僕への愛が強すぎる故にストーカーをしたらしい
とある日の昼休み
〇:はぁぁ...
◽︎:どうしたんだよそんな溜め息ついて
〇:彼女ほしい......切実に
◽︎:急に?笑
〇:だって△△付き合い始めちゃったじゃん
◽︎:それで置いてかれた気分だってことか笑
〇:いえす。誰か俺のこと好きになってくれる人いねぇ〜かな
◽︎:彼女欲しいなら待ってないで自分からいけよ
〇:うん...でも緊張すんだよ
◽︎:まぁわからんでもないけど
それを影で聞いていた??は
?:(〇〇君彼女いないんだ......好きだけど私も好きって言えないし......あっそうだ!
それから午後になり
〇:◽︎◽︎帰ろうぜ〜
◽︎:今日は部活ないのか?
〇:な〜い。
◽︎:じゃあ今日もボウリング行くか?
〇:いやっ今日はボルダリング行かない?めっちゃ体動かしたい
◽︎:俺も久々に動かしたいな、よっしゃ行こう!
?:(私も行こっかな
〇:(なんか人っ気感じるのは何なんだ?
◽︎:今日は俺が絶対勝ってやる
〇:え?◽︎◽︎ボルダリングやったことあったっけ?
◽︎:ない!ただボウリングじゃ勝てねぇからこっちで勝ってやる
〇:望むところだな
?:(だまって後ろから着いて行ってるのはいいけど...これストーカーだよね?
〇:ここがボルダリング場だよ
◽︎:よし。はやく入ろ!
〇:ふぅ...その前にちょっとだけいいか...?
◽︎:お、おう
そう言うと〇〇は奥の壁の裏側へ行き
〇:あ!やっぱりだ!
?:ふぇ!?なんでバレたの??!!
〇:後ろから着いてくるなんてストーカーだよ?笑
〇: “ 川崎桜 “ さん
桜:ご、ごめんなさい
◽︎:〇〇なんかあったn…えっ川崎さん!?
〇:なんで俺らの後ろついてきてたの?
桜:え、えっと...その......
〇:俺そんな怖い?笑
桜:そ、そんなことないっ!
〇:じゃあなに?
桜:あの...私...〇〇君のこと好きで...そ、その告白する勇気がなくて...///
〇:(なんだこの世界一可愛い動物は!
〇:そうなんだ...川崎さんが俺の事...//
桜:うんっ///
桜:あの...ダメかもしれないけど答え聞いてもいい?
〇:もちろんOKだよ
桜:ホント!?嬉しい!
〇:川崎さんが良ければ俺は全然嬉しいよ
桜:やった!私の彼氏が〇〇君だ!
◽︎:あの...場違いにも程があるから俺とりあえず帰るね
〇:あ、すまん
◽︎:いいよ。その代わり川崎さんに何かしたら許さんからな!
〇:わかった
それから◽︎◽︎は帰り
〇:せっかくボルダリング場まで来てるし...やってく?
桜:うん!
そして中に入り
桜:私ボルダリング初めてで全然分からないんだよね
〇:川崎さんスケートやってるしすぐ出来ると思うよ
桜:ん〜頑張るっ
桜:あっでも名前で呼んで欲しいかも...//
〇:えっじゃあ桜さんでいい?
〇:あっでもさん付けるの面倒くさいから桜でもいい?
桜:うん!むしろそっちがいい!
〇:OK
そしてボルダリングをスタートし
〇:桜もう少し腰おとして
桜:こう?
〇:うん。そして腕伸ばして
桜:はいっ
〇:そして膝を曲げると登りやすいよ
桜:む、難しい
〇:でも安定してるね
桜:そう?
〇:初心者とは思えないくらい安定してるよ
桜:よかった
〇:じゃあそこから1個ずつ進む
桜:よいしょっ よいしょっ ヨイショっ
〇:スゲェ...さすがだね
桜:これくらいなら出来るっ
〇:これくらいって言うけど...1番上まで後ちょっとだよ?笑
桜:ふぇ?本当だ!
〇:スポーツ万能だ
桜:あと少し頑張ろっ
それから無事1番上にたどり着き
桜:すっごい高いっ!
〇:初心者でこんだけ楽しんでる人初めて見た笑
桜:でも...
〇:ん?
桜:これ降りるの怖い
〇:こんなにアッサリ来たのに困るとこそこ?笑
桜:だって怖いんだもん
〇:俺補助してあげるよ
桜:ありがとっ...
そして登る時よりも遥かに余裕が無い状態で下まで降り...
桜:怖かった...
〇:ん〜でも登るスピードはエグいくらい速かったよ
桜:それ嬉しい!
〇:それにね?
桜:?
〇:登ったところ女性用のじゃなくて男性用なんだよ
桜:えぇぇぇえっ!!
〇:うっかりしてね男用にしてたんだけどそれでも軽々行ってるからすごいね笑
桜:〇〇君うっかりしすぎっ!
〇:ごめんごめん笑
桜:でも...なんかこういうのってカップルみたい//
〇:みたいっていうかカップルじゃん笑
桜:そっか笑
〇:そういえばすっごい喉乾いたな
桜:そうだ!近くなんだけど桜の家行かない?
〇:えっいきなりっ?
桜:うん!
〇:い、行かせてもらおうかな(えっと...俺がおかしいのか? これ普通?
それから桜の家に着き
桜:ここだよ〜
〇:なんじゃこの家っ!?
そこには大きくて煌(きら)びやかな家があった
〇:もしかしてだけど......桜の家って凄い金持ち?
桜:ん〜お金持ちなのかな〜?さくわかんない!
〇:(ここでその笑顔はヤバいって
そして家の中に入り
桜:ただいまぁ〜〜
桜母:桜おかえり。あれ?そちらの方は?
〇:初めまして。桜さんの同級生の〇〇と言います
桜:(〇〇くん固っ
桜母:あ〜!!あの〇〇君!?
〇:あの?
桜母:桜が好きって言ってたのよ
桜母:そのために好きなお菓子を辞めてちゃんとご飯食べ始めたのよね
桜:お母さんそのことは言わなくていいからっ//
桜母:あ、そうだったの?笑
桜:もういい!〇〇君さくの部屋行くよ!
〇:あ、うん (お母さんに俺のこと言ってたんだ笑
桜:ジュース持ってくるから先にこの部屋入ってて〜
〇:わかった
〇:(まてよ...?女の子の部屋なんて入ったことないぞ?
そして慣れない中恐る恐るドアを開ける
ガチャ
〇:えっ......まじか!
そこには〇〇の写真が大量に並べられていた
凄すぎる動揺のなか桜が来るのを待ち
桜:ジュース持ってきたよ♪
〇:ありがとう。
〇:チラッと見えたんだけどこれって...
桜:あぁぁぁっ!!片付けるの忘れてた!
〇:こんなに俺の写真集めてたの?笑
桜:恥ずかしい///
〇:桜こっち向いて?
桜:いやだっ
〇:えぇ〜桜の可愛い顔見たいのに
桜:可愛い...///
照れに照れを重ね顔から火が出そうな桜
桜:顔があっつい
〇:なんでそんな赤いの?笑
桜:〇〇君が照れさせるからでしょっ!
〇:今の桜かわいすぎるよ
桜:もうやめてっ
〇:へへ
桜:も〜〇〇君私のことイジらないでっ
〇:わかったよ笑
〇:そういえばこの写真なんだけどさ....これ盗撮だよね?
桜の机の上にある写真のほとんどは、〇〇が誰かと話している所か、鏡越しの写真だった
桜:〇〇君の写真が欲しくて...でも〇〇君にお話することも出来なかったから勝手に撮っちゃってた...
〇:ホント悪い子だな〜
桜:ごめんなさい
〇:いいよ。ただちょっと引くけど
桜:ひかないでぇ
〇:だってほとんどストーカーのやり方じゃん笑
桜:たしかに。でも〇〇君のこと好きってことからやっちゃったことだから///
〇:それ重すぎるよ笑
桜:これから桜のことよろしくねっ♡
〇:わかりました (これからどうなるんだろ...
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