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夢を叶えた整体師の奮闘記! 櫻坂 東京ドーム公演 前編


忙しい時間を終え、患者さんとゆっくりお話ができるようになる夕方ごろ……




?:〇〇くん。いま大丈夫かな?

〇:あ、久しぶりです今野さん

今野:いや〜最近忙しくて中々来れなくてね

〇:そのぶんあの頃と違って色んなメンバーさんがここに来てくれてますよ笑

今野:ほんとは僕の行きつけのとこだったのになぁ....やっぱり〇〇くんを帯同させたのは間違えだったか…笑

〇:あの時帯同してなかったら飛鳥と付き合えることも、なんならメンバーと話すことすらなかったんですから感謝してますよ

今野:いやいや飛鳥と付き合えたのも、メンバーと十分に話せるようになったのもあくまで〇〇君の実力だよ。僕のおかげじゃない

〇:どこまで謙虚なんですか…笑




それから施術に入り、いつものように施術を終えた



今野:それでだね〇〇君

〇:なんです?

今野:あのぉ…またお願いがあるんだよ

〇:ん?それ全ツの帯同ですか?

今野:まぁ全ツの帯同ではあるんだが〇〇君が思ってる全ツではないと思う

〇:え?全ツに種類なんてありましたっけ?

今野:いやそうじゃなくて、〇〇君は乃木坂からの仕事だと思ってるんじゃないかな?

〇:ちがうんですか?

今野:うん。今回は櫻坂の東京ドーム公演の帯同をお願いしたいんだ

〇: ……えぇぇ

今野:そんなに分かりやすく凹まないでくれよ笑

〇:凹んでる訳じゃないんですけどね…ラフに話せるのが天さんくらいしかいないっていうのもあって……

今野:はは。今回をきっかけに話せるようになればいいじゃないか

〇:まぁそうなんですけど…(これ、断る選択肢がないな


〇:そうですね。行きますよ

今野:よく言ってくれた!それじゃあ2日後の15時にウチの事務所に来てくれないか?

〇:わかりました。







それから飛鳥には状況を伝え、約束の日になった




〇:(はぁぁ……なんか足どり重いなぁ



ゆっくりめに事務所を歩いていると………


?:あれ、〇〇? 〇〇だぁ!


〇:お、さくらじゃん

さくら:〇〇がなんでここにいるの?

〇:なんか櫻坂さんの東京ドーム公演に帯同させてもらう事になってそれの挨拶的なやつだよ

さくら:ねぇねぇ

〇:ん?

さくら:〇〇はいつから乃木坂から櫻坂に浮気するような人になったの?

〇:さくら……おれ悪くない

さくら:悪いに決まってるでしょ!〇〇がお仕事受けてるんだから!

〇:そういわれてもなぁ……

さくら:今からメンバーさんに会いに行くんでしょ?

〇:うん

さくら:じゃあさくも行く!〇〇を取られたくないもん!


〇:取られないから大丈夫だって……てか、まだ仕事残ってるんじゃないの?

さくら:今日は打ち合わせだけだからもう終わりっ

〇:そうか……じゃあ着いてきてくれない?

さくら:やった!




それから知り合いがいる安心感から少し足どりが軽くなり……




今野:それじゃあ〇〇くん。入ってきてくれ

〇:はい





そうして中に入ると……



『〇〇さんだっ!』


『まさか〇〇さんがまたこっちに来てくれるとは!』



そう、若干チヤホヤされるのも束の間




さくら:ムスッ……


〇:あのぉ....なんで怒ってるのでしょうか

さくら:〇〇が取られるもん

〇:だから大丈夫だって。この前だってちゃんとガルアワ行ったでしょ?

さくら:そうだけど……美月さんいなくなって〇〇が私たちのこと見捨てるかもしれないもん

〇:嫌われるまではちゃんと行くから。てか、行かなかったら飛鳥から何されるか分からないから絶対行くよ

さくら:でも……

天:〇〇さんのこと絶対櫻にハマらせるっ


さくら:天ちゃん!〇〇のこと取ったらタダじゃ置かないからねっ!

天:えっ…さくらちゃんがこんなに本気になるなんて……〇〇さんすごすぎる

ひかる:飛鳥さんが彼女で、さくらちゃんとか遥香ちゃんとかとも仲が良くてって……伝説のポケモンしか持ってないポケモントレーナーみたい

天:なんかわかる気がする…笑

さくら:それに〇〇は5期生からも好かれてるからねぇ

天:なんかもう……聞いてるだけで人の良さが滲み出てるよね

〇:あの……そんなに褒めても何も出てこないよ?

さくら:まだまだ褒めるとこはあるよ!

ひかる:ききたーい!





それから謎に褒め褒めタイムが始まり……



さくら:それでね!この前のライブの時も助けてもらったの!

ひかる:へ〜やっぱり〇〇さんさすがだね

天:てんもそんな思い出作りたーい!

〇:(ん、これ抜け出せるかも……



贅沢なことだが褒められることに嫌気がさし、その場を抜け出した





それから〇〇はある人の所へ行き……



『あ、〇〇さんや』


〇:久しぶりだね山下さん


『やから……瞳月でええって』


〇:あ、忘れてた…笑

愛季:そんなことより〇〇さん!やっと私たちの公演にも来てくれるんですね!

〇:うん。今野さんから頼まれたからね

的野:今野さんナイスだね

〇:こんな超がつくほどの一般人くらいいっぱいいるでしょ笑

瞳月:いーや!咲月ちゃんから〇〇さんの話はいっぱい聞いたんやけど、どのお話も一般人やないで

〇:へ〜咲月と仲良いんだ

愛季:あ、自然に名前で呼び捨て

〇:あ、い、今のなしで

愛季:ちゃーんと聞いてたんで無しにはなりません!

〇:(この感じ……普段の和とのやり取り聞いた時には驚くどころじゃないだろうな






そんなことを思っているといつの間にか潮時になっており




〇:それじゃあ当日はよろしくね

ひかる:はい!

天:〇〇さんも一緒にダンス踊りましょうねっ!


〇:ん、それ誰から聞いた?(何となく想像つくけど

さくら:えへへっ……

〇:もう2度とみたらし団子奢らないから

さくら:あ〜それだけはダメぇ!

〇:いや、もう決めた

さくら:そこをなんとかぁ……




ひかる:あの2人……

天:仲良すぎる……

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