久しぶりに帰国したら幼馴染はアイドルに!?.5 (最終話)
ー最終話ー
〇:なんで俺はここにいるわけ?
〇〇が現在いるのは初日に来た事務所だった
ひかる:だって天ちゃんと
さくら:和ちゃんと
菜緒:このドジが会いたいっていうんやもん
美玖:ドジじゃない!
菜緒めっちゃドジやん!
美玖:そんなことないっ
〇:一生懸命勉強したのはいいものの寝不足で理科のテスト20点しか取れなかった人とどっちがドジ?
菜緒:い、いうな...//
徐々に顔が赤くなる菜緒
美玖:あれ〜さすがの私でも20点は取れるなぁ〜
ニヤニヤしながら煽るように言う
菜緒:な、なおはドジやない......ドジジャナイ
〇:ほんと負けず嫌いだな笑
ひかる:ちょっと〜そっちばっかり構ってないでこっちにもかまって〜
〇:あ!天さん久しぶり
天:だから呼び方は天でいいってば〜
〇:あぁそうだったね笑
ひかる:ちょっと〜聞いてる〜?
〇〇と天が話しているところをぴょんぴょん飛びながら言うひかる
〇:天はなんか用があってきたの?
天:そう!
〇:なに?
天:アメリカ行きたい!
〇:お〜いつでもおいで。案内ならいくらでも付き合うよ
天:やった!
ひかる:でも天ちゃんまだ高校生じゃん
〇:さすがに高校生と並んで観光って......さすがに恐ろしいな
〇:(犯罪行為だ
天:いいの!年齢なんて関係な〜い!
ひかる:天ちゃんもこういってるしいつか一緒に行きなよ。JKとアメリカデート笑
〇:やめろやめろ誤解をうむ
ひかる:笑笑
さくら:〇〇〜私たちにも構ってよ〜
〇:はいはい
そしてさくらの方に向かうともう1人さくらの近くに知らない女の子がいた
〇:あっそういえば初めましてですね
和:初めまして。井上和といいます
〇:和さんですね
和:あ、天さんみたいにさん付けしないで呼んで欲しいです...///
〇:わかったよ笑
さくら:和ちゃんはすごいんだよ?
〇:なんで?
さくら:ダンスも上手いし絵も上手だし頑張り屋なの
〇:多彩なんだね
和:いえいえそんなそんな...
〇:和知ってる?本当にすごい人は謙遜しない方がカッコイイんだよ
和:すごくないですもん
〇:どこがよ笑
和:さくらさんと比べたら私なんて...
〇:え?こんなのより遥かにすごいよ
さくら:こんなのって言わないで!
〇:だってさくらと違って絶対クラスの中心人物じゃん
さくら:たしかに私は端っこばっかだった...
和:私は輪からはみ出ないようにしてるタイプでした
さくら:そうなの!?
〇:いやいや真ん中でしょ笑
和:真ん中にはなれないですよ
〇:ほんとかなぁ笑
菜緒:そういえばさ
〇:ん?
菜緒:〇〇って今度いつこっち来るん?
〇:まだ何にも決めてないよ
〇:でも...2年後とかかな
ひかる:2年!?
さくら:2年なんてありえない!もっとはやくきてよ!
〇:なるべく頑張るけど...無理だと思う
菜緒:早めに戻ってくるやんな?ギロッ
〇:目が怖いって
美玖:まぁまぁ〇〇さんも忙しいんだからしょうがないじゃん
ひかる:そうだけど...
和:〇〇さんって忙しい方なんですね
〇:一応弁護士になるからね
和:すごい!すごいですアメリカで弁護士なんて!
〇:ありがとう笑
ひかる:そうだ!〇〇マネージャーになってよ!
〇:だれの?
ひかる:3人のうちの誰かの
〇:絶対いやだ
〇:つーか俺は弁護士になるんだってば!
ひかる:マネージャーになればアメリカ行かずにすむのに......
〇:そんなに行って欲しくないんだな
さひ菜:当たり前でしょ!
〇:お、おう...
さくら:あっ...でもこれは約束してっ!
〇:なに?
さくら:アメリカに行っても乃木坂と日向坂と櫻坂のことはチェックすること!
〇:わかった。天と和と美玖さんみるよ
さひ菜:私たちをみなさいっ💢
〇:う、うん..(すごいハモリ方だな
菜緒:あ、あとアメリカで可愛い人がおっても絶対付き合わんことやな
〇:え?なんで?
菜緒:なおの〇〇やからに決まってるやん...///
〇:すごい素直じゃん笑
美玖:菜緒の顔真っ赤だ笑
美玖:いつも以上に可愛いすぎる!100枚くらい写真撮りたい!
〇:あれ?菜緒のファン?笑
美玖:はいっ!
さくら:〇〇はさくのものなんだからね!
〇:俺はものじゃねぇ!
ひかる:〇〇は私の!
〇:ひかるは俺の子供じゃない?
ひかる:身長のことバカにするなーー!
〇:だって小学生でもその身長の子いるよ?笑
ひかる:そういうことは言わなくていいの!
天:たしかにチビだもんね
ひかる:天ちゃんが大きすぎるだけ!
天:そんなことないよー
〇:お前ら子供か笑
〇:あ!そろそろ空港行かないとだな
さくら:もうそんな時間?
〇:うん。それじゃあまた今度
菜緒:待って
〇:ん?どうした?
菜緒:これ......もっていって
そういって本のようなものを渡す菜緒
〇:なにこれ?
菜緒:これはアルバムや
ひかる:この4日間で撮った写真がいっぱい入ってるよ
さくら:そう!
〇:え、いつの間に写真なんて撮ったの!?
菜緒:3人ともバレんようにこっそり撮ったんやで?
〇:全然気づかなかった
ひかる:太鼓やってる時バレたかと思った
〇:いやまったく気付かなかったよ
〇:ありがとね......
さくら:あれ?〇〇泣いてる?
〇:バカっ 泣いてねぇよ
ひかる:へ〜こういうので泣く人になったんだ〜
〇:元からこういうのは弱いんだよ
そういって潤んだ目を擦り涙を拭き取る
天:そうだ!最後4人で写真撮ったら?
天:天が撮ってあげるから!
さくら:撮りたい!
菜緒:4人で撮れることないから撮りたい
ひかる:撮る〜
〇:じゃあ天お願いしていい?
天:あいあいさー!
3…
2…
1…
カシャッ
天:お〜4人ともいい顔してる!
美玖:すごい!でも冷静に考えて各坂のエースを並べても劣らない〇〇君すごいね
和:確かにそうですね
菜緒:なおにも見せてや〜
さくら:私も〜
ひかる:み、みえない...
〇:お〜いい写真だね
ひかる:私だけみえないんだけど
〇:チビだもんな
ひかる:またチビ扱いされた...
そして俯いていると
〇:ほらっこうしたら見えるんじゃない?
そういってひかるを持ち上げる
ひかる:やっと見れた!
天:今ひかるが1番高いね
ひかる:へへん。るんちゃんが1番なのだっ
〇:おろそうか?
ひかる:やめてっ
〇:笑笑
和:あの......〇〇さん飛行機大丈夫なんですか?
〇:うわっ...やべっ
菜緒:今度帰ってくる時はお土産よろしくな〜
〇:わかったよ
さくら:みたらし団子がいい!
〇:それ日本で買えるじゃん
ひかる:私には牛乳ね
〇:はいはい
〇:それじゃあ......またな
こうして忙しくも楽しい5日間が終わった
最終話まで読んでくださりありがとうございました。
これから〇〇は弁護士として歩み続けていくわけですが、この5日間の出来事で日本が前よりも恋しくなるに違いないでしょう。
ひかると行った福岡旅行。和太鼓やドンタクといった思い出に残りやすく印象深いでしょう。
菜緒と行った京都旅行では、京都の静かな雰囲気とは似ても似つかない2人の騒がしさが、〇〇にとっては懐かしくもあったんじゃないでしょうか。
そしてさくらとのお家デート(?) さくマクラもそうですが、旅行とは別でお互いを再確認できるいい機会になったんじゃないかと思います。
これから4人はそれぞれ違うところでどのように成長していくんでしょうか......