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小学生の頃に渡した券をもって卒業したばかりの元アイドルがボクの家へやってきた!

保乃:『今日は私の卒業コンサートに来ていただき本当にありがとうございました...!』

保乃:『そして、これからも櫻坂は続いていくと思うのでこれからもよろしくお願いします...!』




こうして「田村保乃」の卒業コンサートは閉幕した






〇:アイドルになるっていってたアイツがもう卒業かぁ....俺あれからなんにも進歩してねぇな



そう。〇〇は保乃と幼馴染なのである。


昔と比べ物にならないくらい成長した保乃をみて焦り、というよりかは諦めた感情で躍進する保乃の卒業記事をみていた




そんなThe平社員な生活を送っている僕にも変化がおとずれるのだった





〇:それじゃあお先に失礼します

上司:おう。最近残業多かったし早めに寝ろよ〜

〇:はい。それでは








こうして家へ帰ると扉の前に見知らぬ女の人が立っていた



〇:あのぉ...どちら様ですかね

?:会わんくなって7年しか経ってへんのにもう忘れたん?

〇:え、その声って.....

?:久しぶりーっていってもらうはずやったのになぁ〜



そういってサングラスとマスクを外すと....




〇:保乃っ!!

保乃:久しぶりやな!〇〇

〇:ど、どうして保乃が俺の家に....


〇〇が一人暮らしを始めた頃にはもう既にアイドルをやっていたので家を知っているはずがないのだが....


保乃:そんなのどーでもええねん!それより早く中に入れてや

〇:お、おう....あ、でも汚いかも

保乃:大丈夫!男のひとり暮らしってそんなもんやろ!特に〇〇やし

〇:なんだその特に〇〇やしって!

保乃:もーいちいち引っかからんでええから中入れてっていってるやん

〇:あ、ごめん ごめん






こうして保乃を部屋に入れると


保乃:あれ?意外と綺麗にしてるやん

〇:そうかな?

保乃:ほののお家より綺麗やで?

〇:まぁ保乃は性格が大雑把だからね

保乃:その性格どうにかしたいねんけどなー

〇:たぶん天然と大雑把は一生かけても治らないと思うぞ

保乃:なんでそんなこと言えるん!?

〇:だって表舞台に出てるのに治らなかったんでしょ?

保乃:うん....

〇:だとしたらもう治せる機会なくない?

保乃:たしかに....ってそんなことはどーでもええねん!

〇:え?

保乃:今日は〇〇に見せたいものがあって来たんや!


〇:見せたいもの...?

保乃:小学生のときのこと覚えてる?

〇:まぁ覚えてなくは無いけど記憶は微かかな

保乃:ほのはなぁ..?ひとつだけ1日たりとも忘れへんでポケットに入れてるもんがあんねん

〇:へ〜ポケットに何いれてるの?

保乃:これやねんけど....〇〇は覚えてるかな〜




そういってポケットから長方形の紙を取りだした



〇:なにこれ?

保乃:毎日持ってたからヨレヨレになってもうたんやけど

保乃:これ〇〇がくれたやつなんやけどな〜?これなんて書いてるかよく見て?

〇:えっとぉ....『いつでも付き合える券』

〇:へ、へぇ〜当時の俺なかなかに大胆なことするなぁ
(今じゃ頭を垂れてでも付き合えるはずないのに

〇:ってか何でそれをずっと持ってたの?

保乃:だってこれ使用期限書いてないねんもん


〇:小学生だからそんな使用期限なんて考えてなかったからな...笑

保乃:そんなわけで〇〇?

〇:ん?

保乃:この券まだ使えるやんな?

〇:え、はっ!? もしかして使うつもり?

保乃:え?あかんの?

〇:いや俺はいいけど.....一応いっとくけどそれ使うと付き合うんだぞ?

保乃:そんなの分かってるに決まってるやん!

〇:せっかくアイドルになって俺より上の人達と付き合えるかもしれないのに俺なんかでほんとにいいの?


別に僕が保乃と付き合いたいわけじゃない。
保乃に後悔して欲しくないがための言葉だ



保乃:別にアイドルになったのってお金持ちと結婚するためやないで?

保乃:夢を叶えるためになったんやから

〇:まぁそうだろうけど....

保乃:ほんなら付き合ってくれるやんな!?

〇:保乃がいいなら....

保乃:なんでそんなに下手にでるん?

〇:いやだって俺べつに保乃みたいにすごい人になったわけじゃないし....

保乃:〇〇はいつからそんなヘナチョコになったん?

〇:そ、そんなヘナチョコかなぁ....

保乃:これは付き合って元の〇〇に治さなあかんな








それからというもの保乃の要望で同棲を始め.....



保乃:〇〇〜!一緒に映画観ようや〜


〇:いいよ〜なんの映画観るの?

保乃:これやでー

〇:えっラブコメじゃん!

保乃:今の保乃たちにはちょうどいいやん?

〇:たしかに。じゃあ観ようか





そして映画鑑賞を終える頃には....


保乃:ほんま胸がキュってなるくらいええ話やったなぁ

〇:だね。最後のキスシーンに行く流れとかめっちゃ良かった

保乃:そうやなーこんな感じやったやんな?


そういって〇〇の下唇を挟むようにキスをする保乃



〇:い、いきなり何やってんだよ///

保乃:これくらいので照れちゃあかんで?

〇:だって急なんだもん...

保乃:ふふふ。〇〇ほんと面白いわ〜

〇:しょうがないだろ、?女性経験ないんだから

保乃:ほのだって男性経験ないで?

〇:じゃあ保乃も照れるかな?



そういうとお返しをするようにあつーいキスを仕掛ける〇〇



〇:ぷふぁ....ど、どう?

保乃:こ、こんなんされて照れへんわけないやん///

〇:もっとする?

保乃:なんならキスのその先も...//

〇:それは俺も...💕




こうして2人は寝室に向かったのでした

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