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いきなりきたアイドル志望の妹が僕の生活をかえる!?

ここは都内某所。何をやるにもお金がかかるため特にやりたいこともない生活がつづいているときだった...

prrrr📱

〇:もしもし...?

?:ひさしぶり!


〇:あ〜なぎか

和:うん!

和は、実家で暮らしている妹だ

〇:急に電話してくるなんてどうかしたの?

和:実はお願いがあってね....

〇:いやだ

和:まだ要件いってないじゃん!

〇:だって和からいい要件来たことないぞ?

和:そうかもしれないけど..

〇:で、要件ってなんなの?聞くだけきくよ

和:泊まらせてほしい!

〇:俺の家に?

和:そう!

〇:いやだ

和:なんでよ!いいじゃん!

〇:和がいきなり泊まりたいなんて言うなんて絶対なんあるじゃん

和:そう!なんかあるの!

〇:ならいやだよ...

和:ほんとにお願いっ 東京にいなきゃいけないのっ

〇:神奈川に住んでるんだからとほとんど変わらんだろ

和:それが変わるの!

〇:そんな東京にこだわってなにすんの?

和:ん〜ナイショ

〇:内緒なら泊まらせないよ? 心配になるしね

和:でも......お兄ちゃんはよく思わないかも....


〇:母さんたちにはもう言ってんだろ?

和:うん。OKもらってる

〇:なら俺に言っても大丈夫だろ

和:それが.......わたし乃木坂のオーディションを受けるの

〇:えぇぇぇぇぇっ!? 乃木坂!? 乃木坂ってあの有名なグループだよな?

和:うん。その乃木坂だよ

〇:乃木坂かぁ....

和:お兄ちゃんはこの話聞いてどう思った?

〇:うーん......俺は頑張れとしか思わんかな

和:妹がアイドルになるって言ってるんだよ?変だと思わないの?

〇:まぁ和の性格的には内気になりがちだし意外アイドルっぽい性格では無いような気がするけど、俺は頑張ってほしいって思うよ

和:ありがと!それじゃあ明日行くねっ

〇:おう






ー次の日ー

ピンポーン

〇:はーい

和:久しぶりっ


〇:久しぶりだな笑

実家が神奈川だから帰ろうと思えばいつでも帰れるのだが、近いがあまり実家には帰っていなかったのだ

〇:なんか大きくなった?

和:そりゃそうでしょ!前にお兄ちゃんと会ったの中1の時だもん

〇:今が高2だっけ?

和:そう!

〇:そりゃあ成長してるわけだ笑

和:へへんっ

〇:明日がオーディションって割には意外と緊張してなくて安心したよ

和:緊張してるよ......だけど後悔しないためにも緊張を見せないようにしてるの


〇:ほぉ...大人になったな ナデナデ

和:いつまでも子供じゃないんだからねっ

〇:俺からしたら中身が大人になってもずーっと子供扱いしたいもんだよ

和:むぅ...子供じゃないのにいぃ...

〇:ほんとカワイイよ、絶対合格だ

和:お兄ちゃんまえからこんなシスコンだったっけ!?

〇:シスコンじゃ......なくもないのかな

和:うん。シスコンだよ

〇:まじかぁ...

〇:まぁでも乃木坂に入れば和のかわいさを世間の人がみるわけだから、シスコンになるのも共感してくれるはず!

和:そんなわけないでしょ!いくら可愛い人でもシスコンになるのは共感されないでしょ

〇:ダメかぁ。なら泊まらせるのをやめましょう

和:「憧れるのをやめましょう」みたいに言わないの!

〇:よく気づいたな笑




こうして談笑を続け夜になり

〇:もうそろそろ寝ないと明日起きれないぞ

和:でも......

明らかに隠していたはずの和の緊張が思いっきり表に出てきていた

〇:緊張するのはわかるけど、寝ないと...さ

和:でも緊張するんだもん

和:はやくこの緊張止めないと...緊張するのは良くないし


〇:でも俺はなぎが緊張してるのみてちょっと安心できたよ

和:え?

〇:だって緊張するってことはそれだけこのオーディションを大切にしてるってことだろ?

和:うん

〇:それに緊張って乃木坂に受かりたいって想いが強い証拠だから無理に止めようとしなくていいよ

和:そっか。じゃあいいや

〇:うん。とりあえずふとんにはいるだけでもしときな

〇:少しは疲れとれるから



そして次の日になり

和:おはよう


〇:おはよう

〇:しっかり起きれたんだな

和:緊張が抜けなくてアラームよりも早く起きちゃった

〇:そうか笑

〇:朝飯できてんぞ

和:なに作ってくれたの?

〇:今は好きな物くらいしか喉通らんかなと思って、朝から重いかもだけどピーマンの肉詰め

和:やった!肉詰めだ!

〇:お、いい反応でよかった

和:いただきますっ

パクッ

和:ん〜!おいしい!

〇:よかったよ。飯食えてるなら体力切れの心配もないしな

和:うん!


それから支度を進めていき

和:(お化粧が1番苦手なんだよなぁ...すっぴんで行こうかな......

〇:なぎー

和:なにー?


〇:ちょっとここに座って

和:え、あ、うん

そして椅子に座らせ

〇:俺がメイクしてやる

和:え?いいの!?

〇:こんだけメイクの勉強してんのにいざ妹の大事な時にメイクできないなんてアホすぎるだろ

そう。〇〇はメイクの仕事をしている

和:すっぴんで行こうとしてたから 助かる!

〇:まぁダンス審査とかもあるしかわいくみせるために薄めにメイクするよ

和:はーい



そして少し時間が経ち......

〇:できたよ!
   目を開けてみて

和:うん

ゆっくり目を開けると

和:すごいっ!うっすらしかメイクしてないのにめっちゃいい感じ!


〇:気に入ったなら良かったよ

和:これで頑張れるっ

〇:帰ってきたときに後悔ないようにやってこいよ

和:うん!1番目立ってくる!

〇:がんばれ!

〇:(なぎが 目立つ なんて言うようになるなんてな




そしてオーディションは終わり結果発表の時期になり

和:お兄ちゃん結果でたよ!


〇:お!どうだった?

和:なんとね......

和:合格だった!

〇: まじかぁ!!! やったな!

和:自分でも信じられないよ!

〇:おめでと

和:ありがと!

和:それでね!面接の時に言われたんだけど、「綺麗なメイクの仕方だね」って褒められたの!


〇:お、それは嬉しいなぁ

和:それでね!それでね!メイクのことなんだけどね

〇:うん

和:お兄ちゃんにメイクをしてもらったって言ったら......

和:乃木坂のメイク担当さんになってほしいって言われたっ!

〇:えぇぇぇぇっ!?


それからの生活は......和だけでなく〇〇の生活をも変わることになった

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