってよりか お人形みたいだぞ?
美月:誰がリカちゃん人形みたいに若いだって〜?
〇:誰も言ってねぇよ
美月:なっ....4歳にみえるくらい若いって聞こえたのに....

〇:24じゃなくて?
美月:コラっ!私は女の子!
〇:そうなの!?
美月:むぅぅ!飛鳥さんコイツムカつくっ
〇:コイツっていうな!
飛鳥:私もまだ怒ってるんだよね〜
飛鳥:一緒に懲らしめる?
美月:やりますかぁ!
〇:ちょ、ちょっと用事できた!
そしてそそくさとどこかへ走る〇〇
飛鳥:逃げたぁ
美月:絶対許さないから〜!
久保:(あれ、私忘れられてるような....
それから〇〇が向かった先はというと
〇:ちょっといい?
一ノ瀬:どうしたんですか〇〇さん
〇:ちょっと小川さんに話があってね
一ノ瀬:あ、それは保護者の私も聞かなきゃ!
彩:みくは聞かなくていいよ
一ノ瀬:なんでそんな事言うの〜!
一ノ瀬:これはもしかして反抗期の到来!?
〇:相変わらず忙しい人だね...笑
彩そのせいで私困ってるんですけど〜!
〇:そっか...笑
彩:あ、そういえば話ってなんですか?
〇:あ〜そうだった。「小川さん頭痛いでしょ」
彩:えっ....
〇:ちがう?
彩:いやっ痛いですけど....なんでわかったんですか!?
〇:まぁそりゃ〜.....プロだから..笑
彩:この頭痛治せます?
〇:大丈夫だよ。施術部屋行こうか
彩:はいっ!
ー施術部屋ー
〇:うわっ...頭かたっ
彩:ですよね....
〇:これVDT症候群だね
彩:ぶいでぃ〜てぃ〜?
〇:要するに画面の見すぎとかでなるやつだよ
彩:でも私ゲームとかしてないですよ?

〇:ゲームはしてなくてもさ、この業界に入ってから連絡とることも多くなったでしょ?
彩:たしかに増えましたね
〇:そうなってくると無意識のうちに画面見る時間が増えちゃうんだよ
彩:たしかに増えちゃってたのかな....
彩:あれ?でも蓮加さんはそのVDTじゃないんですか?
〇:うん。違うね
〇:たぶん小川さんの場合は急に液晶をみることが増えたのが原因だと思う
彩:そうですか....
〇:よし、じゃあ施術にうつるか
彩:ボキッってやつですか?

〇:いや、鍼だよ
彩:えっ...鍼....
〇:そんな分かりやすく嫌そうな顔しないの..笑
彩:だって怖いんですもん
〇:大丈夫。痛くないようにするから
彩:頼みますよ?
〇:おう
ー施術開始ー
〇:じゃあ打つね
シュッ🪡 シュッ 🪡 シュッ
〇:どう?今の感じ
彩:え?もうやったんですか?

〇:うん。おでこの上にね
彩:ひえっ...なんか想像しちゃった
〇:結構怖がりなんだね
彩:はい....
〇:まぁその歳だしちょっと怖がりなくらいがちょうどいいよね
(イケイケJKになられても困る)
彩:でもそのせいで子供っぽくみえちゃってると思うんですよね
〇:いいじゃん。子供扱いされてるうちはそのままにしといた方が何かとお得だよ
〇:大人になってからじゃされようと思ってもできないからね
彩:じゃあ今まで通りにします
〇:うん。悩むことばっかりだと思うけど頑張れ〜!
彩:はいっ
〇:(俺があの歳のころじゃ大人に相談なんて出来なかっただろうな....
そしてそうこうしているうちにライブは開演し...
『神宮〜いくぞぉ”ぉ〜!!!』
「をぉぉ”ぉ〜〜!!」
〇:(すげぇ盛り上がりだな....やっぱ神宮ってすげぇや
それから無事ライブは終演し
美月:楽しかった〜

梅澤:まだまだ物足りない感じするね
〇:あと3日あるじゃん
梅澤:そうだった....
美月:あと3日くらいよゆーう!
〇:あ、ハイになってんのね笑
飛鳥:明日が楽しみだね