僕のことが好きすぎる彼女は友達には塩対応みたいです

お昼休み


美青:しずき〜ご飯食べよ〜


瞳月:だから美青とは食べんっていったやろ？

瞳月:〇〇さんと食べるんやから邪魔せんとって


美青:むぅぅ...っ！ 邪魔してないしっ


瞳月:ええから私いくで？


美青:むぅぅ





それから階段をのぼり1つ学年が上のクラスへ




瞳月:あのぉ....〇〇さんいますか.. //


ひかる:あ〜〇〇ね。

ひかる:〇〇〜愛しの瞳月ちゃんが来てるよ〜


瞳月:ひかるさん....そんな愛しのって... ///



『はいよぉ』



ひかる:付き合ってるんだし、瞳月ちゃんの前だと〇〇はずーっとデレデレだし愛しの瞳月ちゃんだよ


ひかる:クラスの中でも私とかに瞳月ちゃんとの惚気話聞かされるし


瞳月:そうなんでね ///  
(〇〇さん私のこと話してくれてるんだ...！






〇:ごめん瞳月。お待たせ


瞳月:ぜ、ぜんぜん待ってませんよ..//
(いつ見てもかっこいいっ


ひかる:毎日来てくれてるんだからたまには迎えに行ってあげればいいのに


〇:はい....すいません


瞳月:あ、私が勝手に来ちゃってるだけなのでぜんぜん...



あわあわしながらそう言うと




ひかる:瞳月ちゃんは彼女なんだからなーんにも気を使わなくていいんだよ！

やって欲しいことをお願いする！ それだけでいいの！



瞳月:はい！ひかるさん勉強になります！

〇:まぁひかるからお願いされても断りたくなるけど瞳月のお願いなr….



ﾊﾟｼﾝｯ


〇:いってぇぇなぁ


ひかる:次似たようなこといったらハリセン千本だからね


〇:ハリセンボンじゃなくてハリセン千本！？


ひかる:も〜そういうのはどうでもいいから早く瞳月ちゃんと屋上行ってきな


〇:はいはい


〇:じゃあ瞳月行こうか


瞳月:はいっ！







そしていつも通り手を握って屋上へと上がる





〇:もうそろそろ屋上も暑くなってくるね


瞳月:ですね....でもお部屋で食べると美青とかに邪魔されるし....


〇:はは。まだお弁当食べる約束してるんだ


瞳月:約束やないです！向こうが一方的にいってくるんやもん....


〇:でも美青ちゃんとかとも仲良くしとかないと友達なくなるよ？


瞳月:えぇ〜んです。しーには〇〇さんがおれば


〇:いや〜でも俺はいやかなぁ


瞳月:な、なんがですか？


〇:彼女が一途すぎて友達なくしちゃうの


瞳月: …..


瞳月:だって....授業中も、家帰ってもずーっと好きなんやもん....会える機会があるときはずっと会ってたいんです


〇:そっか。瞳月のその気持ちはすっごく嬉しいよ


瞳月:じゃあこれからも毎日お弁当食べてもええですか？


〇:うん。もちろんいいよ


瞳月:やった … //


〇:でも、さすがに暑すぎるから次からは教室で食べよ？笑


瞳月:えぇですよ！〇〇さんとならどこでも... //





それから、自分でもなぜ照れてるのかも分からないまま〇〇さんとのお昼休みが終わった



瞳月:はぁ....もう昼休み終わってしも〜た


美青:いいよね〜瞳月は充実してて


瞳月:もう！せっかく余韻に浸ってたんやから邪魔せんとって！


美青:むぅぅ....瞳月が毎回いなくなるせいで愛季と2人か、1人でご飯食べなきゃいけなくなるこっちの身も知らないくせにぃ


瞳月:しらん！だまって！


美青:もう！ひどいっ！





それから2時間近く余韻を楽しんでいるといつの間にか6限目の授業も終わっていた




瞳月:はっ...！ はやく帰る支度せなっ！〇〇さん帰っちゃう


愛季:さすがに彼女をおいて帰らないんじゃない？笑

瞳月:これで帰ってたら私絶対後悔する！


愛季:あ、聞いてないや...笑


美青:瞳月ラーメン食べに行こ〜


瞳月:やからしーは帰るんや！じゃあまたな


美青:むぅぅ...美青のこと構ってや！


瞳月:知らんっ








それから急いでまた階段を上がり....




〇:お、瞳月来てくれたんだね


瞳月:当たり前やないですか！ 〇〇さんもうおらんかと思ってました


〇:帰るわけないじゃん...笑


〇:  “ 瞳月と帰りたかったし “


        瞳月と帰りたかったし


      『瞳月と帰りたかったし』


   『『瞳月と帰りたかったし』』



瞳月:やっばぁ最高すぎるうっ...///


〇:え？何の話？


瞳月:しーと帰りたかったなんて言ってくれるなんて最高やないですか

〇:こんな普通な言葉で照れるなんて変なの...笑


瞳月:からかわんとってください... ///




ひかる:あれ？瞳月ちゃん熱あるの？顔赤いよ


瞳月:あ、いやこれは... ///


〇:瞳月と帰りたかったよって言っただけで照れちゃったんだよ


ひかる:え？それだけで照れたの！？


〇:うん


ひかる:ほぉほぉ。これは〇〇が悪いですな


〇:え、俺が悪いの！？
(てか悪いってなに...！？


ひかる:普段から愛情表現しないからこんな普通な言葉で照れちゃうんでしょ


〇:そ、それはほんとにそうかもしれない....






それから妙に彼女のことを考えながら2人で帰り



考え事をしていることに彼女は気づいたようで



瞳月:〇〇さんはし〜のこと好きなことちゃーんとわかってんで


〇:ほんと？


瞳月:もちろんです！


〇:それならよかった




そういってホッとした様子で微笑んでいる〇〇をみると....


瞳月:この顔みれるだけで最高や ((ﾎﾞｿｯ

〇:ん？なんか言った？


瞳月:な、なんもないです...//


〇:え〜気になるなぁ




瞳月の顔を覗き込むようにして言う〇〇



瞳月:なんもないっていってるやないですかっ...!//


〇:瞳月がその顔してる時に何も無いことないんだもん


瞳月:も、もういじめんといてください...///


〇:いや〜ほんと可愛いわぁ


瞳月:ｶｧｧ.....///




明らかに爆発寸前のようだ



〇:ありゃ、もう瞳月の家着いちゃったね


瞳月:と、とりあえずしーは帰りますからっ...//


〇:うん。またね








こうして瞳月を家まで送り届けたあと、自分の家へと向かうと


〇:ふぅ....つかれたn…なんでここにいるの！？



『ひかる』


ひかる:この子達におうち教えて欲しいって言われたからね




そういって後ろから美青さんと愛季さんが出てきた

〇:あ、えっとぉ...瞳月と仲良いふたりだよね？


美青:そ〜なんですけどそ〜じゃないというか....


愛季:うん....


〇:何かありそうだね


〇:とりあえず中で話聞くよ


美青:はい


〇:じゃあ2人とも中入って〜


ひかる:なんで私だけ抜かすの！


〇:え？ひかるも入るの？


ひかる:せっかく来たし入る


〇:しょうがないな〜入場料2万ね


ひかる:そんなの無視っ






そうして3人とも中に入り




〇:さてと、詳しく話聞いてもいいかな


美青:はい！


美青:最近瞳月ってずーっと〇〇さんが好きなんです


〇:う、うん.... (ありがたい限りだ


美青:それがですね私たちにとって、、  




        『『 大問題なんですっ...！！ 』』




〇:お、おう....何があったの？


愛季:最近〇〇さんのこと好きになりすぎて私たちのことちょ〜無下に扱うようになったんですぅ

〇:あらま....


美青:もう私たち耐えられません！


〇:そ、そうか....  てかこれ、おれにどうしろっていうの？


美青:〇〇さんから何か言ってもらえれば瞳月も私たちのこともうちょっと気にしてくれると思うんです！


〇:そ、そうなんだぁ....ひかる...これ俺どうすればいい？笑


ひかる:美青ちゃん達と仲良くしなかったら縁切るよ〜とか言ったら上手くいくんじゃない？


〇:でもそれちょっと可哀想じゃない？


ひかる:〇〇はお人好しすぎるんだよ


ひかる:それくらい言っても瞳月ちゃんなら大丈夫だよ


〇:そんなもんかなぁ〜


美青:〇〇さん頼みますよ！


〇: …..わかったよ












それから次の日になり



瞳月:〇〇さんお昼ご飯一緒に食べましょ〜


〇:うんいいよ〜


ひかる:ちゃんと言うんだよ((ﾎﾞｿｯ


〇:うん。頑張る((ﾎﾞｿｯ




そしてクラスの端っこの方でお弁当を食べ....ちょうど一息つく頃....




瞳月:〇〇さん昨日あんなに照れさせたの許さんですからね


〇:え〜ダメだった？笑


瞳月:ドS〇〇さんや

〇:酷い言い方だな...笑




〇:てか、昨日聞いたんだけどさ


瞳月:なんですか？


〇:美青ちゃんとか愛季ちゃんともちゃんと接しなよ？ 2人とも構って欲しいみたいだし


瞳月:でもし〜には〇〇さんが....


〇:俺は友達のことを無下にする人は “ 嫌い “ だなぁ


瞳月: っ！！


瞳月:な、仲良くします！無下にせ〜へんから...せぇへんから嫌いにならんとってぇ




今にも泣きそうな顔をしてそう訴えてきた



〇:ふふ。約束だよ？


瞳月:はいっ


〇:よし。瞳月は偉いね


瞳月:へへ




こうして約束しているのを聞いていたのか、2人はグッとサインをこっちに送っていた








それからというもの〇〇だけでなく、ちゃんと美青さんたちにも話すようになり




美青:瞳月ラーメン食べいこ〜

瞳月:ええで〜 、、、あ、でも明日は〇〇さんとデートやから絶対行かへんからな


美青:全然いいよー


愛季:なんか完全に前の瞳月に戻ったね


瞳月:でも！1番好きなのは〇〇さんやからな！


瞳月:嫌いになるって言われた時は死んでまうかと思ぉたけど


愛季:誰が1番だろうと瞳月が構ってくれるだけで嬉しいよね〜


美青:だね〜


瞳月:2人とも友達おらへんからな


美青:なんかいった？


愛季:あ、ここで私たちと仲悪くなったら〇〇さんとも....

美青:あ、たしかに


瞳月:それはいやや！2人とも友達やの〜なったら許さんっ！


愛季:〇〇さんのことになったらすーぐ謝るよね


美青:完全に弱みをにぎれてる...笑


瞳月:も〜いややぁ〜













ひかる:ちゃんと前みたいに愛季ちゃんたちとも仲良くしてるみたいだね

〇:うん。とりあえず一安心だよ


ひかる:う〜ん、、でも、〇〇も私に無下になってるよね


〇:そうか？ LINE無視してるだけなのに？


ひかる:それを無下にしてるっていうのｫｫ！


〇:あっそ


ひかる:あ〜！！ またそ〜やって私のこと無下にするぅ

〇:そんな馬鹿の一つ覚えみたいに『むげ むげ』言うな

〇:けぇ(毛) 無くなるぞ

ひかる:女の子になんてこというの！

〇:しらん

ひかる:ねぇ〜えぇー！！







こうして瞳月は友達を減らすことなく〇〇と円満に暮らしたのでした








ひかる:ねぇ〜！わたしは？

〇:あれ、ひかるいたの？

ひかる:もぉ〜！！！  私だけな〜んにも報われてな〜いっ！！