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彼女は海外に行ってもやっぱり可愛いみたいです

今日は兼ねてより和が行きたがっていた〇〇のお父さんのライブをみるために…………台湾へ



〇:わざわざ台湾まで見に行かなくてよかったのに…笑

和:だって日程がなかなか合わなかったじゃん


〇:でも4月のライブの方は国際フォーラムだったし日程大丈夫だったよ?

和:4月まで待てないっ!

〇:そ、そうですか……てか、ちゃんとパスポート持った?

和:もっちろーん!夏の時の二の舞にはならないしっ

〇:そうですか…笑






それから2人は入国手続きを終わらせ現地入りした




〇:ライブまでまだ時間あるけど行きたいとことかある?

和:ん〜ってか、わたし台湾来るの初めてなんだよね

〇:え、そうだったの!?

和:うん。だって海外ってそんなに簡単に行くとこじゃないじゃん

〇:まぁ…たしかに

和:〇〇は台湾にはよく来てたの?

〇:親父に連れられて行くって形だったけど、5回くらいは行ってたかな

和:え〜じゃあおすすめの場所とか知らないの?

〇:おれ幼稚だったから動物園とかそういうとこばっか行ってたんだよね…笑

和:動物園!?!?


和:〇〇のイメージに反しすぎてる…

〇:まぁ子供の時の話だからね

〇:あ、でも面白い喫茶店も知ってるよ

和:へ〜喫茶店かぁ…面白いなら行ってみたいかも

〇:よし、じゃあそこ行こうか




そうして〇〇に誘導されながら喫茶店へむかう



「「謄〇喫茶室」」


と、書いてあるお店に入った






和:すごいレトロ感があっていいねこのお店

〇:でしょ〜?

〇:それにここ、注文の仕方も面白いんだよ

和:え?店員さん呼ぶんじゃないの?

〇:店員さん呼ぶんじゃなくて食券みたいな感じでこのビー玉を頼みたい物の品番の穴に入れるんだよ

和:え〜面白い!それに会話しなくていいから頼む物間違えないね

〇:あ、そのメリットもあるな







それから2人は注文し、コーヒーと手作りデザートが届いた




和:ん〜これ美味しいね


〇:ユニークな感じだけどちゃんと味はしっかりしてるのがここの良いところなんだよ

和:海外でおすすめの喫茶店知ってるなんてカッコよすぎるでしょ

〇:親父のおかげだけどね…笑

和:でもさ、〇〇って高校のときからお金持ちっぽい素振りとか何も見せなかったじゃん?なんで?

〇:いやだってさぁ…親父が捕まったの俺が小学生の頃だぞ?親父が歌手だなんて口が裂けても言えないよ

和:あ、そういうことか……

〇:それに、この前の女マネさんみたいに


「お父様があの方なんてことなんで早く言ってくれなかったの!」


〇:なんて言われても嬉しくも何ともないわけでさ、、、自分を見られてなきゃ意味ないんだよ

和:あぁ…そういうことか。

和:でもさ、〇〇がこうやって色々経験してくれてたおかげで今活かせてるとこあるよね

〇:そう?

和:うん。在籍年数と出来る仕事の幅が見合ってないこととかもそうじゃん

和:それに、歌手の人とも知り合いみたいだし?


〇:俺がラフにしゃべれる人って根本さんとKANさんくらいだよ

〇:あ、あと澤野さん

和:澤野さん?

〇:あれ、和は知ってると思ったんだけどなぁ

和:私が知ってる澤野さん……もしかして進撃の巨人のサウンドトラックの人!?

〇:うん。その人

和:〇〇よ。なぜそこと知り合いで巨人にハマらないのですか

〇:だって昭和のアニメの方が俺には合ってるんだもん

和:ばっかじゃないの!!今すぐ巨人をみなさい!

〇:わ、わかったよ……




アニメの話となるととてつもないオーラを纏う和



和:も〜そんな知り合いがいるなら早く言ってよね〜

〇:ははっ…好きな物になると声のボリュームも声色も全部変わるよな笑

和:だって好きなんだもん

〇:そのテンションの和はいくらでも見てられるよ

和:見るんじゃなくて会話してくれませんかね?

〇:会話するには知識量が足りなくてですね……

和:じゃあもっとアニメのこと勉強しなさいっ!


〇:え〜それよりかは和と抱き合ってた方が楽しいからなぁ

和:それは私もそうだけど……

和:今日はホテルでイチャイチャしよーね!

〇:そんなこと声に出すな!

和:日本じゃないから大丈夫でしょ!

〇:ま、そうか……







それから2人は喫茶店を後にし、、


ライブ会場へ




和:うわ〜オシャレなお洋服着てる人がいっぱい…

〇:マダムたちがいっぱいだな…笑

和:どうしよ…ライブだと思って動きやすい服着て来ちゃった……

〇:大丈夫。どうせYAH YAH YAHとかGUYSとかあるだろうから拳振り上げないといけないから動きやすい方がいいよ

和:じゃあよかった

和:それにしても…ほんとにオシャレな人多いね


〇:「脱ぐための服で来る 奇麗な天然になる君を見たいよ」

〇:って歌詞があるんだよ。それも相まってシャレた服着てる人多いんだよね

和:脱ぐための服…えっちだね///


〇:君は何に照れてるんだい?

和:だってそういうことを連想させちゃうじゃん

〇: …変態





それからライブ会場に入り、座席に到着



和:たのしみだな〜

〇:ほとんどの曲知らないでしょ…笑

和:でも調べたら今回のツアーは初級編って書いてあったよ

〇:ふーん。まぁいいや。楽しもうか

和:うん!






それからライブは始まり、ペンライト…

ではなく拳を振り上げていた







そうして2時間半が経ちライブは終焉




和:ペンライト振るより楽しいかもっ!


〇:そ、そのセリフはアイドルなんだしぜひ控えて頂いて……

和:でもさ、肩の高さより上に腕をあげれるってめっちゃ楽しいじゃん!

〇:ま、まぁ……そうだけども

〇:てか、ライブ楽しめたなら良かったよ

和:あんなに歌が上手くなれたらどこでも歌いたくなるだろうなぁ…

〇:和も十分上手だよ?

和:でもほら、感情が揺れ動くような歌い方は出来ないもん

〇:あの歌い方結構技術詰まってるからなぁ





そんな話をしながらホテルへ向かった




ーーーーーーーーーー




和:ねぇねぇ


〇:ん〜?

和:はいっ…!




ハグしろといわんばかりに腕を広げる和



すると〇〇は和の背中に腕を回しソッと抱きしめる




〇:やっぱり可愛いね。なぎ

和:えへへっ…




嬉しそうな声とともに〇〇の胸に顔を埋める和



〇:和を抱きしめてる時の安心感。なんなんだろうな〜この感覚

和:私は幸せだな〜この感じぃ


〇:和が幸せっていってくれるならそれが一番だなぁ

和:そうなの?

〇:だってほら一時だとしても、誰かひとりでも幸せにすることが出来たらそれって人としては至高じゃない?

和:なんか〇〇がすごい真面目になってる……

〇:すまん。元に戻すわ



〇:なぎ〜〜!!



和をベットに押し倒し覆い被さる〇〇



和:ちょっ…変わりすぎっ笑

〇:だって和が真面目になったって言ったからじゃん

和:もうここまで極端だと多重人格なんじゃない?笑

〇:そうかもなぁ…笑

〇:真面目な方とどっちがいいかな?

和:プライベートはこっちがいいっ…♡


〇:わかった!





それからというもの、その日は存分にイチャイチャした後ライブ疲れで寝たのでした

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